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AI、クリエイティブ、デザイン/アート思考あたりの整理。

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1.AIとクリエイティブについて

・ちょっと前は「クリエイティブの職業はAIに取って変わられない」と言われていた。
・ところが今はハリウッドでデモが起きるほど。
 →AIが生成した写真もグランプリを受賞する事例もある。
 (しかも人物のロケーションフォトを撮影するとき、これまでは3500ドル掛かっていたものがわずか170ドルで済む(スタイリストさん、ロケ地手配、カメラマン・・・諸々がカットできる))
  →ただ、AIが生成したものを「クリエイティブ」と呼ぶかはまだ議論が必要。

2.人とAIの共存

・人とデジタルの役割や事業を0-10までに段階にわけてみる(ハーバード大学竹内弘高教授, 2017)

段階
(0開始)
誰の領域?
0-1 Humans
1-9 Machines/AI
9-10 Humans

最初のとっかかりと最後の判断は人の領域。その間がAI。
 →人間がやるべきことがはっきりしてきた、と言える。
 →人の領域での大事なことは?
   ・最初のとっかかり=無から有を生み出すこと
   ・判断=完成、美意識を高めること

ChatGPTでも、あいまいな質問だとあいまいな回答が返ってくる。
進める上での始まりは人の創造。

・事例
AIがアウトプットした素材を使った長編CM コカ・コーラのReal Magic。
プロンプトを受けてAIが作画。そこからの取捨選択、最終FIXは人が行った。
 →品質を上げるには美意識やセンスが「まだ」必要な領域。(0-1,9-10のところ)

3.そもそもクリエイティビティとは?

デジタルハリウッド大学のサイトによると下記のように説明されています。

クリエイティブとは、一言で表すと「創造的」であることです。想像力に富んだ新しいアイデアを、現実のものにすることを意味します。誰かの真似や模倣ではなく、他にはない発想で何かのアウトプットが生み出された時、私たちは「クリエイティブだ」と感じます。

4.デザイン思考はもう古い?VUCA時代に求められる思考方法とは?

・今頃経産省がデザイン経営と言っていて、これは疑問に思う。
・デザイン思考とアート思考は真逆の発想。
 →デザイン思考は人間起点。人(世の中)を観察する。
  アート思考は、自分起点で世の中に問う。
  →アップルのSteve Jobsはデザイン思考でもマーケティング思考でもなく、アート思考。ユーザーテストもしたことがなく(=観察しない)、発表で世間を驚かせるのがスタイル。
 「あったらいいな」の妄想思考がないと時代に追いつけない。

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