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Python3の環境構築

Last updated at Posted at 2021-08-09

#はじめに

初学者が書いていますので、誤っている箇所などあればご指摘願います。

###前提
・macOS Catalina
pyenvpyenv-virtualenvを使用して環境構築する
zsh使用

###参考記事
pyenv と pyenv-virtualenv で環境構築
pyenvとpyenv-virtualenvの自分流使い方
pyenv、pyenv-virtualenv、venv、Anaconda、Pipenv。私はPipenvを使う。
pyenv-virtualenvを使って都合のいいように Pythonパッケージ環境を行き来する話

#pyenv
###pyenvとは
Pythonのバージョンを複数インストールすることができ、バージョンを切り替えて使えるようになります。

###pyenvのインストール
ホーム画面で下記コマンドを実行します。

% git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv

git cloneではなくbrew installする方法もありますが、その場合は下記の.zshrcに記載する内容が異なります。詳しくはpyenvのgithubをご覧下さい。

.zshrcというファイルを編集するため、コマンドでファイルを開きます。
(zshではなくbashを使用されている方は編集ファイルが異なります。)

※公式のgithubだと.zshrcではなく.zprofileを編集していますので、.zprofileの方がいいかもしれません。

% vi .zshrc

ファイルに下記をそのままコピペします。

.zshrc
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init --path)"

↑HOMEとか編集する必要はありません。

シェルへ再ログインします。

% exec $SHELL

下記コマンドを実行すると、インストールできるversionがたくさん出てきます。
今回は3.9.6を使用します。

% pyenv install --list
    ~省略~
  3.9.1
  3.9.2
  3.9.3
  3.9.4
  3.9.5
  3.9.6
  3.10.0b4
  3.10-dev
  3.11-dev
  activepython-2.7.14
  activepython-3.5.4
  activepython-3.6.0
  anaconda-1.4.0
    ~省略~

下記コマンドでインストールします。

% pyenv install 3.9.6
% pyenv versions
* system (set by /Users/YOUR_NAME/.pyenv/version)
  3.9.6

3.9.6のインストールができたので、pyenv globalコマンドでsystemから3.9.6へ切り替えます。
※特定ディレクトリ以下のバージョンを変えたい場合は、globalではなくlocalコマンドを使います。(競合した場合、globalよりlocalが優先されます。)

% pyenv global 3.9.6

もう一回確認します。

% pyenv versions
  system
* 3.9.6 (set by /Users/YOUR_NAME/.pyenv/version)

切り替えができてます!

% python --version

上記コマンドでも確認します。

Python 3.9.6

問題なさそうです!
もし、デフォルトで入ってるバージョン(2.X.X)が表示されてしまった場合は、pyenvの環境がうまくいかなかったか、シェルの読み込みに失敗している可能性があります。

#pyenv-virtualenv
###pyenv-virtualenvとは
pyenvのプラグインで、pyenv上でvirtualenvを使えます。
Pythonのバージョンが同じでも違う環境を作成することができます。

virtualenvとは違います。
virtualenvの場合、activateしないと環境が切り替わりません。

###pyenv-virtualenvのインストール

% git clone https://github.com/pyenv/pyenv-virtualenv.git ~/plugins/pyenv-virtualenv

git cloneではなくbrew installする方法もあります。

.zshrcに下記を記載します。

% vi .zshrc
.zshrc
eval "$(pyenv virtualenv-init -)"
% exec $SHELL

###新しいPython環境の作成
pyenv virtualenv <VERSION> <NAME>とコマンドを打つことで、NAMEという新しい環境を作成できます。
今回はversion3.9.6のみインストールしているので、3.9.6の新しい環境をsampleという名前で作ります。

% pyenv virtualenv 3.9.6 sample

上記コマンドで、
3.9.6/envs/samplesampleの二つの環境?ができますが、pyenv-virtualenvのgithubを見ると、sampleの方を使うようですね。

新しい環境(sample)で作業をしていきたいので、下記コマンドを実行します。

% pyenv local sample
% pyenv versions
  system
  3.9.6
  3.9.6/envs/sample
* sample (set by /Users/YOUR_NAME/.python-version)

#pip

切り替えが完了したので、必要なライブラリ等をpipコマンドでインストールしていきましょう!

さっそくDjangoをインストールしてみます。

% pip install django

インストールができました!
ちなみに、pip listでインストールしたものを確認できます。

#pyenv global X.X.Xをしても何も変わらない時
上記作業が終わって、pyenv global X.X.Xをしたのですが、実行されませんでした。
過去に同じディレクトリ内でPythonの環境を設定してしまうと.python-versionというファイルが出来てしまうようです。

% rm ~/.python-version

上記コマンドを実行してファイルを削除することで、pyenv global X.X.Xができました!

#最後に
この記事をまとめ始めてから、pyenv-virtualenvvirtualenvは違うものだということが分かりました。
アウトプット大事ですね。

また今後の課題として、venvpipenvが何なのかを理解できるようになりたいなと思っています。今は正直よく分かってないです。
Python3.3以降はvenvが標準化されていて、virtualenvは使う必要がなくなったというのは理解しました。
pyenv、pyenv-virtualenv、venv、Anaconda、Pipenv。私はPipenvを使う。

2021/8/11
@Msksgm さんからコメントをいただき、大幅に修正させていただきました!
コメントありがとうございました!

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