1.この記事の背景
PM試験を勉強するなかで、「サーバント・リーダー」という言葉を知りました。
新しい言葉だったので整理してみようと思います。
2.「サーバント・リーダー」とは
人材育成サービスでおなじみの「kaonavi」によると、
下記のように説明されています。
サーバントリーダーシップとは「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えのもとに生まれた支援型リーダーシップのことで、部下の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くといったスタイルのリーダーシップです。
「奉仕」というのがポイントです。
3.従来のトップダウンリーダーとの違い
いろんな記事を読んで、私見をまとめてみました。
リーダーシップ | 支配型 | サーバント |
---|---|---|
型 | トップダウン | ボトムアップ |
端的に言うと | 私の言う通りにしろ | みんなで考えてやってみよう |
相談されたら | 具体的な指示を出す | 逆に問いかけて考えさせる |
メリット(PJ) | 短期間で結果が出せる | リーダーの想定範囲を超えたものが出来上がる |
メリット(リーダー) | 想定外が起こりにくい | メンバーの成長が感じられる |
メリット(メンバー) | 短期間で型を覚えられる | 自分で考えられるようになる |
デメリット(PJ) | PJを通しての自主性育成は難しい | 完工までに時間がかかる |
デメリット(リーダー) | メンバーと信頼関係構築が難しい | PJ以外の管理(メンバーの教育)に工数を取られる |
デメリット(メンバ) | 自主性が育たない | 自主性がないと動けない |
メンバーの意識 | 指示通りにやろう | 自分で考えよう |
リーダーに特に必要なこと | 先導力、牽引力 | 忍耐力 |
4.リーダー像と求められるもの
支配型とサーバントを整理してみました。
リーダーの形はどんどん変わっていっており、シェアドリーダーシップというものもあります。
※こちらの記事に詳しく説明されています(『MarkeTRUNK』)。これはメンバー自身もPJに対して影響力を持つ、というさらに進んだものになります。
この記事を読んで思ったのが、ジョブ型が前提としてでないとなかなか難しいのかなと。。
判断にはある程度経験値(経験知)が必要になります。経験値がないのに「どうしたい?」と聞かれても困ります。そこはリーダーの技術が必要になるところだと思います(サーバント型×支配型、とかハイブリッドがいいのではないかと思います!)。
良い雰囲気でお仕事できますように!