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git branch と tag の使い分け

Last updated at Posted at 2020-07-21

git の branch と tag の使い分けが気になったので、Kubernetesプロジェクトを例に、整理してみた。プロジェクト毎の決め事だと思うので、必ずしもこの方法が正しいという訳ではない。一つの参考として見做して欲しい。

branch とは

ブランチとは、開発の本流から分岐し、本流の開発を邪魔することなく作業を続ける機能

tag とは

タグとは、歴史上の重要なポイントに印をつける機能です。よくあるのは、この機能を (v 1.0など) リリースポイントとして使うこと。

Kubernetesプロジェクトでの branch と tagの使い分け

このプロジェクトでは、全てのリリースの中で最新のコードが、masterにある。そして、各リリースで保守されている最新コードが、release-x.xx にある。例えば、git clone http://https://github.com/kubernetes/kubernetesgit clone -b release-1.19 http://https://github.com/kubernetes/kubernetes として ローカルにクローンしてビルドしても、動作するバージョンをビルドすることはできない。つまり、開発途上のコードだからである。

tagは、v1.18.4 や v1.18.5 など、それぞれの マイナーバージョンの下のパッチバージョンに対して、tag が設定される。この tag を利用してクローンするには、git clone -b <tag名> http://https://github.com/kubernetes/kubernetes としてクローンされる。 または マスターをクローンした後、git checkout -b v1.18.4 などとすることで、タグが付与された時点のコードを使用できる。これによって、リリースされた時点のコードを取得できる。

ブランチのリストを表示した様子

s-branch.png

タグのリストを表示した様子

s-tag.png

まとめ

branchは、その名の通り、分岐を意味する。そのため、branch を作成した後、branch に対して、更新を続けていくことができる。一方、tag を指定して branch のようにクローンやチェックアウトができても、しかし、tag に更新を加えることは出来ない、いわゆる スナップショットのような存在とみなせる。

参考資料

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