どうも、アイクラフトの村上です。まだまだLibreOffice Advent Calendar 2019の空きがあったようなので、13日目にエントリーさせていただきました。多分、誰も書かないようなネタはないかと考えて、普段思うところとともに、Windows StoreでLibreOffice Vanillaを購入してみた体験を出してみたいと思います。前日12日分は野方さんのLibreOfficeの初期設定を変更したい場合はどうする?でした。
はじめに
LibreOfficeはフリーでオープンソースのソフトです。フリーというのは「自由に使える」という意味合いであり、「無料で入手できる」というわけではないのですが、実際のところは「無料で入手できるからフリーソフト」という認識の人が多いように思います。
しかし、実際にソフトを開発するにあたってはエンジニアが膨大な工数をかけており、中には業務としてコードのメンテナンスをしている人を雇う会社もあります。LibreOfficeにおいては、CollaboraやCIBのような会社がそうです。
そうしたことを勘案すると、LibreOfficeにまつわるところにしっかりお金を落として、エコシステムを回すこともLibreOfficeの支援になるのではないでしょうか。
昨年おがさわらさんが紹介された記事のように、TDFのような中立的なところに寄付をして、いろいろなところにお金が回るようにするのも一つ。また今回の記事のように、LibreOfficeを支援する企業にお金を落とす手段を取ることも一つだと思います。ただ付け加えると、LibreOffice Vanillaの収益はTDFへ還元する方法も考えられているとのことです。
あと、今回この記事をまとめるにあたって実際にWindows Storeを見てみたのですが、適当にビルドしたと思しきものも多く、それであればきちんとした会社から出ていて、本当に開発者に還元されるルートがわかっているもののほうがいいじゃないですか。というわけで、一人でも多くの人がコミュニティにお金が回っていく方式を紹介したいと思いました。
なので、今回はWindows StoreからCIBが提供するLibreOffice Vanillaを購入するまでの手順をまとめてみました。
##購入までの手順
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マイクロソフトアカウントの入力を求められるので、マイクロソフトアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。マイクロソフトアカウントがない人は、おそらくここでアカウント作成を求められるのではないかと。
制限事項
User Interfaceを広げてみても"Japanese"はありません。
「Default Languege for Documents」のデフォルトは"Chinese(simplified)"となっているので、"Japanese"に直しておきましょう。
結論
現時点ではメニュー他UIを日本語にできる、TDFからダウンロードするバージョンのほうがいいのですが、日本からお金出して買ってくれる人が多くなり、日本語にまつわる不具合を報告することで、改善される可能性は十分にあります。気が向いた人はお金を出してみてもいいのではないでしょうか。