始めに
Vercelとは
Vercelとは、簡単にWebアプリをホストするクラウドプラットフォームです。
サーバーの契約や面倒な設定不要で、簡単にWebサイトをホストできます。
事前準備
リポジトリのフォーク (Organizationのみ)
この作業は、Organizationのリポジトリをデプロイする場合のみ必要です。
個人のリポジトリ(個人開発では普通こちら)では不要です。
Vercelの無料プランでは、GitHub Organizationのリポジトリをそのままデプロイできません。
ここでは、対象のリポジトリを個人アカウントにForkすることで、制限を回避します。
- 対象のリポジトリのGitHubを開き、上部の
Fork
ボタンから、Create a new fork
画面を開く -
Owner
が個人アカウントになっていることを確認してCreate fork
を押してフォーク完了 - 個人のリポジトリ一覧に、対象のリポジトリのFork(コピーみたいなもの)ができていればOK
ここからのデプロイ作業では、今Forkしたリポジトリをデプロイすることになります。
Vercelの設定ファイルを用意する
VueRouterを正常に動かすため、下記のvercel.json
という名前のファイルを、vite.config.js
と同じフォルダ階層に設置します。
{
"rewrites": [
{
"source": "/:path*",
"destination": "/index.html"
}
]
}
デプロイ
- VercelにGitHubアカウントでログイン
- 「Add New…」などから新しいProjectを作る
- GitHubのリポジトリ一覧が表示されるので、デプロイしたいリポジトリを選択
-
vite.config.js
がリポジトリ直下にない場合、vite.config.js
のあるフォルダをRoot Directory
として選択する -
Framework Preset
がVite
になっていることを確認する -
Deploy
を押してデプロイ - しばらくするとデプロイが完了し、
Domains
にあるURLから公開されたサイトを確認できる
更新(再デプロイ)
リポジトリの対象ブランチに変更が加えられた場合、自動的にVercelが再デプロイしてくれます。
Forkしたリポジトリの同期 (Organizationのみ)
この作業は、Organizationのリポジトリをデプロイする場合のみ必要です。
個人のリポジトリ(個人開発では普通こちら)では不要です。
Organizationのリポジトリを更新した場合は、Forkした個人アカウントのリポジトリを開いて、Sync fork
を押せば、公開済みのサイトも更新できます。
他のアカウントが変更を加えた場合、Vercelの制限で自動的に再デプロイをしてくれません。
再デプロイするには、README.mdあたりを若干書き換えて自分が最終編集したことにします。
参考文献