お前ら5G知っとるか?
「5Gっちゅーんはな、3Gとかlteのあれとおんなじや。
その次の通信の規格になるんや。
そんでな、わしらが使ってるのがいま4Gやろ?5Gになったら、もう爆速や。
ヌルヌルやで。
なんせ100倍の速度になるんや。
携帯で映画一本ダウンロードするんに10分ぐらい今までかかってたやろ?5Gやったら秒や。
ほんでもういっこあんねん、同時接続数ってやつがこれまた100倍になんねん。
あんま日常生活でこの事意識するのはないかもしれんけどな、特に人が多いところおったら電波立っとんのに通信遅い時あるやろ?5Gやったらそんな事ないんや。
いつでもビンビンで爆速や。
人の数なんて意識する必要ない。
オリンピックも余裕のよっちゃんや。
つまりな、5Gっちゅーんは、ほんますげぇんや。
5Gは俺らの生活ばんばん変えてくれるんやで?」
そもそも4Gとか5Gとかなんやねん
「4Gとか5Gっちゅーのは、モバイル通信規格のうちの一つや。
今わしらが使っとる4Gはな、第四次代移動通信システムって言われとってな国際電気通信連合(ITU)が定めた規格のことや。
んなLTEとかWiMAXって何んやって思うかもしれんけど、そいつらは4Gの後継規格らしいわ。
4Gの特徴はな50Mbps-1Gbpsの超高速大容量通信なんや。
※ bps:1秒間に何bitのデータを転送するかを表す通信の単位のこと
そんでな、その高速通信を実現するために主に2GHzを超える高い周波数帯を利用しとるんや。
んでそれらの周波数をそれぞれのキャリアで割り当てられて通信しとらしいわ。
周波数帯の話とかはよーわからんからここでは省くわ。
もいっこ上のレイヤーの話やったらできるわ。
まあ下の画像見てくれや。
まずな、無線通信の規格ってのは、距離によって別れとるんや。
まず無線LANやねんけど、これは俺はほぼ毎日使ってるwi-fiってやつや。
ちなみにwi-fiはWireless Fidelityや。
明日友達に得意げに言ったったらえー、『wi-fiっちゅーのはなWireless Fidelityの略やねんで』、と。
んで次に無線PANの説明や。
パンっちゅーくらいやから近距離の通信が得意なんや。
bluetoothとかがこれに該当するわ。
んで短距離無線やねんけど、これだけPANとかLANとか無いんやけど、理由は俺にはわからん。
これは定期とかモバイルsuicaに入っとるやつで、磁気で通信しとるらしい。
んで最後に無線WANとMANの話やけど、WANは4Gとか3Gとかや。
無線MANやけど、wiMAXとかで使わとるらしいわ。
詳しくは俺にもよーわからんかったけど、まあそんな感じらしいわ。」
5Gで俺らの生活どう変わるねん
「5Gで俺らの生活は劇的に変わる。
この5Gはな、2020年をめどにサービス開始を目指しとるらしいわ。
あとな日本はオリンピックあるやろ?
やから5Gに対応した基地局がめっちゃ作られるらしいわ。
楽しみやな。
まあまずはこの動画を見てくれや。
これはNECが作った5Gのショートイメージビデオや。
単に速くなるだけじゃ無いんやで。
IoTって聞いたことあるか?
5GのおかげでIoTが当たり前の時代になってくるんや。
Internet of things っちゅーて、いろんなハードがネットにつながるんや。
これまでやと、電話がネットワークにつながるようになったやろ?
時計もスマートウォッチ担ったやろ?
スマートスピーカーとか出てきて、音声でネットワークを介してamazonで注文できるようになったやろ?
こいつらぜーんぶIoTや。
まだまだあるで、今やったらTVもネットに繋がってるし、家電系もそうなってるもんも最近やったら増えてきたわ。
スーツもネットに繋がる時代になったわ。
んな俺らの未来はどう変わるかって?
例えば、自動運転の技術や。
今までの自動運転の技術は車にハイスペックなcomputeをつんどってそこで計算しとったけど、そんなん必要なくなるんや。
全部クラウドで計算して、爆速でデータを車に送ったらいいだけや。
あとな、自動車間で通信もできるようになるわな。
やからお互いの距離を一定に保つこともできるってわけや。
これで渋滞ともおさらばや。
ちなみに、俺は免許は持ってないからメリットあんま感じへんわ。
あとはな、遠隔手術とかも余裕や。
爆速で遅延ほぼゼロや。
あとはな、空間共有もできるらしいわ。
空間に映像を投射できる技術使って現実サイズでゴーグルつけんとVRみたいなことができるようになるらしいわ。
まだまだこんなもんじゃないんやで、5Gはすごいんや。
また詳しい話は標準語で書くことにするわ。」
高度なおまけ
最後まで読んでくれてありがとうございます。ものすごーく簡略化した説明かつ関西弁だったので、逆に読みづらかったり物足りなかったと思います。そんな人のために少し高度な情報をシェアしようと思います。
上でIoTの話をしましたが、5Gが整えば上のレイヤーの続いて発展していきます。つまりはcomputeの部分であったり、ミドル、ソフトのレイヤーです。
computeに関しては、高速で処理する技術が必要になってきます。様々なシステムが出てくると、それの経路最適化の問題やニューラルネットワークの計算の問題が出てきたりします。これに関しては量子コンピュータが出てきました。複数ノードの相互相関関係の計算がこれで以前より簡単に行えるようになるそうです。また計算量が増大するに応じて、消費電力の問題も出てきます。それに関しては、アルゴリズムの最適化により消費電力が94%もカットできるような情報も出てきたりしています。
次にミドルの部分ですが、データベースに注目してみると、RDBの時代からIoTに適したDBに変遷しようとしています。
NoSQLの台頭ですね。DWHやデータマートといったデータ格納のアーキテクチャも生まれログデータの分析等に使われだしています。それと同時にデータベースのチューニングも自動的に行われるようになってきています。
World's First Self-Driving Database | Oracle Autonomous Database Cloud | Oracle 日本
ソフトのレイヤーだと、今まで以上にシステム開発が盛んになってきます。それに応じて、システムをアップデートする機会が増加します。そこで出てくるのが、microservice型のアーキテクチャ構造です。今まで大きなまとまりとしてパッケージにしていたシステムをそれぞれ切り離してそれぞれ独立させます。アップデートが必要な箇所だけリプレイスして再度つなぎなおします。テスト工数も削減できるだけでなく管理もたやすくなり、何よりもシステム開発をビジネスをスピーディーにスケールできるようになります。WEB系のイケイケ会社ではDockerのようなコンテナサービスを本番で運用されている企業も増えているそうです。