#背景
開発部署でない人だと管理者権限のない貸与PCを使っているケースがあるかと思います。
(自分も一時期そうでした。)
そうすると困るのがpython使いたいけどインストールできない問題です。
調べるとインストール不要のembeddable pythonが見つかり、「これは!」と思うが
今度は「pipできねーじゃんか!」と新たな問題に直面し、めんどくなると・・・
なので、今回はこれの回避策を調べました。
結論はプロキシが分かればpythonもpipも動きますので、やってみて貰えれば良いかと!
正しい手法かどうかはよくわかりませんが、プロキシ調べる方法ものっけておきます。
#本題
管理者権限のないPCでpython(パッケージ含)を動かせたので展開します。
プロキシが必要な時は以下からブラウザ接続時のプロキシを探せば良いと思います。
[internet explore]インターネットオプション -> 接続タグ -> LANの設定 -> 自動構成スクリプトのpacファイルの場所をコピー
pacファイルの場所をieのアドレスバーに張り付けてダウンロード。
テキストエディタでpacファイルを開いて、PROXYを調べる。
大体こんなのがプロキシです。 "http://.....:8080"
##pip利用までの環境構築
wget "https://www.python.org/ftp/python/3.9.6/python-3.9.6-embed-amd64.zip" -O "epython_zip.zip"
epython_zip.zipを任意のフォルダへ展開。
以降は展開したフォルダ内で実行。
wget "https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py" -O "get-pip.py"
変更前 #import site
変更後 import site
.\python.exe get-pip.py --proxy=<プロキシ>
以上で、pythonならびにpipの実行環境構築完了
##インストール例
パッケージをひとつづつインストールする場合
.\python.exe get-pip.py install matplotlib --proxy=<プロキシ>
※requirements.txtに必要なパッケージを一式書いてインストールする場合
opencv-python
selenium
lxml
PyQT5
Torch
torchvision
.\python.exe get-pip.py install -r requirements.txt --proxy=<プロキシ>