【Power Apps】導入する際の課金プラン
Power Apps を導入する際の課金プランには、主に『アプリ単位』、『ユーザー単位』、『従量課金』の 3 つの種類があります。また、その上位のプランとして、Power Apps Premium のプランがあります。
また、Dynamics 365 および Microsoft 365 / Office 365 の一部のライセンスには、Power Apps の限定的な機能 (Power Apps Basic) が含まれています。
それぞれのプランには特有のメリットとデメリットがあるため、導入する際には自社の利用状況やニーズに合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。
Power Apps から独立した Power Pages については記載しません。
1. アプリ単位のライセンス
アプリ単位のライセンスでは、個々のユーザーが特定の環境で 1 つのカスタムアプリを実行できます。このライセンスは、アプリごとにライセンスを付与したい企業に最適で、柔軟にライセンスを追加できます。少数のアプリしか利用しないエンドユーザーに対して、魅力的なライセンスオプションです。
メリット:
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コスト管理が容易:月額固定料金制で、1 つのアプリを 1 人のユーザーが利用する場合、コストが明確です。
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予算計画が立てやすい:毎月の費用が一定なので、予算計画が立てやすいです。
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コスト効率:少数のアプリしか必要としない場合、低コストで始められます。
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柔軟性:特定の業務シナリオに特化したアプリを少人数で利用する場合に最適です。
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試験運用に最適:Power Apps の機能を試したり、概念実証を行う際に便利です。
デメリット:
- スケーラビリティの制限:複数のアプリやユーザーが必要な場合、ライセンスを追加する必要があり、コストが増加します。
- アプリ数の制限:アプリごとにライセンスが必要となるため、アプリ数が増えるとコストが増加します。
- 容量制限:Dataverse へのフルアクセスが可能ですが、容量が制限されているため、大規模なデータ管理には不向きです。
- 追加ライセンスの必要性:高度な機能を利用するには、追加のライセンスが必要になる可能性があります。
2. ユーザー単位のライセンス
ユーザー単位のライセンスでは、1 人のユーザーが複数の環境で、複数のカスタムアプリの実行、複数の Power Pages Web サイトにアクセスできます。このライセンスは、アプリの数に制限気にせずに使用したい企業に最適で、使用するユーザー数に応じてライセンスを追加できます。
メリット:
- 柔軟性:1 人のユーザーが複数のアプリを利用できるため、アプリの数に制限がありません。
- コスト効率:多くのアプリを利用するユーザーにとっては、コスト効率が高いです。
- 無制限のアプリアクセス:ユーザーは組織内のすべてのカスタムアプリに無制限にアクセスできます。
- データ管理:Dataverse へのフルアクセスが可能です。
デメリット:
- ユーザー数の増加によるコスト増:ユーザー数が増えると、その分コストも増加します。ユーザー数によっては高額になる可能性があります。
3. 従量課金プラン
個々のユーザーが 1 つのカスタム アプリを実行できます。このオプションは、月に 1 回以上 1 つの Power Apps アプリにアクセスするユーザーの使用分だけを従量課金で支払いたい企業に最適です。
メリット:
- 使用量に応じた課金:実際に使用した分だけ課金されるため、無駄なコストが発生しません。
- 柔軟な利用:必要なときにすぐに利用でき、ライセンスの増減手続きが不要です。
デメリット:
- コストの予測が難しい:使用量によってコストが変動するため、予算計画が難しい場合があります。
4. Power Apps Basic
- Power Apps Basic は、Microsoft 365 / Office 365 の一部のライセンスに含まれる限定的な使用権です。これにより、ユーザーは Microsoft 365 サービスを連携、カスタマイズして生産性を向上させることができます。
- ※Microsoft 365 / Office 365 の一部のライセンスには、Power Apps の他に Power Automate、Copilot Studio for Teams 及び Dataverse for Teams の使用権が含まれます。
メリット:
- 柔軟性:1 人のユーザーが複数のアプリを利用できるため、アプリの数に制限がありません。
- データ連携:その他の Microsoft 365 サービスとの連携が容易です。
- コスト効率:多くのアプリを利用するユーザーにとっては、コスト効率が高いです。
デメリット:
- ユーザー数の増加によるコスト増:ユーザー数が増えると、その分コストも増加します。
- データ管理:Dataverse へのアクセスは Dataverse for Teams のみです。
5. Power Apps Premium
このライセンスを取得したユーザーは、無制限でカスタムアプリを実行でき、無制限の Power Pages にアクセスできます。ユーザー単位で付与するライセンスです。
メリット:
- 柔軟性:1 人のユーザーが複数のアプリを利用できるため、アプリの数に制限がありません。
- コスト効率:多くのアプリを利用するユーザーにとっては、コスト効率が高いです。
- 高度な機能:Basic プランでは使用できない、プレミアムコネクタなどの高度な機能をフルに活用できます。
デメリット:
- 料金:他のプランより料金が高めに設定されています。
- ユーザー数の増加によるコスト増:ユーザー数が増えると、その分コストも増加します。
料金一覧
2025 年 2 月版
参考サイト