1.この記事の背景
私の会社では長時間労働者には産業医面談のお知らせが来ます。
2.産業医面談とは
まずは言葉の定義から。
産業医による面談は、従業員の心身の健康管理を主な目的としています。健康診断後に必要な場合や、ストレスチェックで高ストレス者であった場合のほか、休職や復職の際に専門的な判断として行われることもあります。徐々に起こる身体の変化は本人や周囲が気付かないこともあるため、専門的な立場から従業員と企業の双方に助言を行うために大切な取り組みです。
2.どういうときに面談があるの?
主には下記です。
・会社の健康診断で要指導があったとき
・長時間労働があったとき
3.一般的な面談までの流れ(長時間労働の場合)
(1)会社(人事)から本人に面談の案内がくる(強制ではない)
(2)本人から会社に希望の旨の連絡をする
(3)日程調整する
(4)産業医と面談する(産業医と本人の1対1)
(5)産業医から会社へ内容が報告される
→(4)の内容で会社に伏せてほしい旨伝えると秘密は守られる(守秘義務)
会社が是正すべきことがあれば、産業医から伝えられる
4.産業医面談の流れ(私の場合)
(1)長時間労働した(1か月で70時間の残業)
(2)人事からメールでお知らせがくる
→全然強制感はない。
過去はスルーしていたが、上司が体調を崩しているのをみたり、
産業医の先生が交代になると聞いて、1回は受けてみようという気になった。
(3)ZOOMのURLが送られてくる。面談は30分。
私の前も後も予約が入ってた(盛況・・・?)
(4)30分お話。特に資料投影とかはなく、質問に答えていく形。
(5)会社への報告内容を簡単に告げられ、同意して終わり。
<たぶん報告されたであろう内容(内容自体は私には連携されませんでした)>
・健康上に問題はない。
・寝るのが遅い。
・本人から会社へのリクエストは特にない。
・会社への指導事項なし(引き続き環境整備を、ぐらい?)。
5.具体的に聞かれたことと得られた知見(私の場合)
定型文の質問でした。これじゃあちょっと、、と思い、こちらからも質問して知識を深めることにしました(健康の類はネットでググっても見解があるので専門家の意見も聞いてみようと思いました)
・まず最初は睡眠について。
毎日寝れていますか。どれくらいですか。
→一定以上の睡眠時間は重要だけど、短くても決まったリズムだったらいいらしい。
「リズム」が大事。
・次に生活習慣について。
飲酒。タバコ。日々の運動の状況。
→筋肉は正義らしいです。いいことづくし。
これを聞いてyoutubeをみてエクササイズをやったのですが2日しか続かなかった・・・
・趣味について。
趣味はありますか。
→エンジニアあるあるですが、仕事も趣味なのですよねー。
「休みの日も仕事のことを考えていますが、苦ではないのです」といったところ、
風船をふくらませて同じところをずーっと棒でつつている状態だからよくない、とのこと。
4.面談を受けた上でわかった面談のメリット(めっちゃ私見)
案件を抱えていたら、なかなか面談の時間は取れないと思います。
(取れる時間があったら長時間労働になってない・・・)
ただ、業界の違う人と話す、という息抜き+何かアドバイスもらえる、というのはたった30分だったら結構一石二鳥な部分があるのではないかと思いました。
しかし面談を受けると要チェック人物(ケアしないといけない社員)のリストに入る可能性もありますので、そのあたりは上司などに確認したほうがいいかもしれません。
そもそもの目的が労働状況改善なので、当然直属の上司にも面談内容は伝わります。
(私の場合、睡眠時間の短さが上司の知るところとなりました)
もうちょっと気軽にできたらいいのになとは思いました(早期改善にもつながります)。