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【備忘】認証方式について少し踏み込んで調べてみた

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近年、セキュリティの重要性がますます高まる中で、様々な認証方式が開発されています。
本記事では、主要な認証方式の種類やそれぞれの特徴について調べた内容をアウトプットがてら記載します。

(改めて)認証とは

利用者本人の確認を行うこと
⇒「あなたは誰ですか?」 を確認するもの

ちなみに認可とは
利用者に正しい権限を与えること
⇒「あなたには、リソースにアクセスする権限がありますか?」 を確認もの

認証方式の種類

代表的な認証方式は以下8種類あり

1.パスワード認証
2.バイオメトリクス認証
3.二要素認証
4.多要素認証
5.メールアドレス認証
6.Google認証
7.OAuth認証
8.HTTP認証

詳細

上記認証方式を表にまとめてみた

認証方式 メリット デメリット 使用例 使用場面
パスワード認証 - 簡単に設定可能
- 広く普及している
- パスワードが盗まれるリスクがある
- 複雑なパスワードを記憶する必要がある
オンラインアカウントのログイン、コンピュータのロック解除 ウェブサービスやデバイスへの一般的なアクセス
バイオメトリクス認証 - パスワード不要
- 高いセキュリティ
- ハードウェアが必要
- 認証エラーが発生することがある
スマートフォンの指紋認証、顔認証 スマートフォンやセキュリティアクセスなど
二要素認証 - セキュリティ強化
- パスワード忘れのリカバリー支援
- 手続きが煩雑
- 追加のデバイスが必要
オンラインバンキングのログイン、重要データへのアクセス 重要データやアカウントのセキュリティ向上
多要素認証 - 高いセキュリティ
- 複数の要素を組み合わせた強力な認証
- 負担が大きい
- 実装コストが高い
金融機関のアカウントへのアクセス、機密データの取り扱い 機密情報や重要なアカウントのセキュリティ向上
メールアドレス認証 - 簡単に実装可能
- ユーザーにとって覚えやすい
- メールアカウントのハッキングリスク
- セキュリティが低い
ウェブサービスの登録、パスワードのリセット ウェブアプリケーションやウェブサービスの一般的な認証
Google認証 - セキュリティ強化
- 二要素認証や多要素認証の利用可能
- Googleアカウントへの依存度高い
- サービス利用不可時のリスク
Googleアカウントを利用したサービスのログイン、Google Cloudへのアクセス Googleサービスの利用やサードパーティーアプリへのアクセス
OAuth認証 - 安全かつ簡単なアクセス認可
- サードパーティーアプリへの個人情報の安全な提供
- アクセストークンの管理が必要
- 認証フローの理解が必要
サードパーティーアプリへのアクセス、API利用 外部サービスやアプリケーションとの連携、APIの利用
HTTP認証 - シンプルな実装
- 標準プロトコルとして広くサポートされる
- セキュリティが低い(平文のパスワード送信)
- セッションの維持が難しい
ウェブサイトやWebアプリケーションのログイン、APIアクセス ウェブアプリケーションやAPIの一般的な認証

まとめ

認証方式は、情報セキュリティを確保し、不正アクセスからシステムやデータを保護するために重要で、それぞれの認証方式には、利点と欠点がありますが、使用する場面や必要なセキュリティレベルに応じて適切な認証方式を選択することが必要となる。

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