はじめに
こちらの記事は短期合格を目的とするものではなく、あくまで統計検定の本質を捉えながら一定以上の期間をかけて統計検定2級をA判定での合格を目指す人が対象になります。
ここで、一つだけ注意事項があります。
本記事執筆者は2021年紙媒体でのテストでA判定を取得しています。CBT方式での取得ではありません。CBT形式でA判定を取得するにも大きな違いは存在しないと思われますが、ご注意ください。
では、これから具体的な方法について書いていきます。
# 1.講義形式をとる
いきなりなんだと思われる方もいらっしゃると思いますが、短期的な合格を目指さないのであれば確実に行うべきことになります。以下では、その理由とその実践方法について見ていきます。
(参考)以下で出てくる「統計学基礎の本」はこちらのことです。
- a.実践方法
- 基本的には高校の講義をイメージしてもらえれば大丈夫です。板書をしながら(パワポでもいいです)講義を進めます。できれば、(確率分布の期待値など)の導出まで行けるとベストでしょう。ガンマ関数なども出てきますが、理解できるに越したことはありません。
ただ、A判定程度でしたら、統計学基礎の本の中で紹介されている部分まででも十分です。
講義を終えたら質問タイムです。この質問タイムではわからない部分だけでなくつまづいた部分なども共有できるといいでしょう。
- b.理由
- 板書をしながら進められる、または流れがおかしくないようにパワーポイントを作成するのは中々骨が折れる作業になります。統計学は知識が単体ではなく基本的に繋がっています。 逆に言えば、その流れを追えるようになると特段難しい部分は存在しません。流れを掴むためには知識を持つだけでなくつながりを考える必要がありますが、1人で勉強すると気付くのは難しいです。その点、講義形式を取ろうとすると嫌でも繋がりを考えさせられます。
2. 一週間に一度は過去問を解くようにする
これも一つ目同様、とても重要なものになります。というよりもこれら二点を抑えれば間違いなくA判定での合格が可能です。
どれだけ自分の能力に自信がなくてもまずは一週間に一度過去問を解きます。統計系の知識を講義形式でいくら蓄えられても、A判定を獲得するには統計検定特有の言い回し・問題になれなければなりません。
2021年6月の問題では「パーシェ指数」についての問題が出題されましたが、これは先ほど紹介した本の中には出てこない指標になります。本の中で紹介されていない指標なので問題文を読解できれば間違いなく正解が可能です。こういった問題はA判定をもらう上では落とせない問題になります。
# おわりに
上記二つのみだけでも、徹底すればA判定での合格は近いです。過去問について言えば、勿体無いからととっておくよりは何周もしましょう。
講義形式についても一緒にできる方がいないという方はTwitterなどで声かけをすると案外集まったりもします。資格を取ろうという意気を汲み取って、一緒に頑張ってくれる方はいっぱいいます。恥ずかしがらずに色々な場所で声かけをしてみてください。
それでも恥ずかしいという方は、僕はデータサイエンスのグループの運営もしていますので是非是非メールアドレスに連絡をください!
時間が空いてしまうかもしれませんが、必ずお返事をさせていただきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!