9
3

REST APIとは?基本的な概念と利用方法

Posted at

前回の【備忘】APIとはでWeb APIの種類として【REST API】と【SOAP API】がある旨を記載しました。
今回はREST APIについて、調べてみたのでアウトプットがてら記載します。

結論

REST APIは、REST(Representational State Transfer)の原則に基づいて設計されたAPIのこと。
Webシステムを外部から利用するためのAPIであり、HTTPで定義するGET、POST、PUT、DELETEなどのリクエストでデータを操作できるもの。

詳細

RESTとは

RESTは、「Representational State Transfer」の略でシンプルなWebシステムの設計思想のことです。
Representational →具象化された
State →状態の
Transfer →転送

ザックリお伝えすると、具体的に状態を定義した情報のやり取りのような意味合いになる。

RESTの4原則とは

RESTには「RESTの4原則」というものがあり、これを満たすものを「RESTfulなシステム」と呼ばれる。

RESTの4原則は以下
1.統一インターフェース
2.アドレス可能性
3.接続性
4.ステートレス性

統一インターフェース

統一インターフェースは、あらかじめ定義・共有された方法でやり取りされること。

例えば、「GET・POST・PUT・DELETE等のHTTPメソッドでやりとりする」や「やり取りするデータはJSON形式にする」といったもの。
image.png

アドレス可能性

全ての情報が一意なURI(識別子)を持っていて、提供する情報をURIで表現できること。
このURIはUniformed Resource Identifierの略で、Webの場合は通常URLで与えられる。
image.png

接続性

やりとりされる情報にはハイパーリンクを含めることができる、というもの。
1つのリンクから別の情報にリンク(接続)することができて、RESTfulなシステム同士なら円滑に情報連携を行うことが可能

ステートレス性

ステートレス=状態がない
つまり、RESTでは「やりとりが1回ごとに完結する」ということ。

使用例

ソーシャルメディアAPI: TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアプラットフォームは、REST APIを使用してユーザーデータや投稿を取得したり、投稿を行ったりすることが可能

天気情報API: 多くの気象サービスプロバイダーは、REST APIを通じてリアルタイムの天気情報や予報データを提供している。これらのAPIを使用すると、アプリケーションやウェブサイトで天気情報を表示することが可能。

マップや地理情報API: Google MapsやMapboxなどのマップサービスは、REST APIを使用して地図データやルート情報を提供。これを使用すると、アプリケーション内で地図を表示したり、経路案内機能を実装したりすることが可能。

支払いゲートウェイAPI: StripeやPayPalなどの支払いゲートウェイサービスは、REST APIを使用して支払い処理を実施。これを使用すると、アプリケーション内で安全かつスムーズな支払い処理を実装することが可能。

クラウドストレージAPI: Amazon S3やGoogle Cloud Storageなどのクラウドストレージプロバイダーは、REST APIを使用してファイルのアップロードやダウンロード、ファイルの管理などを行うことが可能。

まとめ

REST API=RESTの4原則に則ったAPIである。

※参考情報
https://tech.012grp.co.jp/entry/rest_api_basics

9
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
3