この記事はphp開発環境の管理に超便利なLaravel Forgeの始め方 (中)の続きです。
SiteをGitレポジトリと連携する
SiteをGitレポジトリと連携してみたいと思います。今回はButbucketと連携することにします。
まずは、My AccountにBitbucketを連携する必要があります。Connect To Bitbucketをクリックすると、必要に応じてBitbucketの認証画面が表示されるので、ログインしてOAuth連携を済ませてください。認証が済むと、BitbucketのOAuth連携アプリケーションにLaravel Forgeが表示されます。
Site設定のAppsからGit Repositoryをクリックして、Repositoryを追加します。
Repositoryは User名/レポジトリ名 の形式で入植します。composer installが必要なプロジェクトの場合には、Install Composer Dependenciesをチェックしましょう。
正しく接続できると、デプロイ画面に遷移するので、Deploy Nowでデプロイが実行されます。Bitbucketのmasterブランチにコミットされた時に自動的にデプロイされるよう設定することも出来ます(Enable Quick Deploy)。
デプロイスクリプトも表示されているので念のため確認しておいた方が良いでしょう。(レポジトリはsiteのルートに展開されるようなので、public等のパスはレポジトリ内に反映させおく必要があります)
その他のオプションは説明を読めば理解できると思いますが、Laravel ForgeのTrigger URLにアクセスすることで外部からデプロイを走らせたり、デプロイが終わった後に外部のWebhookをキックするようなことも出来るようです。あとは、DNSにIPを通せば無事アクセス出来ました。
SSLに対応する
SSL対応もLaravel Forgeを使うと簡単です。通常の認証局用のCSRを作成するのも、証明書を登録するのも管理画面から出来ますが、ここでは無料でSSL化が出来るLetsEncryptを使ってみましょう。
サイトの設定からSSLに行き、LetsEncrypt(Beta)を選択すれば、後はドメイン名を入れて待つだけです。
ステータスがActiveになったらサイトにアクセスしてみて下さい。HTTPは自動的にHTTPにリダイレクトされる設定になっているようです。
その他の機能
その他にも管理画面でコントロールできる便利な機能が揃っているので、phpサーバー管理に苦労しているサバ管にお勧めです。
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サーバーの設定
- SSH公開鍵の追加
- Max Upload Sizeの設定
- OPCacheの設定
- PHPのアップグレード
- データベース/データベースユーザーの管理
- Scheduler (cron) の管理
- カスタムDaemonの管理
- firewall(OS)の管理
- モニタリング (Blackfire.io, Papertrail連携)
- サーバー情報の第三者への移管
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サイトの設定
- WordPressの自動インストール
- Gitレポジトリ連携 (GitHub, Bitbucket, GitLab, カスタム)
- 自動デプロイ/ウェブフックの管理(Composer install対応)
- 環境変数ファイル (.env) の編集
- Que (Worker) の管理 (redis)
- SSL設定 (LetsEncrypt対応)
- サイトのリダイレクト設定
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チームの管理 (BUSINESSプランのみ)
- サークル(グループのようなもの)の管理
- メンバーの招待(サークルメンバーは無料)
- 各サークルとメンバー/サーバーとの紐付け
Let's Enjoy Server Management !!
本記事のリスト
- php開発環境の管理に超便利なLaravel Forgeの始め方 (上)
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