はじめに
前回に引き続きCopernicusネタです。
今回はもう少し実用的に、KarmaとCopernicusを組み合わせて使う際にSlap Compという機能が便利だったので紹介です。
本記事で使用しているバージョンは20.5.278
です。
ベースシーン
Slap Comp Import
CopNetを作成し、Slap Comp Blockを作成します。
Slap Comp Importは最後にビューポートのKarmaでレンダリングした結果を見ることができます。
Slap Comp Importにディスプレイフラグを立てた状態で、
SolarisでKarma CPUやXPUのビューにしてグリグリ動かすとComposite Viewもリアルタイムで更新されていることが分かります
Karma Render Settingsで設定したAOVをCopernicusに渡すことができます
試しにNとShadowを追加します
Slap Comp ImportのAdd AOVs from Last Render
をクリックすると、NとShadowが追加されます。
Composite ViewからそれぞれのAOVを見ることができます。
SolarisでSlap Compを表示する
適当にBlockの中でコンプを作ります
Block EndのRegister as Slap Comp Block
にチェックが入っていることを確認します
ちなみにコンプをコンパイルできる場合はEnable Comiling
を有効にしたほうが速いです。
SolarisのScene View右側のバーにある赤丸のボタンをクリックすると、Copernicusと同じコンプが表示されます。
おわりに
ルックデブが捗りそうです
VEX ShaderやMaterialXはあまりNPR表現に強くない印象なので、Copernicusも活用していきたいです
参考文献