はじめに
今回はos、timeモジュールとsysライブラリについて簡単に調べました。
基本的な使い方を載せていますが、簡単にしか書いていないで、詳しくはマニュアルなどを参考にしてください。
osモジュールとは
OSに依存しているさまざまな機能を利用するためのモジュールです。
Pythonのコード上でosに関する操作を実現します。
ファイル操作が可能で、ファイルの一覧表示、パスの取得、新規ファイルの作成などが行えます。
osの主要メソッド
osモジュールの主要メソッドについて見ていきます。
os.walk()
ファイル一覧を取得します。
引数でファイル名を指定することで、ファイルや特定の拡張子の一覧、ファイルのパスなどを取得できます。
os.system()
UnixコマンドをPythonで記述します。
よって、「ls」などが使用できるようになります。
別の方法としてsubprocessがあるようです。
os.listdir()
ファイルやディレクトリの一覧を確認できます。
引数に取得したディレクトリのパスを指定して使います。
os.path()
ファイルやディレクトリの存在確認、指定したパスのファイル名の取得、パスやファイル名の結合などができます。
以下は、os.path()でよく使われるメソッドです。
メソッド | 何をするか |
---|---|
exists() | ファイル及びディレクトリの存在確認。戻り値はBool型 |
isdir() | ディレクトリの存在確認。戻り値はBool型 |
isfile() | ファイルの存在確認。戻り値はBool型 |
basename() | 指定されたパスのファイル名を返す |
join() | パスとファイル名などを結合させる |
os.environ()
環境変数を取得、書き込み・上書きをする際に使用します。
os.mkdir()
簡単にディレクトリを作成できます。
os.rename()
ファイル名を指定した名称に変更できます。
os.remove()
ファイルを削除します。
timeモジュールとは
プログラム内で現在時刻の確認、処理の一時停止などを行うモジュールです。
ナノ秒まで時間を確認できます。
datetimeモジュールとの違い
Pythonにはdatetimeという別の時間を扱うモジュールが用意されています。
datetime→カレンダーなど、日付や曜日を扱う
time→実行時間の計測
基本的な使い方
タイムスタンプ形式で現在時刻の取得
print(time.time())
時間をわかりやすく表示する関数
strftime()
タイムスタンプを好みを形式で表示します。
time.strftime('%Y/%m/%d %H:&M:%S')
strptime()
日時などの文字列値を時間型に変換します。
時間型で扱うことで、日付計算が楽になります。
第一引数に文字列の日付、第二引数に時間型を記述してください。
time.strptime("05 Feb 2022", "%d %b %Y")
sysライブラリとは
Pythonのインタプリンタや実行環境に関する情報を扱うためのライブラリです。
使用しているプラットフォームを調べたり、スクリプトの起動パラメータを取得できます。
基本的な使い方
sys.version()
使用しているPythonのバージョンを文字列型で出力します。
sys.version
sys.platform
スクリプトを実行したOSを表示します。
sys.platform
sys.exit
例外を発生させます。
sys.exit
参考記事
osについて
timeについて
sysについて