概要
電源プランの切り替えを複雑なコントロールパネルからではなく、デスクトップから一発で切り替え出来るショートカットを作成します。
一つ一つ手で作ることも可能なようですが、WBEMから設定を抜き取ったほうが確実でしたのでVBスクリプトを使います。
なお、カスタム設定をショートカット化する場合は、スクリプト実行前に電源コントロールパネルから作成しておく必要があります。
スクリプト
Option Explicit
Dim oQrys,oItm
Dim oWsh,oSC,oProp,oFN,oGUID
Set oWsh = CreateObject("WScript.Shell")
Set oQrys = CreateObject("WbemScripting.SWbemLocator").ConnectServer(,"\Root\CIMV2\power").ExecQuery("Select * From Win32_PowerPlan")
For Each oItm In oQrys
oGUID = oItm.InstanceID
oGUID = Mid(oGUID,InStr(oGUID,"{")+1)
oGUID = Left(oGUID,InStr(oGUID,"}")-1)
oFN = oWsh.SpecialFolders.Item("Desktop") & ".\" & oItm.ElementName & ".lnk"
Set oSC = oWsh.CreateShortcut(oFN)
oSC.TargetPath = "powercfg.exe"
oSC.Arguments = "/setactive " & oGUID
oSC.WindowStyle = 7 'Minimized
oSC.IconLocation = "powercpl.dll,0"
oSC.Description = oItm.ElementName
oSC.Save
Next
使用方法
- コントロールパネルから電源プランを追加、編集する
- 電源プランショートカット作成スクリプトを保存
- スクリプトを実行
- 電源プランショートカットの利用
電源プランの作成
変更したい電源プランを事前に作成しておきます。
最近のWindows10では「バランス」しか登録されていないため、この状態でショートカットを作成してもあまり意味がありません。
ショートカットカット作成スクリプトを保存
スクリプトを拡張子vbsとして保存してください。
スクリプトの実行
管理者権限で実行したコマンドプロンプトから
cscript MakePowerCfgSC.vbs
という感じにスクリプトを指定して実行して下さい。
Windows10等ではセキュリティが強化され、スクリプトのダブルクリックによる実行(管理者権限無しで実行)が出来ません。
powercfgコマンドに適切なスイッチを追加したショートカットが、電源プランの数だけ作成されます。
必要なものだけを拾って適切な場所に配置してお使い下さい。
電源プランショートカットの作り方
電源プランショートカットをダブルクリック等で実行すると、即座に電源設定が切り替わります。