前置き
ヤフオクで北陽の測域センサ(UST-20lx)を購入し、PCに接続しURG Benriを起動!
いざ接続とボタンを押しても、測域センサと繋がる様子もなく・・・
「接続は失敗しました。 理由:Connection to socket failed.」
とアラートだけ。。
1週間死闘した私の備忘録となります。
解決策
センサのIPアドレスを確認しよう
1.コントロールパネルでIPアドレスを設定している場合は「IPアドレスを自動的に取得する」を選択する
コントロールパネル > ネットワークと共有センター > 識別されていないネットワーク > イーサネット〇 > プロパティ >インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4) > プロパティ
上記の順序で開き、プロパティで「次のIPアドレスを使う(S)」が選択されていれば一旦、「IPアドレスを自動的に取得する」へ変更してください。
既に「IPアドレスを自動的に取得する」が選択されている場合は次へ進んでください。
2.測域センサに設定されているIPアドレスを調査する
新品で購入された場合、デフォルトのIPアドレスは「192.168.0.10」の様ですので、調査する必要はありません。中古で購入した場合は、IPアドレスが設定されている可能性がありますので設定されているIPアドレスを調査しましょう。
上記のリンクから「Advanced IP Scanner」をダウンロードしてきてください。
そして下記の様に「192.168.0.1-192.168.255.254」と入力し、スキャンを実行してください。
※スキャンにはかなり時間がかかるので気長に待ちましょう
スキャンが完了すると接続された機器等のIPアドレスの一覧が出力されます。
ここから製造社が「Hokuyo Automatic Co., Ltd.」と書かれた項目の名前、つまりIPアドレスを取得します。
※存在しない場合、社名が異なるかLANとの接続に失敗している可能性が高いです。
3.IPアドレスの設定
ここで「接続:イーサネット2」をクリックしてください。
(状況によってはイーサネット2ではないかもしれません。測域センサと思しきネットワークを見つけてください)
するとイーサネット2の状態といったウィンドウが開くのでプロパティを開いてください。
次にインターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)をクリックしてください。
プロパティが開いたら上記のように設定してください。
「次のIPアドレスを使う(S)」を選択し、下記の様に入力してください。
項番3で取得したIPアドレスの3番目の数字まで同じ数字を入力してください。
続きである4番目の数字は正直なんでもいいのですが、公式が「100」と設定しているので倣います。
つまり、測域センサに設定されているIPアドレスが、
・「192.168.0.10」だった場合は「192.168.0.100」
・「192.168.3.56」だった場合は「192.168.3.100」
・「192.168.6.42」だった場合は「192.168.6.100」
とこのように設定します。
次にサブネットマスクですが「255.255.255.0」と入力してください。
以上で、プロパティの設定を終わりにします。
UrgBennriPlusで接続
UrgBennriPlusを起動してください。
ビューアを「イーサネット1」に選択します。
次にコネクタを「イーサネット1」とし、赤枠の部分にIPアドレスを入力します。
ここで入力するのは項番2で取得した「測域センサに設定されたIPアドレス」です。
誤ってプロパティで設定した項番3のIPアドレスを入力すると接続できないので注意してください。
これで接続ボタンを押下すると接続できるかと思います。
結論
項番3で設定したIPアドレスが誤っていて接続できないケースが殆どです。
測域センサに設定されているIPアドレスを正しく取得し、測域センサのIPアドレスの3番目までの数値を同じものにしたIPアドレスをイーサネットのプロパティに設定するだけで簡単に接続することができます。
これIPアドレスを変更する場合は、再度項番3と同じようにプロパティを設定しなおす必要がありますのでご注意ください。