統計解析ツールIBM SPSS Statisticsの情報発信です。
28.0.1がリリース(2021.11.9)されました。
新機能をご紹介します。
Version 28.0.1の新機能
対応OS
・macOS 12およびM1 Chipへの対応
・Windows 11への対応
統計処理と機能拡張
・カーネルリッジ回帰(Kernel Ridge Regression)
・検定力分析:信頼区間による精度への対応
・検定力分析:統計量から効果量を求め検定力を算出
・混合モデル線型で疑似R2乗を出力
・ピボットテーブルのヒートマップをサポート
操作性の向上
・ワークブックのコンテクストメニュー、エラーペインのサポート
・ライセンス管理メニューの強化
カーネルリッジ回帰
分析メニュー>回帰>カーネルRidgeが追加されました。
メニューを選択すると最初に拡張ハブからのダウンロードに誘導されます。
選択して拡張モジュールをインストールするとカーネルRidge回帰が実行できます。
検定力分析の機能拡張
・信頼区間による精度への対応
分析メニュー>検定力分析のすべてのメニューで、推定値にサンプルサイズ、検定力が選択できるようになりました。
・統計量から効果量を求め検定力を算出
分析メニュー>検定力分析のほとんどのメニュー(平均>一元配置分散分析と回帰分析>1変量の線型回帰を除く)で信頼区間に基づきサンプルサイズが推定できるようになりました。
線型混合モデルで疑似R2乗を出力
分析メニュー>混合モデル>線型の結果に決定係数 疑似R2乗が出力されるようになりました。
ピボットテーブルのヒートマップをサポート
①出力のピボットテーブルをダブルクリックして、編集モードに
②セルを選択して、右クリック
③色スケールを選択
④好きな色を選んでOKをクリック
ワークブックのコンテクストメニュー、エラーペインのサポート
ワークブックは、v28から新しく追加された出力ファイルの形式です。
編集メニュー>オプション 全般タブ アプリケーションモードでワークブックは選択できます。
ライセンス管理メニューの強化
ファイルメニュー>ライセンスの管理を選択すると有効期限や更新日、ライセンス情報が得られるようになりました。
まとめ
ぜひ、お試しください。