書籍『最難関のリーダーシップ』(ロナルド・A・ハイフェッツ (著), マーティ・リンスキー (著), アレクサンダー・グラショウ (著), 水上雅人 (翻訳) /英治出版)の読書メモです。
「第3部 システムを動かす」の「10章 政治的に行動する」についてです。
1.政治的思考とは
組織のメンバーの関係性、懸念を理解すること
2.なぜこの考え方が必要なの?
適用を要する変革をリードするときに、人間の複雑さを無視すると成功の可能性が激減するから。
政治的に行動し、人々をまとめあげ動かしていくことが重要。
結局人が動かないと物事は成功しない。
3.政治的に行動するとは?
自分自身の権威の限界と関係者の利害を認識し、組織内の権力や影響力のネットワークを利用する。
- 「政治的行動」の6つの指針
- 非公式な権威を拡大する(リスクがあっても進められる)
→人間関係、信頼関係強化が重要 - 協力者を見つける(1人の能力には限界あり)
- 敵対者とつながりを持つ
- 権威を持つ人を、取り仕切る
- 犠牲になる人たちの責任を負う(変革には犠牲が伴う)
- 反対意見を否定せず、引き入れていく
- 非公式な権威を拡大する(リスクがあっても進められる)
4.実践練習例
- 下記5つのグループについて、周りの状況を整理し、戦略を立てる。
①協力者②敵対者③権威者④犠牲者⑤反対者- どれに当てはまるか?
- なぜそう思ったか?
- 「犠牲者」は何を失うことになるのか?
- 「反対者」が恐れていることは何か?
書籍にはワークシートが記載されているのでぜひ参考にしてみてください。