この記事について
Androidアプリケーション開発について興味があるので、調べつつ、アウトプットとして記載をしたいと思います。
特に、4. アプリケーションの基本要素 について記載を進めていこうと思います。
また言語はJavaで書いていこうと思います。ですが、後々にKotlinでの記載も進めていきます。
Androidについて
Androidは、Googleが開発したオープンソースのモバイルオペレーションシステムです。主にスマートフォンやタブレットで使われており、世界中で非常に広く普及しています。
1. Androidの構成
Android システムは主に以下のコンポーネントで構成されています:
- Linux カーネル: Android の基礎は Linux カーネルで、メモリ管理、プロセス管理、ネットワークプロトコルスタックなどの基本的なシステム機能を提供します。
- ハードウェア抽象化レイヤー (HAL): ハードウェアと上位層のソフトウェア間のインターフェースを提供し、Android がさまざまなハードウェアに対応できるようにします。
- Android ランタイム (ART): Java バイトコードをネイティブコードに変換し、アプリの実行を効率化します。ART は、以前の Dalvik 仮想マシンに代わるもので、パフォーマンスの向上とアプリの実行速度を改善します。
- ライブラリ: Android はさまざまな C/C++ ライブラリを使用しており、これらはアプリケーションフレームワークに機能を提供します。たとえば、WebKit (ブラウザエンジン)、OpenGL (グラフィックスエンジン)、SSL (セキュリティ) などです。
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アプリケーションフレームワーク : 開発者がアプリを作成するための API とサービスを提供するレイヤーです。このフレームワークには、アクティビティマネージャ、リソースマネージャ、通知マネージャなどがあります。
アプリケーション: Android デバイスには、プリインストールされたアプリケーション (例: 電話、メール、ブラウザなど) と、ユーザーが Google Play ストアからダウンロードしたアプリケーションが含まれます。
2. Androidのアーキテクチャ
Androidのアーキテクチャは、主に次の4つのレイヤーで構成されています:
1. Linux カーネル: ハードウェア抽象化と基本的なシステムサービスを提供する。
2. ライブラリ & Android ランタイム: コアライブラリと ART を含み、アプリの実行環境を提供する。
3. アプリケーションフレームワーク: 開発者が利用できる API やサービスを提供する。
4. アプリケーション: ユーザーがインターフェースとして直接使用するアプリケーション。
3. 開発環境
Android アプリの開発には、主に以下のツールが使用されます:
- Android Studio: Google が公式に提供する統合開発環境 (IDE) で、アプリの設計、開発、デバッグ、テストを行うための機能が備わっています。
- Java または Kotlin: Android アプリは主に Java または Kotlin 言語で書かれています。Kotlin は Google によって公式にサポートされる言語で、Java に代わるモダンなオプションとして人気があります。
- Android SDK: アプリの開発に必要なライブラリ、ツール、およびサンプルコードを含むソフトウェア開発キットです。
4. アプリケーションの基本要素
Android アプリは以下の主要なコンポーネントで構成されています:
- アクティビティ (Activity): ユーザーインターフェースを構成する単一の画面。各アクティビティは、独自のライフサイクルを持ち、アプリの異なる部分を表現します。
- サービス (Service): バックグラウンドで動作するコンポーネントで、ユーザーインターフェースを提供せず、長時間実行される処理を行います。
- コンテントプロバイダ (Content Provider): アプリ間でデータを共有するためのメカニズムを提供します。
- ブロードキャストレシーバ (Broadcast Receiver): システム全体で送信されるイベントをリッスンし、他のコンポーネントに通知を送るために使用されます。
5. アプリのパブリッシングと配布
Android アプリは、通常、Google Play ストアを通じて配布されます。開発者はアプリをビルドし、テストした後、Google Play デベロッパーアカウントを使用してアプリを公開します。また、APK ファイルを直接提供する方法もありますが、セキュリティと信頼性の観点から Google Play を通じて配布することが推奨されます。