人間は単調であることに飽きる生き物である
人間が作り出すユーザーインターフェースは、非常に機能的にできているのですが、裏を返せば単調です。
特にVSCodeで作業をしているとき、配色テーマなどを時折変えて気分転換なんてことは私は良くするのですが、それって色が変わるだけでデザイン自体は大して変わりません。
私の趣味は釣りなのですが、ウキって釣れないときでも(もちろん釣れればもっといいですが)ずっと眺めていられるものなのです。風で水面がゆらぎ、木々や草は非常に複雑な構造をしています。
太陽の温かみを感じたり、風を肌で感じたりそういった場所に身を置くこと自体が癒やしであるのです。
まずは単調なVSCodeを複雑にしてみましょう
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=shalldie.background
いわゆる「痛いIDE」を作ります。
"background.fullscreen": {
"images": [
"file:///c:/画像1パス",
"file:///z:/画像2パス",
"file:///x:/画像3パス",
"file:///d:/画像4パス",
],
"opacity": 0.1,
"size": "cover",
"position": "center",
"interval": 10,
"random": true,
}
これでランダムに好きなキャラがランダムに表示されます。これだけで大分、VSCodeと向き合いたくなり、仕事の意欲が増すというものです。
デスクに座り続けたいという環境を強化する
今までの作業デスクはこんな感じでした、一応ディスプレイの上に両面テープで好きなキャラのアクリルスタンドを固定しているのですが、不満な点がいくつか有りました。
- スペースが限られている
- フィギュア系など重みのあるものはおけない
- 背景となる壁紙が照明の具合で完全な白ではないのでイマイチ
メインディスプレイのポールの丈夫に若干の余裕があるのでなんとか棚的なものを作りたいなと思って色々Amazonやら探してもイマイチ。ティンとくるものが有りませんでした。
モニターアームを利用して棚を作るというアイデアは非常に面白いなと思いました。
実際に余っているモニターアームがあったのでそれも選択肢には入っていましたが、
- アクリルスタンドとかフィギュアみたいな軽いものにそこまでガッチリしたものを要らない
- 将来ディスプレイ増設する時に取っておきたい
など諸事情があってやめました。というかなんかDIYしたい欲が湧いてきたので自分で作ってみることにしました。
設計
設計とはいうものの紙に落書きしたようなものです。ちなみにポールの径は35mmなので間違っています。直径350mmのポールって…
というか全体的に寸法のオーダーが1つ増えてますね…横幅9mってw
普段センチメートル使ってる男がミリメートル単位使って通っぽさを出そうとして盛大にミスってるんですぅー
(なにぃーーー!やっちまったなぁ!男は黙ってインチ!男は黙ってインチ!
ちなみに奥行きは200(2000ではない!)から120に変えてます。つまりテケトーな設計図なわけですよ。はい
コメリ(ホームセンター)へGO
ちなみに私の担当アイドルの久川凪はホームセンターに行くとしばらく帰ってこないらしいという設定があります。
という話はおいておいて、実際に行ってみるとポールから平面に変換するものを探すのに非常に苦労しました。
というか私は見つけることができませんでした。
リフォームコーナーのおじさんに「こんな構造物を作りたいんですけど」と訪ねました。
色々メチャクチャな設計図を見て、んなもんねーよと思われたかと思いますが、多分見た目で馬鹿っぽい(実際もそうですが)から35の間違いだろと、非常に機転を利かせ下さいましたし、めんどくさそうな顔ひとつもせずに丁寧に案内してくださいました。
コメリのリフォームコーナーのおじさん、本当にありがとう。
タルキ止めクランプ(直交) (178円)
結果として店の中にはなくて、外の単管パイプ工具売り場に目的の物がありました。
注意点としてはこれ平面に変換する部分が回るタイプもあります。回らないタイプのものを買いました。
直径は「まぁこんなもんだろ」というノリで買いました。
これいくらすると思います?178円です。安すぎない?
スポンジゴム 5x300x300 (628円)
設計図の段階で察しがついていると思いますが、計測もチョー適当です。
まぁ、多分このぐらいの厚みがあれば直径が合わなくても止められるやろというノリで買いました。
結果として大正解の訳ですが、馬鹿は馬鹿なりに痛い経験をしまくっているので、こういう変な第六感的なものは非常に発達しているものなのです。
曲板 (278円)
曲げ板 (498円)
まあ要は棚っぺぇものを作りたいので骨組み的なものです。
皿小ねじ 4x20 (130円)
発泡スチレンボード 605x910x5 (1,680円)
要は台座、素材には結構悩みました。
自重でしなるようなものは駄目、重みのあるものはクランプの耐荷重に自信がなかったのでバランスの良さそうなこれにしました。
結論を先にいうと硬質発泡スチレンボードのほうが良かったと思っています。
合計3,392円なり
まぁすべての素材を使い切っているわけではないので、こういうのを実質的に~円と表現したほうがいいんでしょうけど、計算がめん(略
タルキ止めクランプをポールに固定する
スポンジゴムを適当に切って、噛ませてあげると…
1kg弱の荷重に余裕で耐えることができました。正直これはかなり意外でした。
釣りの話になりますが自分はリールのドラグ設定を体感である程度わかります。体感数キロ~数トンぐらいは普通に耐えられそうな感じでした。
摩擦は偉大なり。
台座の骨組みを組み立てる