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devise_token_auth使用時のundefined method `downcase' for nil:NilClassについてまとめる

Last updated at Posted at 2023-05-24

プログラミング初心者の備忘録です。間違いなどがあれば気軽にコメント下さい。

概要

エラーの解決自体はググればすぐ出てきました。

config/initializers/devise_token_auth.rb
# Makes it possible to change the headers names
  config.headers_names = {:'access-token' => 'access-token',
                         :'client' => 'client',
                         :'expiry' => 'expiry',
                         :'uid' => 'uid',
                         :'token-type' => 'token-type',
                         # 追加↓
                         :'authorization' => 'authorization'}

参考URL↓↓↓

内容が気になったので、自分用にまとめてみました。

理由

GitHubのissueに答えがありました。
https://github.com/lynndylanhurley/devise_token_auth/pull/1534

Added Authorization header with bearer token defined in RFC 6750
related issues: #1522 #902 #1487


RFC 6750で定義されたBearerトークンを使用したAuthorizationヘッダを追加した
関連 issue #1522 #902 #1487

とのことで、devise_token_authのバージョン1.2.0から1.2.1になる際にRFC 6750に準拠するためにAuthorizationヘッダを追加したとのことです。

RFCとは

インターネットのさまざまな技術、約束事、コミュニティで共有すべき事柄を記録するための文書データベース。

インターネット技術ををある程度標準化しましょう、っていうことなんですね。

こちらがRFC 6750の日本語訳です。
2.1. Authorizationリクエストヘッダフィールドの項を見てみると

クライアントが署名無しトークンを伴う認証されたリクエストを送信する際には, Bearer HTTP認可スキームを用いたAuthorizationリクエストヘッダフィールドを使用すべきである (SHOULD). リソースサーバはこの方法をサポートしなければならない (MUST).

ここに準拠するためにauthorizationを追加したんですね。

Authorizationヘッダとは

HTTP の Authorization リクエストヘッダーは、ユーザーエージェントがサーバーから認証を受けるための証明書を保持し、ふつうは、必ずではありませんが、サーバーが 401 Unauthorized ステータスと WWW-Authenticate ヘッダーを返した後に使われます。

認証情報をサーバに送るためのものってことね。

なぜエラーになるか?

config/initializers/devise_token_auth.rb
# Makes it possible to change the headers names
  config.headers_names = {:'access-token' => 'access-token',
                         :'client' => 'client',
                         :'expiry' => 'expiry',
                         :'uid' => 'uid',
                         :'token-type' => 'token-type',
                         # 追加↓
                         :'authorization' => 'authorization'}

この設定はヘッダーの名前を変更するものですが、この設定で明示的に指定したヘッダー名以外のものは認証ヘッダーとして認識しなくなります。(そういう用途で使うために:'access-token' => 'access-token'と同じ名前なんですね)
なので、今回authorizationが追加されたので、この設定を使う場合は明示的にauthorizationを指定する必要があるわけです。

まとめ

・devise_token_auth1.2.1のバージョンでRFC 6750に準拠するためにauthorizationというヘッダが追加された。
・authorizationひとつでaccess-token , token-type, client, expiry, uidの情報と同じ働きをする。
・1.2.1のバージョンではaccess-token , token-type, client, expiry, uidのデータとauthorizationが両方送られている。
・config.headers_namesを使う場合は明示的にauthorizationを指定する必要がある。

余談

cookie_enabled: trueにした場合はauthorizationは送信されないそうです。

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