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CommonLispをREPLで書くための環境をWindows10上に構築した。

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これの続きな

何があった

いや、前の記事絡みでコード書けるのがコマンドプロンプト経由しかなかったんですよ・・・
あとWindowsSybsystem for Linux(WSL)試したはいいけど、デバイス使おうとするとWindows側のアプリケーション呼ばなきゃいけなくなってこれはソースコードを大幅改修しないとダメじゃね?となってしまったので、結局Windows上でEmacs使うことになりました。

ただLinux上で完結するのであればWSLはとっても有用だと思うので、「デバイスとの絡みが存在する」ケースのみWindows側でソースコード書く、という形に落ち着きそうです。

環境

毎度のことですが、

  • Windows10 Home 1903
  • オーディオIF RME Babyface

何したのか

  1. Roswellのインストール
  2. Emacsのインストール
  3. Roswell経由でSBCLをインストール
  4. Roswell経由でSLIMEをインストール
  5. Emacsの設定ファイル書き込み
  6. Emacs経由でSLIME起動

手順詳細

1.Roswellのインストール

https://github.com/roswell/roswell
落としてきて好きな場所に設置する。

2.Emacsのインストール

https://www.gnu.org/software/emacs/
Windows版のZipファイル落として好きな場所に展開。
日本語パスが無い場所に設置するほうがいいかもしれない。

3.Roswell経由でSBCLをインストール

コマンド:

ros setup

デフォルトの処理系を変更するのもOKだと思うけど自分はまったくやってません。

4.Roswell経由でSLIMEをインストール

コマンド:

ros install slime

これでroswellのフォルダにslimeが展開される。
コマンドの出力結果の最後にパスが表示されるのでこれを控えておく。

To use, add this to your ~/.emacs:
  (load (expand-file-name "C:/Users/[ユーザ名]/.roswell/helper.el"))

どうもユーザのプロファイルフォルダ内「.roswell」ってフォルダにRoswellの各種データが展開されるみたいです。

5.Emacsの設定ファイル書き込み

事前に一度Emacsを起動して終了してください。
そうすると専用のフォルダが作成されますので。

で、設定ファイルを書き込みたいところですが・・・
ここでつまずく人が割と多いのでは、と思いました。
というのは、

EmacsのLinux版とWindows版では、設定ファイル名が違うから

です。

Linux版Emacsで言うところの「.emacs.el」は、
Windows版で言うところの「C:\Users[ユーザ名]\AppData\Roaming.emacs.d\init.el」と同様です。

参考
https://nekonenene.hatenablog.com/entry/2015/04/09/082338
https://qiita.com/tadsan/items/a2018379ffaadf07a418

そもそも場所がわからん、という問題もありましたがこれで解決。

このinit.elに、4.で出力されたソースコードの記述を追加します。

6.Emacs経由でSLIME起動

Emacsでは、ショートカットは以下の形式で記載されます。

  • M-x = Alt+Mキー
  • C-c = Ctrl+Cキー
  • 単語 = その文字を入力

Emacs上で、下記のコマンドを入力するとSLIMEが起動します。
これでEmacs上でREPLが使えるようになります。すげえ便利。

M-x slime

ソースコードの解釈は、下記コマンドで行います。

C-c C-c

終わりに

Emacsの操作方法を覚えるのに時間がかかりそうですが、使えるとかなりプログラムが書きやすくなります。
実際コマンドラインで使ってたときの苦労が嘘のようだ・・・

ということで他に同じような環境を構築している人の参考になれば幸い。

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