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LPIC 勉強メモ

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コマンド

mkdir

新規ディレクトリを作成できるコマンド。

オプション 説明 使い方 例
-m アクセス権 指定したアクセス権でディレクトリを作成 mkdir -m 700 dir
-p 引数に階層のあるディレクトリを指定した場合、存在しない中間ディレクトリも同時に作成 mkdir -p dir1/dir2

cp

ファイルやディレクトリをコピーする

オプション 説明 使い方 例
-f コピー先の既存のファイルやディレクトリが上書きできない場合、削除してからコピーする
-i 同名のファイルやディレクトリがある場合、上書きするかどうか問い合わせる
-p ファイルの属性(パーミッション、所有者、更新時間など)を保持したままコピー 所有者権限を保持できるのはrootユーザーのみ
-r | -R ディレクトリをコピー

gzip

gzip形式でファイルを圧縮、または展開するコマンド。圧縮されたファイルの拡張子は.gz。

gzip configure
オプション 説明 使い方 例
-d 圧縮ファイルを展開
-c 元ファイルを残して標準出力に出力
-r ディレクトリ内の全てのファイルを再帰的にそれぞれ圧縮

bzip2

bzip2形式でファイルを圧縮、または展開するコマンド。gzip形式より圧縮率が高い。圧縮されたファイルの拡張子は.bz2。

bzip2 configure
オプション 説明 使い方 例
-d 圧縮されたファイルを展開
-c 元ファイルを残して標準出力に出力 bzip2 -c configure > configure.bz2

bzcat

ファイルの内容を標準出力へ送信するコマンドは「cat」コマンドです。しかし圧縮されたファイルの場合もそのまま送信するため正しく表示されません。
bzip2形式(拡張子.bz2)で圧縮されたファイルを展開して直接標準出力へ送信するには「bzcat」コマンドを使用します。

bzcat configure.bz2

bunzip2

bzip2形式のファイルを展開するコマンド

bunzip2 configure.bz2

ただし、–cオプションを付けると、bzcatコマンドと同じように実行できます。

bunzip2 -c configure.bz2

stat

ファイルやファイルシステムのinode番号やタイムスタンプ(アクセス時刻や修正時刻)などの詳細情報を表示するコマンド

stat file.txt

tar

複数のファイルをまとめて1つのファイル(アーカイブ)にする、またはアーカイブを展開する際に使用するコマンド。

オプション 説明 使い方 例
-c 新しいアーカイブを作成
-x アーカイブからファイルを展開
-t アーカイブの内容を一覧表示
-f アーカイブファイル名を指定
-v 処理の詳細情報の表示
-z gzipを通して圧縮/展開
-j bzipを通して圧縮/展開
-J xzを通して圧縮/展開

cpio

tarコマンドと同じく、複数のファイルをまとめて1つのファイル(アーカイブ)にする、またはアーカイブを展開する際に使用するコマンド。
cpioコマンドは標準入力や標準出力を使用します。ですので、入力ファイルや出力ファイルをコマンドの引数として指定することができません。そのため、以下のようにパイプ(|)およびリダイレクト(<と>)を使用してファイルを指定します。

オプション 説明 使い方 例
-o 新しいアーカイブを作成 カレントディレクトリ以下にある全てのファイルを1つにまとめて、ユーザのホームディレクトリに「backup.cpio」というアーカイブを作成する場合

find . | cpio -o > ~/backup.cpio
-i アーカイブからファイルを展開 cpio -i < backup.cpio

dd

データをコピーするコマンド。
cpコマンドと異なり、ブロックサイズ(bsオプション)とそのブロックをコピーする回数(countオプション)を指定してファイルを作成することができる。

オプション 説明 使い方 例
if=入力ファイル 入力側ファイルを指定
of=出力ファイル 出力側ファイルを指定
bs-バイト数 入出力のブロックサイズ(一度に読書きするバイト数)を指定。デフォは512バイト
count=回数 ブロックをコピーする回数を指定

xz

bzip2よりも圧縮率が高い圧縮形式として、LZMA2圧縮アルゴリズムを採用したxzフォーマットがあります。xzはbzip2よりも多くのCPU/メモリを要求しますが、その分圧縮率が高く、また展開速度はbzip2より短いためファイル配布時の圧縮形式として採用されることが増えています。Linuxカーネルソースの配布形式としても採用されています。

ls

ディレクトリ内のファイルやディレクトリを表示するコマンド

オプション 説明 使い方 例
-a 隠しファイルも含むすべてのファイルとディレクトリを表示
-A 「-a」と同じ。ただし、カレントディレクトリ「.」と親ディレクトリ「..」は表示しない
-d 名前の後ろにファイルタイプを表示

・通常ファイル:なし
・実行可能ファイル:*
・ディレクトリ:/
・シンボリックリンク:@
-i inode番号を付けて表示
-l 詳細情報の表示
-R サブディレクトリの内容も再帰的に表示
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