最近、ビッグデータ解析やIoTという言葉がもてはやされ、多くの注目を浴びていますが、実際の現場ではビッグデータ解析するためのデータがそもそも存在しないことが多々あります。
一般的にはソフト屋さんとハード屋さんは分断されていて、コミュニケーションは活発ではありませんし、またソフト屋さんといわゆるデータサイエンティストと呼ばれる人たちが分断されていることもあります。
そのような中で「どのような測定系で、どのようにデータをどのように取得するか」ということをまで含めて考えることが出来るシステム屋さんは余り見受けられず、開発の遅れがあちこちで生じているのが現状かなと思います。
ゼロからハードとソフトを用意するのは難しく、時間も費用もかかってしまいます。(というかシステムの仕様書を作るのだけで下手すると3-4人の人員が必要になるかも)。それでも、やっぱりハードウェアもアジャイルで作りたいですよね。
そんな中、アメリカではオープンソースのプロジェクトとして私が勝手に「これは最強だと」思っているデバイスがクラウドファンディングで資金調達し、すでに製品化されています。改造自由のオープンソースの最大6.25MS/sでサンプリング可能なワイヤレスオシロスコープ(2CH同時のロギング可能)...!!
https://reference.digilentinc.com/learn/instrumentation/tutorials/openscope-mz/getting-started
OpenScopeMZは信号発生器としても使用できるため、疑似的にサイン信号を発生させ、OpenScopeMZ自信で測定した結果。
オープンソースなので改造は自由にできるのですが、本家のプログラムのままではおそらく使い勝手が悪いだろうなと思うところがあり(I2CやSPIも使いたいし、WiFiもsoftAPで動作させたい。)、ここではプログラムコードを理解しつつ、I2C・SPIのセンサーも動作させることができるようにソースの改造を行うことを目的にします。目標としては3月末までに書き上げる予定です。
なお、間違っているところ部分や、理解が遅れているだろうという記述が見受けられましたら、ご指摘いただけると幸いに存じます。
OpenScopeMZ自体の記述は以下に詳しいので下記サイトをご参照ください。
「コンパクトで安価! IoT開発に便利なオシロスコープボード」(https://www.rs-online.com/designspark/perfect-scope-for-iot-node-development-open-for-business-jp)