はじめに
Claude CodeからGemini CLIに乗り換える際に、これまでClaude Codeで利用していた基本的な設定ファイルの移行方法を備忘録としてまとめます。
TL;DR
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プロジェクトコンテキスト:
CLAUDE.md→GEMINI.mdへコピー -
プロジェクト設定:
.claude/settings.local.json→.gemini/settings.jsonへコピー -
グローバルコンテキスト:
~/.claude/CLAUDE.md→~/.gemini/GEMINI.mdへコピー -
グローバル設定:
~/.claude/settings.json→~/.gemini/settings.jsonへコピー
移行手順
移行作業は「プロジェクト単位」と「ユーザー単位（グローバル）」の2段階に分かれます。
1. プロジェクト設定の移行
プロジェクトのルートディレクトリで以下の作業を行います。
プロジェクトコンテキストの移行
# CLAUDE.mdをGEMINI.mdにコピー
cp CLAUDE.md GEMINI.md
プロジェクト固有設定の移行
# .geminiディレクトリが存在しない場合は作成
mkdir -p .gemini
# settings.local.jsonをsettings.jsonとしてコピー
cp .claude/settings.local.json .gemini/settings.json
2. グローバル設定（ユーザー設定）の移行
ユーザーディレクトリで、すべてのプロジェクトに共通する設定を移行します。
グローバルコンテキストの移行
# ~/.gemini ディレクトリが存在しない場合は作成
mkdir -p ~/.gemini
# グローバルコンテキストをコピー
cp ~/.claude/CLAUDE.md ~/.gemini/GEMINI.md
グローバル設定の移行
# グローバル設定をコピー
cp ~/.claude/settings.json ~/.gemini/settings.json
【注意】
ClaudeとGeminiでは設定可能な項目が異なるため、コピー後にGemini CLIの公式ドキュメントを参考に、settings.jsonの内容を確認・調整することをお勧めします。
設定ファイルの役割
| スコープ | ツール | ファイルパス | 役割 |
|---|---|---|---|
| プロジェクト | Claude Code | CLAUDE.md |
プロジェクト固有のルール、コンテキスト、コマンドなどを記述。 |
| Gemini CLI | GEMINI.md |
CLAUDE.mdと同様。 |
|
| Claude Code | .claude/settings.local.json |
MCPサーバー、コマンドパーミッション、環境変数などを設定。 | |
| Gemini CLI | .gemini/settings.json |
.claude/settings.local.json と同様。 |
|
| グローバル | Claude Code | ~/.claude/CLAUDE.md |
グローバルなコンテキストやルールを記述。 |
| Gemini CLI | ~/.gemini/GEMINI.md |
~/.claude/CLAUDE.mdと同様。 |
|
| Claude Code | ~/.claude/settings.json |
MCPサーバー、コマンドパーミッション、環境変数などを設定。 | |
| Gemini CLI | ~/.gemini/settings.json |
~/.claude/settings.jsonと同様。 |
まとめ
Claude CodeからGemini CLIへの設定移行は、以下の4つのファイルをそれぞれ対応する場所にコピーすることで、基本的な設定を引き継ぐことができます。
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プロジェクトコンテキスト:
CLAUDE.md→GEMINI.md -
プロジェクト設定:
.claude/settings.local.json→.gemini/settings.json -
グローバルコンテキスト:
~/.claude/CLAUDE.md→~/.gemini/GEMINI.md -
グローバル設定:
~/.claude/settings.json→~/.gemini/settings.json
この基本的な移行作業によって、これまで培ってきたプロジェクトの文脈や個人の設定を失うことなく、スムーズに新しい開発環境へ移行できるでしょう。