診療情報の利用方法
一次利用
その患者さんに直接関係する
・診療そのものへの利用
・本人や家族への説明
・スタッフ間の情報共有、カルテ閲覧
・術前カンファレンス
・診療情報提供書
・会計、診療報酬請求に関すること
二次利用
患者さん自身に直接は関係ない
・病院の経営
・行政への届出(がん登録など)
・公衆衛生(感染症など)
・研究、教育
・症例報告
データの標準化
MID-NET
MID-NET®は、国の事業で構築されたデータベースシステムで、国内のいくつかの医療機関が保有する電子カルテやレセプト(保険診療の請求明細書)等の電子診療情報をデータベース化して、それらを解析するためのシステム。
これまでの医薬品の安全対策は、副作用が疑われるとして医療現場から報告される情報などに基づいて行われてきました。しかし、医療関係者が副作用を疑わなければ報告されない、報告された副作用の発生頻度を計算することが難しいといった課題がありました。
そこで、医療関係者からの報告に依存せずに、データベース化した電子診療情報を用いて、副作用を直接把握したり評価すること等を目指して、MID-NET®の構築が進められてきました。
MID-NET®を利活用することによって、医薬品の安全対策のさらなる質の向上が期待されます。
NCD
外科系臨床学会が連携して設定。
JーDREAMS
糖尿病患者のデータを集める。
JROAD
日本循環器学会が行っている循環器診療の実態調査。
MCRDS
臨床症例データ登録システム用ソフトウェア
ICDー10
WHOから公表
国際統一基準として疾病・障害・死因を分類するもの
具体的には人口動態調査での死因統計や患者調査での疾病分類、DPC等における疾病分類に用いられる。
DPCコード
入院期間中に最も医療資源を集中した傷病名と手術や処置などの診療行為の組み合わせによって患者を分類する
ICDーDA
歯科および口腔疾患の疾患分類
Kコード/Jコード
基本診療料ではない
手術・処置コード
JJ1017
放射線領域のコード
32桁のコード
主部と副部からなる
主部には種別・手技・部位・左右。および姿勢。撮影体位が含まれる
副部には詳細指示、詳細体位、特殊指示など
JLAC10
臨床検査コード
分析物・識別コード・材料コード・測定方法コード・結果識別コードの17桁
医薬品コード
JANコードは医療品以外もある
SSーMIX
厚生労働省電子的診療情報交換推進情報
医療機関同士の情報交換を標準化
LONIC
臨床検査や生理検査の表現することが可能なデータベース
米国発