「面接やってみます?」とお声をかけていただき、不安と緊張が混じりながらも挑戦したお話しをしたいと思います。
正直なところ、私自身は人に対してそこまで興味がありませんでした。
求人対応を手伝っていた為、応募者とのメッセージのやりとりはしていましたが、履歴書に目を通しても書いてある通りなんだなあ、とそれ以上何も思うことがありません。
それどころか、おそらく他の企業に応募している内容と変わらないだろうし 「この会社じゃなくても入社できたら良い」くらいに思っていそうだなあ、などマイナスなことを考えるほうが多かったです。
なぜ面接官に挑戦したのか?
理由はシンプルで、やらない後悔よりやる後悔をしたいからです。
まずはベテランの方に同席する形で面接を実施しました。メインで進めることはなく、基本的には話をじっと聞いています。
質問があればしても大丈夫ですが最初は全然しませんでした。
何度か同席での面接を実施しているうちに、それまで懸命に覚えようと聞いていた状態から「次はこの説明をして、質疑応答だな」とわかるようになってきました。
流れをつかむと気持ちに余裕ができ「応募者はこんなこと書いていたし、話していたけど、実際どうなんだろう?」と
思うようになってきました。
最終的に「応募してきた相手を知ってみたい」という気持ちから質問できるようになっていました。
同席してくれたベテランの方から、「質問の内容、良いですね!」を言っていただきました。
これが私にとってはすごく嬉しく、面接に対してポジティブになれる出来事でした。
面接の流れそのものはテンプレートがあれば、ある程度誰でもできると思っています。でもテンプレートにはない項目が私には不安要素だったのです。
当初「人に興味もないし、うまくできるのか」と思ってしまった理由はそれだったんだなとわかり、色々考えていた面接でしたが実際はシンプルなのかも、と思いました。
応募者と話すときに大事にしたいこと
相手がどんな人なのか、本来の姿を知ることです。
相手を応募者としてみるのではなく一人の人間としてみるように心がけています。
履歴書の内容から読み解く情報や、実際に会って話してみた印象などの情報はもちろん必要ですが、この方と一緒に働きたいと思えたかどうかを重視していきたいです。
人に興味がなかったのに矛盾しているなと思いますね。
でも面接したことがない、人に興味がない方でも、
繰り返し面接をやってみることでこんな風に考え方が変わるかもしれません。