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Azure上でWordPressを構築

Last updated at Posted at 2019-07-19

イントロ

色々あって、Azure上にLinuxサーバを構築してWordPressを入れてみる事にした。
Azure上からSSH接続出来ちゃえば、後は他環境と同じかな、と思う。

VM構築

SSHキー作成

まずはSSHで繋ぐためのキーを作成する。
Azure Cloud Shellに以下を入力

ssh-keygen -t rsa -b 4096
save the key :(空白Enter)
passphrase :<Passphrase>

これで"/.ssh/id_rsa.pub"というファイルが作成され、公開鍵が保存される。
公開鍵をゲットするためにcatコマンドをCloud Shellに入力。
ここで出力される"ssh-rsa"以下を全部コピーしてどこかに保存しておく事。

cat ~/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAACAQCsVFLtX17czgrdl7g0oak+(以下略)

Linux VMのデプロイ

次にAzure Portalで「リソースの作成」を選択
image.png

「Cent OS」で検索(今回はCent OS7.6を指定したが、好みで選んで良い)
image.png

「作成」を押下
image.png

諸々のパラメータ(リソースグループとか)は環境によって異なるので、ここでは割愛。
「管理者アカウント」について、以下を選択する。
 認証の種類:SSH公開キー
 ユーザ名:お好きなユーザ名
 SSH公開キー:先ほどコピーした、"ssh-rsa"から始まるキー

image.png

「受信ポートの規則」を以下の画像の通り設定
image.png

「ディスク」部分はお好みで。(データディスクをつける場合、後続でフォーマットが必要)
「ネットワーク」はNSGの受信ポートに「SSH」を含めることを忘れずに。
image.png

それ以外の項目は環境に合わせて大きく変わるので割愛。
すべて選択したら「確認および作成」を押下して、マシンを作成する。

仮想マシンへの接続

デプロイが完了したら、「Virtual Machine」で作成したVMの管理画面を開き、
画面上部にある「接続」を押下する。
image.png

ここに表示される「VMローカルアカウントを利用してログインする」をコピーして、Cloud Shellに張り付け、ログインする。
 ※この時、SSHキーを作成し時に登録したパスフレーズが必要となる。
 ※アクセスできない場合、NSGでSSHが許可されているかを確認する事。

データディスクを追加している場合、ログイン後に以下のコマンドでデータドライブをフォーマットする。

(echo n; echo p; echo 1; echo ; echo ; echo w) | sudo fdisk /dev/sdc
sudo mkfs -t ext4 /dev/sdc1
sudo mkdir /data & sudo mount /dev/sdc1 /data

Apacheインストール

以下のコマンドを入力する。

sudo su -
yum -y install httpd

その後、以下を入力してApacheの起動及びOS起動時のオートスタートを設定する。

systemctl start httpd.service
systemctl enable httpd.service

起動確認には以下のコマンドを入力。
 ※active (running) と表示されればOK。

systemctl status | grep "httpd"

起動出来たら、動作確認。ファイルを作成し、インターネットからアクセスできるか試してみる。
まずはファイル作成。

vi /var/www/html/test.html

viで開いたファイルに、以下を入力。

 <html><body> Hellow World! </body></html>

"Esc"⇒":wq"で保存して終了し、一度Azure Portalに戻る。
NSGで80番ポートのアクセスを許可したいため、VMの「ネットワーク」ブレードを開く
image.png

右上にある「受信ポートの規則を追加する」を押下し、以下パラメータでInternetからの80番ポートアクセスを許可。
※ソースは"Any"じゃなくて"Service Tag"から"Internet"を指定してもOK。
image.png

この設定が終わったら、グローバルIPアドレス指定でアクセスし、画面が表示されることを確認する。
 URL:"http://(GrobalIP)/test.html"

DBのインストール

まずは既定でインストールされているmariaDBをアンインストールする。

yum remove mariadb-libs
rm -rf /var/lib/mysql/

次に以下のコマンドで、MySQLのインストール。

yum localinstall http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-7.noarch.rpm
yum -y install mysql-community-server

インストール出来たら、OS起動時のオートスタートを設定した後に起動する。

systemctl enable mysqld.service
systemctl start mysqld.service

次に初期セットアップを行う。ログファイルにパスワードが記載されているため、ログファイルを開く。

cat /var/log/mysqld.log

以下のような形で保存されているので、コピーしておく。

A temporary password is generated for root@localhost: Lp:*cH<u)8Jr

SQLサーバの設定を変更する。パスワードは上記で入手したものを利用。
New Passwordはお好みで。それ以外の選択肢はすべて"y"を選択。

mysql_secure_installation

PHPの導入

次にPHPをゲットして、Apacheを再起動する。以下のコマンドを入力。

yum -y install php php-mbstring php-gd php-mysql
systemctl restart httpd.service

DBのセットアップ

DBのセットアップを行う。以下のコマンドを入力していく。

mysql -u root -p
 <設定したパスワードでログイン>
create database wordpressdb;
grant all privileges on wordpressdb.* to "wordpressuser"@"localhost" identified by "<Password>";
flush privileges;

WordPressの導入

最後にWordPressを導入する。以下のコマンドを実行。

wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.4.2-ja.tar.gz
mv wordpress /var/www/html/wordpress
chown -R apache:apache /var/www/html/wordpress

設定ファイルを変更する。

cd /var/www/html/wordpress/
mv wp-config-sample.php wp-config.php
vi wp-config.php

VIで開いたエディタの30行目前後に、DB名等を入力する箇所がある。
この部分を上記DB設定で設定したパラメータ通りに入力。

仕上げ

ここまで出来たら、以下のURLにアクセスすることでGUI上でブログ設定が行えるようになる。
 http://(GlobalIP)/WordPress

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