技術的問題と適応課題の違い

書籍『最難関のリーダーシップ』(ロナルド・A・ハイフェッツ (著), マーティ・リンスキー (著), アレクサンダー・グラショウ (著), 水上雅人 (翻訳) /英治出版)の読書メモです。

１．この記事で伝えたいこと

• 技術的問題と適応課題の違いを取り違えると、根本解決を目指しているはずが一時的な対処療法をずっと続けていく末路が待っていたりする。

対処療法の否定ではありません。

２．技術的問題と適応課題の違い

対象	定義	イメージ例(会社統合時)
技術的問題	既存の知識（専門知識、手続き、実行方法）で解決	会計システムの一本化
適応課題	人々の優先事項、信念、習慣、忠誠心を変えて解決	文化の融合

ただし現実の問題は技術的問題と適応課題が混ざり合ってることが多い。

３．取り違えると発生する不具合

• 根本解決を目指しているはずが一時的な対処療法を繰り返しやっているに過ぎない、というケースが生まれる。