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Unity使ってAndroidのAR Foundation 環境構築

Last updated at Posted at 2020-12-25

はじめに

ARアプリを作りたいなと思ってUnityで環境構築し始めたら、引っかかることがちょこちょこあったので、備忘として残します。

Androidのカメラに「Hello World」を表示するところまでの手順です。
サンプル画像は下記のような感じ。
ここまではノーコーディングでできます!

image.png

開発環境

  • Windows10
  • Unity(Ver2020.2.1f1)(※1)
  • AndroidStudio(Ver4.1.1)
  • OpenJDK(Ver15.0.1)
  • Androidスマホ(Redmi Note 9S OS Ver:10)

Unity と AndroidStudio と SDK のインストールが必要なので、下記参考URLを元に構築しました。
ただ情報が古くAndroidStudioとSDKのインストールが必要かは実は怪しいです。(ちゃんと調べずやりました、、、)
また、参考URLではOracleJDKなのですが、OracleJDKは有償なので、OpenSDKに置き換えて環境構築しました。

[参考URL]
・Unity、AndroidStudioインストール手順
https://techacademy.jp/magazine/2229
・OpenSDKインストール手順
https://www.javadrive.jp/start/install/index1.html

ちなみに、なぜ怪しいかと思ったかというと、下記画像のようにUnityインストール時にAndroid SDKとOpenJDKのインストールも選択できるからです。
デフォルトでは、両方選択されていなかったのですが、両方インストールしないと結果的にエラーがでたので、Unityインストール時は両方インストールする方が良いです。

image.png

※1
注意点!
Unityのバージョンは、2020じゃないエラーでて先に進めなくなりました。
現在(2020/12現在)Unityを普通にインストールすると、2019.4(LTS)がインストールされるので、下記から2020のバージョンをダウンロードしてインストールしてください。(私はUnityHubボタンを押してインストールしました)
これが一番大事かもしれない。
https://unity3d.com/jp/get-unity/download/archive

プロジェクト作成

1. UnityHubを起動

Unityと一緒にUnityHubがインストールされているはずなので、UnityHubを起動する。

2. 新規プロジェクトを作成

新規作成ボタンの右の▼ボタンを押して、Version20.2.Xを選択する。
プロジェクト名入力(任意)→保存先(任意)→テンプレートで"3D"を選択し、作成ボタン押下。
image.png

3. 開発画面が表示されるまで待つ

こんな画面がでたらプロジェクト生成と起動成功!
image.png

とりあえずAndroidでUnityアプリを起動してみる。

まずは、何もせずにAndroid向けにアプリをビルド→Androidにインストールして、起動するか確認してみる。(何が問題でエラーになったかわかるようにするため)

1. BuildSetting画面を表示する。

Unity画面上の[File]→[Build Settings]を押下

2. Android用にビルドする。

[Android]を選択し、[Switch Platform]ボタンを押下
image.png

3. Android端末を開発者モードをONにして、USBデバッグを有効にする。

この辺を参考。
https://sp7pc.com/google/android/39763

4. PCとAndroidを接続

Android端末とPCをUSBで接続すると、Android側にUSB接続モードを選択する画面が表示されるので、「ファイル転送」を選択しておく。

5. Build & 実行する。

Unity側で[Build And Run]が押せるようになるので、押下する。
image.png

実行ファイルの保存先を聞かれるので、任意のフォルダに任意の名前で保存する。
(今回は"test"という名前にしました)
なお、未確認ですが、任意のフォルダについては、フォルダパスに全角文字が入っていない方が良いかもしれません。(エラー発生時はフォルダを変えよ。という書き込みをいくつか見たので)

Android側でインストールするか?と聞かれるので、インストールすると勝手に実行される。

スマホで下記のような画面がでたらビルド成功!

Unity に AR開発用のPackageをインストールする。

1.PackageManagerを表示する。

[Window]→[Package Manager]を選択
image.png

2.Packageをインストールする。

下記5つのpackageをインストールする。
・AR Foundation
・ARCore XR Plugin
・ARKit XR Plugin
・Multiplayer HLAPI
・XR Legacy Input Helpers

  • インストール方法は、まず表示PackageをUnity Registryにする。

image.png

  • インストールしたいパッケージを選択し、installボタンを押下する。
    image.png

  • Multiplayer HLAPIt と XR Legacy Input Helpersについて
    Multiplayer HLAPIt と XR Legacy Input HelpersはPackage一覧に表示されていないので、
    [+]ボタン→[Add package from git URL]を押下して、それぞれ下記を入力するとインストールできる。
    com.unity.xr.legacyinputhelpers
    com.unity.multiplayer-hlapi

image.png

AR表示用のオブジェクトを追加する。

下記の図の通り、HierarchyウインドウのSampleSceneを右クリックし、

1. [GameObject]→[XR]から下記2つを選択する。

・AR Session Origin
・AR Session

image.png

2. 1. と同じ要領で、[GameObject]→[3DObject]→[3D Text]を選択する。

3. 初めから表示されている[Main Camera]は不要なため、削除する。

最終的には下記のようになってればOK.
image.png

ビルド設定を変更する。

1. BuildSetting画面からPlayer設定画面を表示する。

Unity画面上の[File]→[Build Settings]を押下し、[Player Settings]ボタンを押下する。
image.png

2. Other Settingを変更する。

[Player]→[Androidアイコン]→[Other settings]を選択
image.png

3. Vulkan削除

Vulkanを選択し、[-]ボタンを押下
image.png

4. Multihreaded Renderingのチェックを外す

カクツキがなくなるらしい。
image.png

5. ミニマムバージョンとターゲットバージョンを変更する。

使っているAndroidのバージョンに合わせて変更する。(ただし、API level24未満は対応してないとかなんとか)
image.png

6. XR Plug-in ManagementのAR Coreにチェック入れる

これをしないと。ARカメラが起動しなかった。
image.png

build & 実行

前述の"とりあえずAndroidでUnityアプリを起動してみる。"と同じ操作をすると、
Android端末側でアプリが起動する。
カメラが起動して、カメラ越しに周りを見渡すと、「Hello World」くんがどこかにいるはずです。
(変なところにいます。)

Hello Worldくんの場所を変える

Hierarchyウインドウの3D Textオブジェクト(New Text)を選択し、Transformのところで位置や大きさが変更できるので、変えてみます。
私の場合、下記のように変更すると、割と近くにいてくれました。
image.png

参考URL

・プロジェクト作成関連
https://qiita.com/gremito/items/a2dd75e9488a51eb4ce9
https://simanezumi1989.hatenablog.com/entry/2020/03/07/154232
https://www.wwwmaplesyrup-cs6.work/entry/2019/09/12/130738
https://note.com/npaka/n/nc24ba42aa710

・エラー時解決
https://qiita.com/nazo_no_otoko/items/51106fe86511b2adb8ad

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