#はじめに
FPGAを弄りたくてUbuntu 20.04.3 LTSにVitis/Vivadoをインストールした時のメモです。
#OSとVitis/Vivadoのバージョン
OS | Ubuntu 20.04.3 LTS |
---|---|
Vitis/Vivado | 2019.2 |
##Vitis/Vivadoのバージョンについて
2021年12月29日現在におけるVitis/Vivadoの最新版はML Edition 2021.2です。
ML Edition 2021.2のインストールに必要なディスク容量はフルインストールで
・Download Size : 64.48GB
・Disk Space Required : 257.37 GB
対象デバイスをZynq-7000とSpartan-7に絞っても
・Download Size : 50.34GB
・Disk Space Required : 166.93GB
なのですが、空き容量不足だったので断念。
あと、参考にしたサイトが2019.2をインストールされていたのでそちらに合わせました。
#参考サイト
基本的に下記の2つのサイトの合わせ技です。
[参考サイト 1]
Vivado のインストールと使いかた (3) HLx Edition WebPACK の概要とインストール (Linux編)
https://www.acri.c.titech.ac.jp/wordpress/archives/3403
[参考サイト 2]
Ubuntu20.04にVitis IDE2021.1とVivado ML2021.1をインストール
https://phys-higashi.com/2094/
#インストールと起動
インストール方法は基本的に[参考サイト 1]に従います。
Ubuntu 20.04.3 LTSは対象OSではないため警告のポップアップが出ますが、[Continue]を押せば継続できます。
インストールする開発環境の選択で[参考サイト1]ではVivadoを選択していますが、VitisをインストールすればVivadoもインストールできます。
インストールや設定が終われば、下記のコマンドを実行します。
$ sudo apt install libtinfo-dev
$ sudo ln -s /lib/x86_64-linux-gnu/libtinfo.so.6 /lib/x86_64-linux-gnu/libtinfo.so.5
上記のコマンドを実行せずにVivadoを起動しようとすると下記のエラーが発生して起動できません。
application-specific initialization failed: couldn't load file "librdi_commontasks.so": libtinfo.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
ここまでの作業を完了し、下記のコマンドを実行すればVivadoがGUIで起動します。
$ vivado