目次
- 試験について
- 学習について
- 学習開始時点でのレベル
- 学習に使った書籍
- 学習方法
- 受験の所感
- 試験時間の不足
- 出題範囲の見直し
- 最後に
試験について
試験名:統計検定3級
問題数:30問程度
出題形式:4~5肢選択問題
試験時間:60分
合格基準:65点/100点
大学基礎統計学の知識として求められる統計活用力を評価し、認証するために検定を行います。
(1)基本的な用語や概念の定義を問う問題(統計リテラシー)
(2)不確実な事象の理解、2つ以上の用語や概念の関連性を問う問題(統計的推論)
を出題します。
※公式サイトより抜粋
学習について
学習開始時点でのレベル
統計学という学問を学んだ経験はなく、今回の受験で初めて触れました。
数学についても、高校時代は文系で数学ⅠⅡ・数学ABまでは履修済み、
大学時代はほとんど数学を使わない状態でした。
昨年よりデータ分析の仕事に就き、統計検定の受験を決めました。
学習に使った書籍
1.改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析
※公式テキスト
2. 日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集
3. 完全独習 統計学入門
学習方法
学習は、まず公式問題集を見ることから始めました。出題範囲の中にはすでに学生時代に習っていて分野もあったため、まずは優先して進めるべき分野の特定をするためです。
比較的楽に学習を進められた分野は下記の項目になります。
※公式テキスト「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析」の目次から抜粋
- データの種類とグラフ表現
- 量的変数の要約方法
- 確率
- 変数データの分析
- データの収集:実験・観察・調査
上記については学生時代に学んでいた、もしくはテキストを1度読むだけで理解ができた分野です。
公式テキストを読んでもあまりぴんとこないときは「完全独習 統計学入門」を読んだうえで再度テキストに挑戦すると、比較的理解が深まった印象です。
一方で、テキストを何度も読んでも理解が難しく、時折公式の暗記も必要だった分野もあり、
- 回帰直線と予測
- 確率変数と確率分布
- 統計的な推測
などはかなり時間をかけて学習を進めました。
基本的には、使った書籍は上記でご紹介した3冊ですが、その3冊を何度も繰り返し解いて学習を進めていました。
特に理解が進まなかった苦手分野は、過去問題集に加えて公式テキストの例題で基礎を学びました。
また、問題集を解く中で、ある程度使う公式は限られているということが分かったので、
もし解き方がわからなかったらよく使っている公式を当てはめてみるという強行突破をしていました(笑)
受験の所感
試験時間の不足
受験時間にあまり余裕はなく、全問解き終わり見直しをしている途中で時間切れとなってしまいました。
検算などはひとまず後回しにして、一旦すべての問題に目を通し解答することが大事だと感じました。
出題範囲の見直し
実は、試験直前まで出題範囲を間違って認識していました…
というのも、2020年度の受験から出題範囲が変わる(※「相関と回帰」、「確率分布」、「統計的な推測」が追加された)という情報を見落としてしまっていたためです。
2019年実施までの過去問題集を解いていたため、途中まで全く気付かずに学習を進めてしまっていました。
新たに追加された「相関と回帰」、「確率分布」、「統計的な推測」が多く出題された印象だったので、学習マストな分野かと思います。
最後に
次は統計2級を狙っていますが、すでに3級の知識が薄れてしまっている気がするので、改めて3級の学習から始めたいと思います。
こちらの記事がこれから統計学習を検討されている方の参考になれば幸いです。