皆さんこんにちは！最近ClaudeCodeを使い始めたのですが、パソコンに苦手意識がある方々向けに基礎知識をまとめてみました。今回から始まる連載シリーズでは、まったくの初心者でも理解できるように解説していきます。特に第1回目の今回は、ClaudeCodeを使う前に知っておきたいMac基礎知識をご紹介します。2025年2月時点の最新情報を元にしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

はじめに
1. Macって何だろう？
2. はじめてのMac購入ガイド
3. パソコンを起動してみよう
4. 基本の操作を覚えよう
5. アプリケーションを使ってみよう
6. インターネットを使ってみよう
7. ターミナルって何？
8. 知っておきたい便利機能
9. 困ったときには
10. よくあるハマりポイントとその解決法
11. もっと詳しく学びたい人におすすめの本
まとめ
参考文献

はじめに

この記事は「パソコンは難しそう...」と感じている方々向けに書きました。私自身もかつてはパソコンに苦手意識を持っていましたが、基本を理解することで使いこなせるようになりました。特にMacは直感的な操作ができるので、初心者の方にもおすすめです。

この記事を読むとよい方

パソコンに苦手意識がある方
はじめてMacを使う予定の方
ClaudeCodeに興味がある方
中学生くらいの基礎知識から学びたい方

環境情報

対象OS: macOS Sequoia 15.3.1（2025年2月現在最新）
対象ハードウェア: MacBook Air/Pro, iMac (M1〜M4チップ搭載モデル)
執筆時期: 2025年2月

「パソコン苦手」でも大丈夫！

中学生の頃エクセルの平均計算なんて出来なかったけど、キーボードショートカットは得意だったんです。誰でも得意・不得意があって当然ですよね。一つずつステップを踏んで進むことで、誰でも使えるようになると思います。スマホを使えるなら、Macも使えるようになるはずです！

記事の読み方

難しそうな用語が出てきても心配しないでください。すべて身近なものに例えて説明していますので、イメージしながら読み進めてみてください。分からないところは何度も読み返しても大丈夫です。コメント欄にご質問いただければ、できる限りお答えしますね。

1. Macって何だろう？

Macはアップル社が作ったパソコンです。iPhoneと同じ会社の製品なので、操作感が似ているのが特徴ですね。iPhoneを使ったことがある方なら、なんとなく使える部分が多いのではないでしょうか。

スマホの大きい兄弟：MacとiPhoneの関係

MacとiPhoneは兄弟のような関係だと考えるとわかりやすいかもしれません。同じ「Apple」という会社の製品で、見た目や操作方法に共通点がたくさんあります。

たとえば：

写真アプリのデザインがよく似ている
メモアプリはほぼ同じように使える
iMessageはどちらでも同じアカウントで利用できる

このように、iPhoneに慣れている方であれば、Macも比較的スムーズに使い始められると思います。

MacBookとiMacの違い

MacBookとiMacの違いを表にまとめてみました。形状や用途に応じて選ぶとよいでしょう。

機種	形状	モビリティ	画面サイズ	使用シーン
MacBook	ノート型（学校のノートのよう）	持ち運び可能バッテリー内蔵	13〜16インチ	外出先での作業大学・カフェなど
iMac	デスクトップ型（テレビのよう）	固定利用コンセント必須	24〜27インチ	自宅での作業家族共有など

現在の最新モデルは2025年春リリース予定のM4チップ搭載MacBook Airが注目されています。

MacOSってなに？（お家のように住みやすくしてくれるもの）

MacOS（マックオーエス）は、Macパソコンを動かすための基本ソフトです。これは私たちの住む家の土台や壁、水道や電気のシステムのようなもので、目に見えない部分でパソコンの機能を支えています。

例えるなら：

家があなたに快適な生活環境を提供するように
MacOSはアプリが快適に動く環境を提供する

MacOSは定期的に新しいバージョンが登場します。今の最新は「macOS Sequoia 15.3.1」（2025年2月10日リリース）というバージョンです。

よく使うショートカットキー（魔法の呪文）

Macを効率的に使うために、いくつかの基本的なショートカットキーを表にまとめました。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れると作業効率が格段に上がりますよ。

ショートカット	機能	使用シーン
Command（⌘）+ C	コピー	テキストや画像を一時的に記憶
Command（⌘）+ V	ペースト（貼り付け）	コピーしたものを挿入
Command（⌘）+ Z	取り消し	操作ミスを元に戻す
Command（⌘）+ S	保存	作業内容を保存
Command（⌘）+ スペース	Spotlight検索を開く	アプリやファイルを素早く探す

個人的に一番よく使うのは Command + スペース で、アプリを素早く起動できるのでおすすめです。キーボードで素早く操作できるようになると、パソコンが苦手という意識がどんどん減っていくかもしれませんね。

2. はじめてのMac購入ガイド（お財布と相談しよう）

初めてMacを購入する方のために、予算や用途に合わせた選び方を紹介します。Macは他のパソコンより少し高めですが、長く使える点が魅力です。

M1 MacとM4 Macの比較

M1チップ搭載モデルとM4チップ搭載モデルの違いを比較表にまとめました。予算と用途に応じて選ぶとよいでしょう。

比較項目	M1 Mac（コスパ重視）	M4 Mac（最新モデル）
価格帯	10万円台前半〜（中古なら7〜8万円台）	15万円以上〜
処理速度	普通の作業なら十分	圧倒的に速い
バッテリー	長持ち	さらに長持ち
AI機能	基本的な機能のみ	充実（画像生成や文章作成が高速）
サポート期間	あと数年	今から5〜7年は安心
例え	去年の人気スマホ	フェラーリのような存在

用途別おすすめモデル

具体的な用途別におすすめのモデルを表にまとめました。

用途	おすすめモデル	特徴	目安価格
学生・文書作業中心	MacBook Air M1	軽量（お弁当箱程度）バッテリー長持ち	10万円前後
クリエイター・開発者	MacBook Pro M4	パワフル美しいディスプレイ（ランドセル程度の重さ）	15万円以上
家庭用メインPC	iMac M1/M4	大画面家族で共有しやすい	M1: 13万円前後 M4: 18万円以上

買う前に確認しておきたいこと（大切なお約束）

Macを購入する前に必ず確認しておきたいポイント：

メモリ（RAM）は後から増やせない：最初から必要十分な容量（最低8GB、できれば16GB以上）を選びましょう
ストレージ（SSD）も後から増やしにくい：最低256GB、できれば512GB以上がおすすめ
アプリの互換性：使いたいソフトがMacで動くか事前に確認（特にWindowsソフト）
保証：AppleCareに入っておくと安心（スマホの保険みたいなもの）

購入先は、Apple公式ストア、家電量販店、Amazonなどの大手通販サイトが安心です。中古を買うなら、整備済製品（リファービッシュ品）がおすすめです。

3. パソコンを起動してみよう

Macを使うための最初のステップは電源を入れること。ここでは起動の方法から画面の見方まで説明します。

電源の入れ方（スマホより簡単！）

MacBookを起動するには、キーボード右上にある丸い電源ボタンを押すだけ。iPhoneのように長押しする必要はなく、軽く押すだけでOKです！

手順：

MacBookの場合、上蓋を開ける
右上の電源ボタンを1回押す
アップルマークが表示されたら起動成功！

iMacの場合は、背面の左下に電源ボタンがあります。モニターの裏側に手を回して押してみてください。

ログイン画面の見方（自分の部屋のカギを開ける感覚）

起動すると、ログイン画面が表示されます。これはあなたの部屋の鍵のようなものです。

ログイン画面では：

ユーザー名（またはアイコン）が表示される
パスワード入力欄がある
パスワードを入力して「Enter」キーを押す

注意：パスワードを入力しても画面には「●●●●」や何も表示されないことがあります。これは正常な動作なので心配しないでください！入力が終わったらEnterキーを押しましょう。

デスクトップって何？（あなたの作業机だと思おう）

ログインすると表示される画面が「デスクトップ」です。これは、あなたの作業机のようなもので、ここでいろいろな作業を行います。

デスクトップには：

背景の壁紙（カスタマイズ可能）
画面上部のメニューバー
画面下部のDock（よく使うアプリが並んでいる）
デスクトップ上のアイコン（設定によって表示されないこともあります）

4. 基本の操作を覚えよう

Macを操作するための基本的な方法を学びましょう。マウスやトラックパッドの使い方は、スマホのタッチ操作に似た部分もあります。

マウス・トラックパッドの使い方（指先で魔法をかける）

トラックパッドはMacBookに標準で付いている、画面の下にある四角い部分です。これを使って画面上の矢印（ポインタ）を動かします。

基本操作：

指を置いて動かす：ポインタ（矢印）が動きます
軽く押す：クリックになります（iPhoneでタップするのと同じ）
二本指で上下に動かす：画面をスクロールします（ウェブページを読むときに便利）

マウスを使う場合は、マウスを机の上で動かすとポインタが動き、左ボタンを押すとクリックになります。

クリックとダブルクリック（ドアをノックする感覚）

クリックは、トラックパッドやマウスを1回押す操作です。これは「選択する」という意味です。

ダブルクリックは、素早く2回連続でクリックする操作です。これは「開く」という意味になります。

例えば：

アイコンを1回クリック：選択する（青く表示される）
アイコンをダブルクリック：アプリやフォルダを開く

これはちょうどドアを1回ノックして「ここです」と伝えるのと、2回ノックして「開けてください」と伝えるような違いです。

スクロールとズーム（地図を広げたりたたんだり）

スクロール：長いウェブページや文書を読むときに、画面を上下に動かす操作です。トラックパッドでは二本指で上下に動かすことでスクロールできます。

ズーム：画面を拡大・縮小する操作です。トラックパッドでは二本指でピンチイン・ピンチアウトすることでズームできます。これはスマホで写真を拡大するのと同じ操作です。

5. アプリケーションを使ってみよう

アプリケーション（アプリ）はパソコンの中のさまざまな道具です。ここでは基本的なアプリの使い方を学びましょう。

アプリってなに？（お料理の道具箱みたいなもの）

アプリケーション（略して「アプリ」）は、パソコンでいろいろな作業をするための道具です。お料理でいえば、包丁やフライパン、ボウルなどの調理器具のようなものです。

例えば：

Safari：インターネットを見るための道具（包丁）
メール：メールを送受信するための道具（鍋）
写真：写真を見たり整理したりする道具（まな板）

それぞれのアプリは、特定の目的のために作られています。

Dockの使い方（よく使う道具を並べておく棚）

Dock（ドック）は画面の下部にある棚のようなバーで、よく使うアプリを並べておく場所です。キッチンで言えば、よく使う調理器具をすぐ手の届く場所に置いておくような感じです。

Dockの使い方：

Dock上のアイコンをクリックするとアプリが起動します
起動中のアプリはDockのアイコンの下に小さな点が表示されます
アプリを閉じたいときは、左上の赤い丸をクリックします

Finderの使い方（お部屋の中を探検しよう）

Finder（ファインダー）は、あなたのMacの中にあるファイルやフォルダを探すためのアプリです。これは家の中の部屋や引き出しを探検するようなものです。

Finderの開き方：

Dockの左端にある笑顔のアイコンをクリック

Finderでできること：

フォルダを開いて中身を見る
ファイルを探す
ファイルやフォルダを新しく作る
ファイルやフォルダを移動したり名前を変えたりする

6. インターネットを使ってみよう

インターネットは世界中の情報につながる大きな図書館のようなものです。Macでは簡単にインターネットを利用できます。

Safariの開き方（世界への窓を開ける）

SafariはMacに標準で入っているウェブブラウザです。これを使ってインターネットのウェブサイトを見ることができます。

Safariの開き方：

Dock上のコンパスのようなアイコンをクリック
または、「Spotlight検索」（後で説明します）で「Safari」と入力してEnterキー

Safariが開いたら、上部のアドレスバーに見たいウェブサイトのURLを入力するか、検索ワードを入力して調べることができます。

ウェブサイトの見方（本をめくるように）

ウェブサイトを見るときの基本操作：

アドレスバー：画面上部の長い入力欄。ここにURLを入力するか、検索したい言葉を入力します
戻る・進む：左上の「<」「>」矢印ボタンで前後のページに移動できます
更新：円形の矢印ボタンでページを最新の状態に更新できます
タブ：複数のウェブページを開くときは、上部の「+」ボタンで新しいタブを追加できます

ブックマークの保存（お気に入りのページに付箋を貼る）

よく見るウェブサイトはブックマークとして保存しておくと便利です。本に付箋を貼っておくように、後で簡単にアクセスできるようになります。

ブックマークの保存方法：

ブックマークしたいページを開く
右上の共有ボタン（四角から上向きの矢印）をクリック
「ブックマークに追加」を選択
名前を確認して「追加」をクリック

検索はWeb版Perplexityと最新のAI検索も活用しよう（友達に質問するみたいに調べられる！）

通常の検索エンジンに加えて、PerplexityやClaudeなどのAI検索サービスも便利です。これらは友達に質問するような感覚で情報を調べられるツールです。

Perplexityの使い方：

Safariで「perplexity.ai」と入力してサイトにアクセス
検索ボックスに質問文を入力（例：「MacBookの基本操作を教えて」）
AIが回答と情報源を示してくれます

最新のClaudeも2025年2月時点ではClaude 3.5 HaikuやClaude 3.7 Sonnetなど高性能なバージョンが利用可能で、特に「どうやって〜するの？」といった疑問を解決するのに便利です。

7. ターミナルって何？

ターミナルはMacの奥深くで直接指示を出せる特別な場所です。ClaudeCodeを使うために必要になるので、基本を知っておきましょう。

ターミナルとは（パソコンと会話するための特別な部屋）

ターミナルは、キーボードでコマンド（命令）を入力してMacを操作するためのアプリです。これはパソコンと直接「会話」するような感じです。

普段は使わないかもしれませんが、ClaudeCodeを使うために必要なので、基本だけ覚えておきましょう。イメージとしては、パソコンの裏側にある特別な部屋で、マウスの代わりに言葉で指示を出すような感じです。

開き方と基本（ドアを開けて挨拶してみよう）

ターミナルの開き方：

Spotlight検索（command + スペース）を開く
「ターミナル」と入力
表示された「ターミナル」をクリック

開くと白か黒の画面が表示され、テキストが表示されます。その後に「$」や「%」のような記号が表示され、カーソルが点滅しています。これが「コマンドプロンプト」で、ここにコマンドを入力します。

簡単なコマンド体験（「こんにちは」と話しかけてみる）

最も簡単なコマンドを試してみましょう：

echo "こんにちは、Mac!"

このコマンドを入力してEnterキーを押すと、Macが「こんにちは、Mac!」と返してくれます。これがターミナルでの基本的な「会話」です。

他の簡単なコマンド：

date - 今日の日付と時刻を表示
pwd - 今いる場所（フォルダ）を表示
ls - 今いる場所にあるファイルとフォルダを一覧表示

心配しないでください。難しく感じるかもしれませんが、次回のClaudeCodeインストールでは、必要なコマンドを一つずつ説明します。

8. 知っておきたい便利機能

Macには知っておくと便利な機能がたくさんあります。ここでは特によく使う3つを紹介します。

Spotlight検索（魔法の懐中電灯）

Spotlight検索は、Macの中のアプリやファイル、情報をすばやく探せる魔法の懐中電灯のような機能です。

使い方：

画面右上の虫眼鏡アイコンをクリック、または「Command（⌘）+ スペース」キーを押す
検索したいものの名前を入力（例：「Safari」「電卓」など）
表示された候補をクリックで開く

これを使えば、アプリやファイルを探す時間が大幅に短縮できます！

スクリーンショット（画面の写真を撮る方法）

画面の状態を写真のように保存する「スクリーンショット」機能も便利です。

スクリーンショットの撮り方：

画面全体を撮る：「Shift + Command（⌘）+ 3」
画面の一部を選んで撮る：「Shift + Command（⌘）+ 4」

撮ったスクリーンショットは通常、デスクトップに保存されます。

システム環境設定（パソコンの好みを教える場所）

システム環境設定（新しいmacOSでは「システム設定」）は、Macの設定を変更する場所です。

開き方：

画面左上のアップルマーク（）をクリック
「システム環境設定」または「システム設定」を選択

ここでは以下のようなことができます：

壁紙の変更
マウス/トラックパッドの速度調整
音量や画面の明るさの設定
Wi-Fiネットワークへの接続
アカウントの管理

9. 困ったときには

パソコンを使っていると、時々分からないことや問題が起きることがあります。そんなときの対処法をいくつか紹介しておきます。焦らずに対応することが大切です。

ヘルプの使い方（困ったときの相談窓口）

Macには困ったときに使える「ヘルプ」機能があります。これはアプリのマニュアルのようなものですね。

ヘルプの使い方：

1. 画面上部のメニューバーから「ヘルプ」をクリック
2. キーワードを入力して検索、または表示されたトピックから選ぶ

多くのアプリにもそれぞれのヘルプがあり、同じようにアクセスできます。分からないことがあれば、まずはヘルプを見てみるという習慣をつけるといいかもしれません。

再起動の方法（休憩を取らせてあげる）

何かおかしいと感じたら、パソコンに「休憩」を取らせる再起動が効果的です。これは意外と多くの問題を解決してくれる魔法のような方法なんですよ。

再起動の方法：

1. 画面左上のアップルマーク（）をクリック
2. 「再起動」を選択
3. 確認画面で「再起動」をクリック

Appleサポートページの見方（大きな図書館で答えを探す）

Appleの公式サポートページも役立つ情報源です。

アクセス方法：

1. Safariで「Apple サポート」と検索
2. または直接「support.apple.com/ja-jp」にアクセス
3. 質問やキーワードを入力して検索、または製品から探す

最新の情報や詳しい解説が見つかるので、困ったときは覗いてみるといいでしょう。私もよく利用しています。

10. よくあるハマりポイントとその解決法

初心者がよく戸惑う場面とその対処法を紹介します。私も最初はこういったところでつまずいたことがあるので、先回りして解説しておきますね。

ハマりポイント	状況	対処法
① パスワード入力時に文字が表示されない	入力しても画面に何も表示されない	正常な仕様。安心して入力を続け、最後にEnterキーを押す
② アプリを閉じたはずなのに終了していない	赤い×ボタンを押しても完全に終了していない	Dockのアイコンを右クリック→「終了」を選択
③ ターミナルでエラーメッセージが表示された	英語のエラーが大量に表示される	Control+Cで中断し、コマンドを確認して再入力
④ ダウンロードしたファイルが見つからない	ファイルをダウンロードしたのに見当たらない	Finderを開き、サイドバーの「ダウンロード」をクリック
⑤ 「このアプリは開けません」と表示される	セキュリティ制限でアプリが起動できない	Controlキーを押しながらアプリをクリック→「開く」を選択

ハマりポイント① 「文字が出ない！」パスワード入力時の見えない文字

パスワードを入力しても画面に文字が表示されないのは正常な動作です。これはセキュリティのためなんですよ。誰かに見られないよう、パスワードは画面に表示されません。安心して入力を続け、最後にEnterキーを押してください。

【注意点】
パスワード入力中は「●●●●」や何も表示されないことが多いです。
これは入力できていないわけではなく、セキュリティ上の対策なので問題ありません。

ハマりポイント② 「消えちゃった！」アプリを閉じたと思ったらどこ？

ウィンドウの左上にある赤い丸をクリックしても、実はアプリは完全には終了していないことがあります。これは初心者が最も混乱するポイントの一つかもしれませんね。

確認方法：

1. Dockを見る → アイコンの下に点があれば起動中
2. アイコンを右クリック → 「終了」を選ぶと完全に終了します

ハマりポイント③ 「英語がいっぱい出た！」ターミナルで変な表示

ターミナルで何か入力してエラーメッセージがたくさん表示されても慌てる必要はありません。これは「何か間違ってるよ」というMacからのメッセージです。

対処法：

# エラーが出たら次のキー操作で中断できます
Control + C

# もう一度コマンドを確認して入力し直しましょう
# 例えば、誤字があるかもしれません

ハマりポイント④ 「ダウンロードしたのに見つからない！」

ダウンロードしたファイルは基本的に「ダウンロード」フォルダに保存されています。これが意外と見つからないという方も多いんですよね。

見つける方法：

1. Finderを開く（Dockの笑顔アイコン）
2. 左側のサイドバーにある「ダウンロード」をクリック
3. または、Spotlight検索で「ダウンロード」と入力

ハマりポイント⑤ 「このアプリは開けません」と言われたとき

macOSは安全のため、公式App Store以外からダウンロードしたアプリの起動に制限をかけています。

対処法：

1. アプリをControlキーを押しながらクリック（右クリック）
2. 表示されるメニューから「開く」を選択
3. 確認画面で「開く」をクリック

これで次回からは普通に開けるようになります。セキュリティのための仕組みなので、安全なアプリだと確信できる場合のみ行ってくださいね。

11. もっと詳しく学びたい人におすすめの本

さらに詳しく学びたい方のために、おすすめの本や記事を紹介します。

シリーズ記事の予定

まずは、この記事シリーズの今後の予定をお知らせします：

回数	タイトル	内容	公開予定
第1回	Mac基礎講座	Macの基本操作、用語解説	公開中
第2回	ClaudeCodeインストール	Macへの導入方法と初期設定	近日公開
第3回	ClaudeCode基本操作	基本的な使い方と活用例	準備中
第4回	ClaudeCode応用編	実践的な使い方と応用テクニック	準備中

『Mac Fan Special MacBook完全ガイド 2024-2025』（お料理レシピみたいにわかりやすい！）

初心者の方に最適な一冊です。最新のAppleシリコン搭載モデル対応で、写真付きの解説がとても分かりやすいです。お料理レシピのように、ステップバイステップで操作方法が書かれています。

特徴：

多くのスクリーンショットでビジュアル解説
基本操作から便利な使い方まで網羅
初心者向けの易しい言葉遣い

『MacBook完全ガイド 2024-2025 Appleシリコン搭載モデル対応』（お医者さんの診察書みたいに詳しい！）

より詳しい情報が欲しい方向けです。MacBookの機能を深く掘り下げています。お医者さんの診察書のように、細かいところまで詳しく説明されています。最新のM4チップ搭載モデルについての情報も掲載されています。

特徴：

詳細な機能解説
トラブルシューティングが充実
便利なTipsが多数収録

『Claude Code入門 - AIによるコーディング支援の新しいカタチ』Qiita記事（次回以降の予習にピッタリ！）

次回からのClaudeCodeシリーズの予習にぴったりな記事です。実際の使用感やポイントが詳しく書かれています。ClaudeCodeはTerminal上で使うことのできるAgentic（自律的）なコーディングツールで、ディレクトリ構造とファイルを理解し、自然言語を用いてコードを書くことをサポートします。

特徴：

実際の使用例が豊富
エラーの対処法も掲載
図解でわかりやすい

『Claude Code を試す』Zenn記事（実験ノートみたいに順番がわかる！）

ClaudeCodeのセットアップから実行までが順番に解説されています。理科の実験ノートのように、手順がはっきり書かれているので分かりやすいです。

特徴：

インストールから使用までの全工程を解説
コマンドの意味も説明
実行結果のスクリーンショットあり

まとめ

今回はMacの基本的な操作方法について解説しました。最初は難しそうに見えても、一つひとつステップを踏めば誰でも使いこなせるようになるのではないでしょうか。

今回学んだこと

Macの基本的な概念と用語
Mac購入時の選び方とポイント
起動からログイン、デスクトップの見方
基本操作（クリック、スクロールなど）
アプリの使い方とFinderの基本
インターネットの使い方
ターミナルの基本概念
便利な機能（Spotlight、スクリーンショット、システム設定）
トラブル対処法

次回予告

次回は「ClaudeCodeをMacにインストールする方法」をご紹介します。今回学んだ知識を活かして、実際にAIツールを導入していきましょう。ターミナルを使いますが、一歩ずつ進めるので、難しく考えなくても大丈夫ですよ。

さいごに

この記事を読み終えたあなたは、もうMacの基本を理解できたと思います。「パソコン苦手」からの第一歩を踏み出せたのではないでしょうか。もし分からないことがあれば、コメント欄でお気軽に質問してください。次回もぜひ続けて、AIの力を借りる新しい冒険に出かけましょう！

参考文献

松山茂, 矢橋司著『Mac Fan Special MacBook完全ガイド 2024-2025 Appleシリコン搭載モデル対応』（マイナビムック）
『MacBook完全ガイド 2024-2025』
「Claude Code入門 - AIによるコーディング支援の新しいカタチ」Qiita記事
「Claude Code を試す」Zenn記事
Apple公式サポートページ（support.apple.com/ja-jp）
個人的な使用経験（MacBook Air M2、2022年〜現在）### よく使うショートカットキー（魔法の呪文）

Macを効率的に使うために、いくつかの基本的なショートカットキーを覚えておくと便利です。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れると作業効率が格段に上がりますよ。

Command（⌘）+ C：コピー
Command（⌘）+ V：ペースト（貼り付け）
Command（⌘）+ Z：取り消し（失敗したときの救世主！）
Command（⌘）+ S：保存（大事な作業はこまめに保存！）
Command（⌘）+ スペース：Spotlight検索を開く

個人的に一番よく使うのは Command + スペース で、アプリを素早く起動できるのでおすすめです。キーボードで素早く操作できるようになると、パソコンが苦手という意識がどんどん減っていくかもしれませんね。## 目次

はじめに
1. Macって何だろう？
2. はじめてのMac購入ガイド
3. パソコンを起動してみよう
4. 基本の操作を覚えよう
5. アプリケーションを使ってみよう
6. インターネットを使ってみよう
7. ターミナルって何？
8. 知っておきたい便利機能
9. 困ったときには
10. よくあるハマりポイントとその解決法
11. もっと詳しく学びたい人におすすめの本
まとめ
参考文献## 2. はじめてのMac購入ガイド（お財布と相談しよう）

初めてMacを購入する方のために、予算や用途に合わせた選び方を紹介します。Macは他のパソコンより少し高めですが、長く使える点が魅力です。

コスパ重視なら「M1 Mac」（去年の人気スマホみたいな関係）

予算を抑えたい方には「M1チップ」搭載のMacがおすすめです。2020年に登場した少し古いモデルですが、まだまだ十分な性能があります。

M1 Macの特徴：

価格が手頃（新品でも10万円台前半から）
性能は普通のことなら十分（ネット閲覧、動画視聴、文書作成など）
バッテリーの持ちが良い（1日中使える）
中古なら更にお得（7〜8万円台から）

例えるなら、去年の人気スマホのような存在です。最新機能がなくても、日常使いには全く問題ありません。

最新モデルを選ぶなら「M4 Mac」（フェラーリみたいに速い！）

最新の性能を求める方には「M4チップ」搭載の最新モデルがおすすめです。2025年から順次登場するこれらのモデルは最高の性能を誇ります。

M4 Macの特徴：

圧倒的な処理速度（重い作業もサクサク）
最長のサポート期間（今から5〜7年は安心）
AI機能が充実（画像生成や文章作成などが高速）
価格は高め（15万円以上から）

例えるなら、最新のフェラーリのような存在です。価格は高いですが、速さと性能は抜群です。写真や動画編集、プログラミングなど重い作業をする方に向いています。

どのモデルがおすすめ？（お弁当箱とランドセルで考えよう）

用途別におすすめのモデルを紹介します：

学生さん・文書作業中心：

「MacBook Air M1」（軽くて持ち運びやすい、お弁当箱くらいの重さ）
バッテリーが長持ちするので、一日中授業で使っても大丈夫

クリエイター・開発者：

「MacBook Pro M4」（パワフルでディスプレイが美しい、ランドセルくらいの重さ）
グラフィックや動画編集、プログラミングなど重い処理も快適

家庭用メインパソコン：

「iMac M1/M4」（大画面で家族みんなで使いやすい、移動しない前提）
オンライン授業の視聴や家計簿管理、写真整理などに便利

買う前に確認しておきたいこと（大切なお約束）

Macを購入する前に必ず確認しておきたいポイント：

メモリ（RAM）は後から増やせない：最初から必要十分な容量（最低8GB、できれば16GB以上）を選びましょう
ストレージ（SSD）も後から増やしにくい：最低256GB、できれば512GB以上がおすすめ
アプリの互換性：使いたいソフトがMacで動くか事前に確認（特にWindowsソフト）
保証：AppleCareに入っておくと安心（スマホの保険みたいなもの）

購入先は、Apple公式ストア、家電量販店、Amazonなどの大手通販サイトが安心です。中古を買うなら、整備済製品（リファービッシュ品）がおすすめです。# 【話題のClaudeCode #1】「パソコン苦手」を卒業しよう！中学生でもわかるMac基礎講座（2025年2月最新版）

皆さんこんにちは！最近ClaudeCodeを使い始めたのですが、パソコンに苦手意識がある方々向けに基礎知識をまとめてみました。今回から始まる連載シリーズでは、まったくの初心者でも理解できるように解説していきます。特に第1回目の今回は、ClaudeCodeを使う前に知っておきたいMac基礎知識をご紹介します。2025年2月時点の最新情報を元にしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

はじめに

Macパソコンを初めて使う方、「パソコンは苦手…」という方のために、この記事では基本中の基本から丁寧に解説していきます。スマホは使えるけどパソコンは難しそう…という方も、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください！

このシリーズについて

このシリーズは全4回の予定です：

Mac基礎講座（今回）
ClaudeCodeのインストール方法
ClaudeCodeの基本操作
ClaudeCodeの応用例

「パソコン苦手」でも大丈夫！

中学生の頃エクセルの平均計算なんて出来なかったけど、キーボードショートカットは得意だったんです。誰でも得意・不得意があって当然。一つずつステップを踏んで進むことで、誰でも使えるようになります。スマホを使えるなら、Macも使えるようになりますよ！

記事の読み方

難しそうな用語が出てきても心配しないでください。すべて身近なものに例えて説明していますので、イメージしながら読み進めてください。分からないところは何度も読み返しても大丈夫です。

この記事で参考にした本（初心者さんにもおすすめ）

『はじめてのMac パーフェクトガイド！2024』（macOS Sonoma対応・最新版）
『MacBook完全マニュアル2024』（Sonoma対応／全機種対応版）

1. Macって何だろう？

Macはアップル社が作ったパソコンです。iPhoneと同じ会社の製品なので、操作感が似ているのが特徴ですね。iPhoneを使ったことがある方なら、なんとなく使える部分が多いのではないでしょうか。

スマホの大きい兄弟：MacとiPhoneの関係

MacとiPhoneは兄弟のような関係だと考えるとわかりやすいかもしれません。同じ「Apple」という会社の製品で、見た目や操作方法に共通点がたくさんあります。

たとえば：

写真アプリのデザインがよく似ている
メモアプリはほぼ同じように使える
iMessageはどちらでも同じアカウントで利用できる

このように、iPhoneに慣れている方であれば、Macも比較的スムーズに使い始められると思います。

MacBookとiMacの違い（冷蔵庫と冷凍庫みたいな関係）

MacBookとiMacは、同じMacシリーズですが形が違います。

MacBook：ノートタイプのMacです。ちょうど学校のノートのように持ち運びができます。バッテリーが内蔵されているので、電源がないところでも使えます。現在の最新モデルは2025年春リリース予定のM4チップ搭載MacBook Airが注目されています。

iMac：デスクトップタイプのMacです。テレビのように大きな画面と本体が一体になっています。持ち運びはできませんが、画面が大きく見やすいのが特徴です。

冷蔵庫と冷凍庫のように、形や大きさは違いますが、基本的な機能や使い方はほとんど同じです。

MacOSってなに？（お家のように住みやすくしてくれるもの）

MacOS（マックオーエス）は、Macパソコンを動かすための基本ソフトです。これは私たちの住む家の土台や壁、水道や電気のシステムのようなもので、目に見えない部分でパソコンの機能を支えています。

例えるなら：

家があなたに快適な生活環境を提供するように
MacOSはアプリが快適に動く環境を提供する

MacOSは定期的に新しいバージョンが登場します。今の最新は「macOS Sequoia 15.3.1」（2025年2月10日リリース）というバージョンです。

3. パソコンを起動してみよう

Macを使うための最初のステップは電源を入れること。ここでは起動の方法から画面の見方まで説明します。

電源の入れ方（スマホより簡単！）

MacBookを起動するには、キーボード右上にある丸い電源ボタンを押すだけ。iPhoneのように長押しする必要はなく、軽く押すだけでOKです！

手順：

MacBookの場合、上蓋を開ける
右上の電源ボタンを1回押す
アップルマークが表示されたら起動成功！

iMacの場合は、背面の左下に電源ボタンがあります。モニターの裏側に手を回して押してみてください。

ログイン画面の見方（自分の部屋のカギを開ける感覚）

起動すると、ログイン画面が表示されます。これはあなたの部屋の鍵のようなものです。

ログイン画面では：

ユーザー名（またはアイコン）が表示される
パスワード入力欄がある
パスワードを入力して「Enter」キーを押す

注意：パスワードを入力しても画面には「●●●●」や何も表示されないことがあります。これは正常な動作なので心配しないでください！入力が終わったらEnterキーを押しましょう。

デスクトップって何？（あなたの作業机だと思おう）

ログインすると表示される画面が「デスクトップ」です。これは、あなたの作業机のようなもので、ここでいろいろな作業を行います。

デスクトップには：

背景の壁紙（カスタマイズ可能）
画面上部のメニューバー
画面下部のDock（よく使うアプリが並んでいる）
デスクトップ上のアイコン（設定によって表示されないこともあります）

4. 基本の操作を覚えよう

Macを操作するための基本的な方法を学びましょう。マウスやトラックパッドの使い方は、スマホのタッチ操作に似た部分もあります。

マウス・トラックパッドの使い方（指先で魔法をかける）

トラックパッドはMacBookに標準で付いている、画面の下にある四角い部分です。これを使って画面上の矢印（ポインタ）を動かします。

基本操作：

指を置いて動かす：ポインタ（矢印）が動きます
軽く押す：クリックになります（iPhoneでタップするのと同じ）
二本指で上下に動かす：画面をスクロールします（ウェブページを読むときに便利）

マウスを使う場合は、マウスを机の上で動かすとポインタが動き、左ボタンを押すとクリックになります。

クリックとダブルクリック（ドアをノックする感覚）

クリックは、トラックパッドやマウスを1回押す操作です。これは「選択する」という意味です。

ダブルクリックは、素早く2回連続でクリックする操作です。これは「開く」という意味になります。

例えば：

アイコンを1回クリック：選択する（青く表示される）
アイコンをダブルクリック：アプリやフォルダを開く

これはちょうどドアを1回ノックして「ここです」と伝えるのと、2回ノックして「開けてください」と伝えるような違いです。

スクロールとズーム（地図を広げたりたたんだり）

スクロール：長いウェブページや文書を読むときに、画面を上下に動かす操作です。トラックパッドでは二本指で上下に動かすことでスクロールできます。

ズーム：画面を拡大・縮小する操作です。トラックパッドでは二本指でピンチイン・ピンチアウトすることでズームできます。これはスマホで写真を拡大するのと同じ操作です。

5. アプリケーションを使ってみよう

アプリケーション（アプリ）はパソコンの中のさまざまな道具です。ここでは基本的なアプリの使い方を学びましょう。

アプリってなに？（お料理の道具箱みたいなもの）

アプリケーション（略して「アプリ」）は、パソコンでいろいろな作業をするための道具です。お料理でいえば、包丁やフライパン、ボウルなどの調理器具のようなものです。

例えば：

Safari：インターネットを見るための道具（包丁）
メール：メールを送受信するための道具（鍋）
写真：写真を見たり整理したりする道具（まな板）

それぞれのアプリは、特定の目的のために作られています。

Dockの使い方（よく使う道具を並べておく棚）

Dock（ドック）は画面の下部にある棚のようなバーで、よく使うアプリを並べておく場所です。キッチンで言えば、よく使う調理器具をすぐ手の届く場所に置いておくような感じです。

Dockの使い方：

Dock上のアイコンをクリックするとアプリが起動します
起動中のアプリはDockのアイコンの下に小さな点が表示されます
アプリを閉じたいときは、左上の赤い丸をクリックします

Finderの使い方（お部屋の中を探検しよう）

Finder（ファインダー）は、あなたのMacの中にあるファイルやフォルダを探すためのアプリです。これは家の中の部屋や引き出しを探検するようなものです。

Finderの開き方：

Dockの左端にある笑顔のアイコンをクリック

Finderでできること：

フォルダを開いて中身を見る
ファイルを探す
ファイルやフォルダを新しく作る
ファイルやフォルダを移動したり名前を変えたりする

6. インターネットを使ってみよう

インターネットは世界中の情報につながる大きな図書館のようなものです。Macでは簡単にインターネットを利用できます。

Safariの開き方（世界への窓を開ける）

SafariはMacに標準で入っているウェブブラウザです。これを使ってインターネットのウェブサイトを見ることができます。

Safariの開き方：

Dock上のコンパスのようなアイコンをクリック
または、「Spotlight検索」（後で説明します）で「Safari」と入力してEnterキー

Safariが開いたら、上部のアドレスバーに見たいウェブサイトのURLを入力するか、検索ワードを入力して調べることができます。

ウェブサイトの見方（本をめくるように）

ウェブサイトを見るときの基本操作：

アドレスバー：画面上部の長い入力欄。ここにURLを入力するか、検索したい言葉を入力します
戻る・進む：左上の「<」「>」矢印ボタンで前後のページに移動できます
更新：円形の矢印ボタンでページを最新の状態に更新できます
タブ：複数のウェブページを開くときは、上部の「+」ボタンで新しいタブを追加できます

ブックマークの保存（お気に入りのページに付箋を貼る）

よく見るウェブサイトはブックマークとして保存しておくと便利です。本に付箋を貼っておくように、後で簡単にアクセスできるようになります。

ブックマークの保存方法：

ブックマークしたいページを開く
右上の共有ボタン（四角から上向きの矢印）をクリック
「ブックマークに追加」を選択
名前を確認して「追加」をクリック

検索はWeb版Perplexityと最新のAI検索も活用しよう（友達に質問するみたいに調べられる！）

通常の検索エンジンに加えて、PerplexityやClaudeなどのAI検索サービスも便利です。これらは友達に質問するような感覚で情報を調べられるツールです。

Perplexityの使い方：

Safariで「perplexity.ai」と入力してサイトにアクセス
検索ボックスに質問文を入力（例：「MacBookの基本操作を教えて」）
AIが回答と情報源を示してくれます

最新のClaudeも2025年2月時点ではClaude 3.5 HaikuやClaude 3.7 Sonnetなど高性能なバージョンが利用可能で、特に「どうやって〜するの？」といった疑問を解決するのに便利です。

7. ターミナルって何？

ターミナルはMacの奥深くで直接指示を出せる特別な場所です。ClaudeCodeを使うために必要になるので、基本を知っておきましょう。

ターミナルとは（パソコンと会話するための特別な部屋）

ターミナルは、キーボードでコマンド（命令）を入力してMacを操作するためのアプリです。これはパソコンと直接「会話」するような感じです。

普段は使わないかもしれませんが、ClaudeCodeを使うために必要なので、基本だけ覚えておきましょう。イメージとしては、パソコンの裏側にある特別な部屋で、マウスの代わりに言葉で指示を出すような感じです。

開き方と基本（ドアを開けて挨拶してみよう）

ターミナルの開き方：

Spotlight検索（command + スペース）を開く
「ターミナル」と入力
表示された「ターミナル」をクリック

開くと白か黒の画面が表示され、テキストが表示されます。その後に「$」や「%」のような記号が表示され、カーソルが点滅しています。これが「コマンドプロンプト」で、ここにコマンドを入力します。

簡単なコマンド体験（「こんにちは」と話しかけてみる）

最も簡単なコマンドを試してみましょう：

echo "こんにちは、Mac!"

このコマンドを入力してEnterキーを押すと、Macが「こんにちは、Mac!」と返してくれます。これがターミナルでの基本的な「会話」です。

他の簡単なコマンド：

date - 今日の日付と時刻を表示
pwd - 今いる場所（フォルダ）を表示
ls - 今いる場所にあるファイルとフォルダを一覧表示

心配しないでください。難しく感じるかもしれませんが、次回のClaudeCodeインストールでは、必要なコマンドを一つずつ説明します。

8. 知っておきたい便利機能

Macには知っておくと便利な機能がたくさんあります。ここでは特によく使う3つを紹介します。

Spotlight検索（魔法の懐中電灯）

Spotlight検索は、Macの中のアプリやファイル、情報をすばやく探せる魔法の懐中電灯のような機能です。

使い方：

画面右上の虫眼鏡アイコンをクリック、または「Command（⌘）+ スペース」キーを押す
検索したいものの名前を入力（例：「Safari」「電卓」など）
表示された候補をクリックで開く

これを使えば、アプリやファイルを探す時間が大幅に短縮できます！

スクリーンショット（画面の写真を撮る方法）

画面の状態を写真のように保存する「スクリーンショット」機能も便利です。

スクリーンショットの撮り方：

画面全体を撮る：「Shift + Command（⌘）+ 3」
画面の一部を選んで撮る：「Shift + Command（⌘）+ 4」

撮ったスクリーンショットは通常、デスクトップに保存されます。

システム環境設定（パソコンの好みを教える場所）

システム環境設定（新しいmacOSでは「システム設定」）は、Macの設定を変更する場所です。

開き方：

画面左上のアップルマーク（）をクリック
「システム環境設定」または「システム設定」を選択

ここでは以下のようなことができます：

壁紙の変更
マウス/トラックパッドの速度調整
音量や画面の明るさの設定
Wi-Fiネットワークへの接続
アカウントの管理

9. 困ったときには

パソコンを使っていると、時々分からないことや問題が起きることがあります。そんなときの対処法をいくつか紹介しておきます。焦らずに対応することが大切です。

ヘルプの使い方（困ったときの相談窓口）

Macには困ったときに使える「ヘルプ」機能があります。これはアプリのマニュアルのようなものですね。

ヘルプの使い方：

1. 画面上部のメニューバーから「ヘルプ」をクリック
2. キーワードを入力して検索、または表示されたトピックから選ぶ

多くのアプリにもそれぞれのヘルプがあり、同じようにアクセスできます。分からないことがあれば、まずはヘルプを見てみるという習慣をつけるといいかもしれません。

再起動の方法（休憩を取らせてあげる）

何かおかしいと感じたら、パソコンに「休憩」を取らせる再起動が効果的です。これは意外と多くの問題を解決してくれる魔法のような方法なんですよ。

再起動の方法：

1. 画面左上のアップルマーク（）をクリック
2. 「再起動」を選択
3. 確認画面で「再起動」をクリック

Appleサポートページの見方（大きな図書館で答えを探す）

Appleの公式サポートページも役立つ情報源です。

アクセス方法：

1. Safariで「Apple サポート」と検索
2. または直接「support.apple.com/ja-jp」にアクセス
3. 質問やキーワードを入力して検索、または製品から探す

最新の情報や詳しい解説が見つかるので、困ったときは覗いてみるといいでしょう。私もよく利用しています。

10. よくあるハマりポイントとその解決法

初心者がよく戸惑う場面とその対処法を紹介します。私も最初はこういったところでつまずいたことがあるので、先回りして解説しておきますね。

ハマりポイント① 「文字が出ない！」パスワード入力時の見えない文字

パスワードを入力しても画面に文字が表示されないのは正常な動作です。これはセキュリティのためなんですよ。誰かに見られないよう、パスワードは画面に表示されません。安心して入力を続け、最後にEnterキーを押してください。

【注意点】
パスワード入力中は「●●●●」や何も表示されないことが多いです。
これは入力できていないわけではなく、セキュリティ上の対策なので問題ありません。

ハマりポイント② 「消えちゃった！」アプリを閉じたと思ったらどこ？

ウィンドウの左上にある赤い丸をクリックしても、実はアプリは完全には終了していないことがあります。これは初心者が最も混乱するポイントの一つかもしれませんね。

確認方法：

1. Dockを見る → アイコンの下に点があれば起動中
2. アイコンを右クリック → 「終了」を選ぶと完全に終了します

ハマりポイント③ 「英語がいっぱい出た！」ターミナルで変な表示

ターミナルで何か入力してエラーメッセージがたくさん表示されても慌てる必要はありません。これは「何か間違ってるよ」というMacからのメッセージです。

対処法：

# エラーが出たら次のキー操作で中断できます
Control + C

# もう一度コマンドを確認して入力し直しましょう
# 例えば、誤字があるかもしれません

ハマりポイント④ 「ダウンロードしたのに見つからない！」

ダウンロードしたファイルは基本的に「ダウンロード」フォルダに保存されています。これが意外と見つからないという方も多いんですよね。

見つける方法：

Finderを開く（Dockの笑顔アイコン）
左側のサイドバーにある「ダウンロード」をクリック
または、Spotlight検索で「ダウンロード」と入力

ハマりポイント⑤ 「このアプリは開けません」と言われたとき

macOSは安全のため、公式App Store以外からダウンロードしたアプリの起動に制限をかけています。

対処法：

アプリをControlキーを押しながらクリック（右クリック）
表示されるメニューから「開く」を選択
確認画面で「開く」をクリック

これで次回からは普通に開けるようになります。セキュリティのための仕組みなので、安全なアプリだと確信できる場合のみ行ってくださいね。

11. もっと詳しく学びたい人におすすめの本

さらに詳しく学びたい方のために、おすすめの本や記事を紹介します。

『Mac Fan Special MacBook完全ガイド 2024-2025』（お料理レシピみたいにわかりやすい！）

初心者の方に最適な一冊です。最新のAppleシリコン搭載モデル対応で、写真付きの解説がとても分かりやすいです。お料理レシピのように、ステップバイステップで操作方法が書かれています。

特徴：

多くのスクリーンショットでビジュアル解説
基本操作から便利な使い方まで網羅
初心者向けの易しい言葉遣い

『MacBook完全ガイド 2024-2025 Appleシリコン搭載モデル対応』（お医者さんの診察書みたいに詳しい！）

より詳しい情報が欲しい方向けです。MacBookの機能を深く掘り下げています。お医者さんの診察書のように、細かいところまで詳しく説明されています。最新のM4チップ搭載モデルについての情報も掲載されています。

特徴：

詳細な機能解説
トラブルシューティングが充実
便利なTipsが多数収録

『Claude Code入門 - AIによるコーディング支援の新しいカタチ』Qiita記事（次回以降の予習にピッタリ！）

次回からのClaudeCodeシリーズの予習にぴったりな記事です。実際の使用感やポイントが詳しく書かれています。ClaudeCodeはTerminal上で使うことのできるAgentic（自律的）なコーディングツールで、ディレクトリ構造とファイルを理解し、自然言語を用いてコードを書くことをサポートします。

特徴：

実際の使用例が豊富
エラーの対処法も掲載
図解でわかりやすい

『Claude Code を試す』Zenn記事（実験ノートみたいに順番がわかる！）

ClaudeCodeのセットアップから実行までが順番に解説されています。理科の実験ノートのように、手順がはっきり書かれているので分かりやすいです。

特徴：

インストールから使用までの全工程を解説
コマンドの意味も説明
実行結果のスクリーンショットあり

12. よくある質問（FAQ）

Macに関して初心者の方からよく寄せられる質問をまとめてみました。私自身も最初は同じような疑問を持っていたので、参考になれば嬉しいです。

Q1: WindowsのソフトはMacでも使えますか？

A: 基本的に、Windows用に作られたソフトはそのままではMacでは動きません。ただし、以下の方法で対応できる場合があります。

Mac版が提供されているか確認する：Microsoft OfficeやAdobe製品など、人気ソフトはMac版も提供されていることが多いです。
代替ソフトを探す：類似機能を持つMac用アプリを探してみましょう。
Parallels DesktopやBootcamp：Mac上でWindowsを動かす方法もありますが、初心者には少し複雑かもしれません。

Q2: Macのバックアップはどうやって取りますか？

A: Macには「Time Machine」という優れたバックアップ機能が標準で搭載されています。

外付けハードディスクをMacに接続する
システム環境設定（またはシステム設定）から「Time Machine」を選択
バックアップディスクとして外付けハードディスクを選択
「バックアップを開始」をクリック

あとは自動的に定期バックアップを行ってくれます。データ消失のリスクを減らすためにも、ぜひ設定しておきましょう。

Q3: iPhoneの写真をMacに取り込むにはどうすればいいですか？

A: iPhoneとMacは連携がとても簡単です。

iPhoneをUSBケーブルでMacに接続する
iPhoneの画面ロックを解除し、「このコンピュータを信頼する」を選択
Macで「写真」アプリを開く
左側のサイドバーにiPhoneが表示されるので選択
「読み込み」ボタンをクリック

また、iCloudフォトライブラリを設定している場合は、自動的にMacの写真アプリにも同期されます。

Q4: ウイルス対策ソフトは必要ですか？

A: MacはWindowsに比べてウイルス感染のリスクは低いですが、最近はMacを標的とした脅威も増えています。

macOSには「Gatekeeper」という保護機能が標準で搭載されています
基本的な使い方であれば、追加のウイルス対策ソフトがなくても問題ないことが多いです
重要なデータを扱う場合や、心配な方は有名なセキュリティソフト（Avast、BitDefenderなど）のMac版を検討されるとよいでしょう

Q5: Macが重い・遅いと感じたらどうすればいいですか？

A: 動作が遅くなった場合は、以下の対処法を試してみてください。

再起動する：単純ですが、最も効果的な方法の一つです
起動時に自動起動するアプリを減らす：
システム環境設定→ユーザーとグループ→ログインアイテムで確認・削除できます
ディスク容量を確認：
空き容量が少ないと動作が遅くなります。不要なファイルを削除しましょう
Safariのキャッシュをクリア：
Safari→環境設定→詳細→「メニューバーに"開発"メニューを表示」にチェック→開発メニュー→キャッシュを空にする
それでも改善しない場合は、Apple Storeの「Genius Bar」に相談するのも良い選択肢です。### よく使うショートカットキー（魔法の呪文）
Macを効率的に使うために、いくつかの基本的なショートカットキーを覚えておくと便利です。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れると作業効率が格段に上がりますよ。
ショートカット機能使用シーンCommand（⌘）+ Cコピーテキストや画像を一時的に記憶Command（⌘）+ Vペースト（貼り付け）コピーしたものを挿入Command（⌘）+ Z取り消し操作ミスを元に戻すCommand（⌘）+ S保存作業内容を保存Command（⌘）+ スペースSpotlight検索を開くアプリやファイルを素早く探す
個人的に一番よく使うのは Command + スペースで、アプリを素早く起動できるのでおすすめです。キーボードで素早く操作できるようになると、パソコンが苦手という意識がどんどん減っていくかもしれませんね。

まとめ

今回はMacの基本的な操作方法について解説しました。最初は難しそうに見えても、一つひとつステップを踏めば誰でも使いこなせるようになるのではないでしょうか。

今回学んだこと

Macの基本的な概念と用語
Mac購入時の選び方とポイント
起動からログイン、デスクトップの見方
基本操作（クリック、スクロールなど）
アプリの使い方とFinderの基本
インターネットの使い方
ターミナルの基本概念
便利な機能（Spotlight、スクリーンショット、システム設定）
トラブル対処法

次回予告

次回は「ClaudeCodeをMacにインストールする方法」をご紹介します。今回学んだ知識を活かして、実際にAIツールを導入していきましょう。ターミナルを使いますが、一歩ずつ進めるので、難しく考えなくても大丈夫ですよ。

さいごに

この記事を読み終えたあなたは、もうMacの基本を理解できたと思います。「パソコン苦手」からの第一歩を踏み出せたのではないでしょうか。もし分からないことがあれば、コメント欄でお気軽に質問してください。次回もぜひ続けて、AIの力を借りる新しい冒険に出かけましょう！

参考文献

松山茂, 矢橋司著『Mac Fan Special MacBook完全ガイド 2024-2025 Appleシリコン搭載モデル対応』（マイナビムック）
『MacBook完全ガイド 2024-2025』
「Claude Code入門 - AIによるコーディング支援の新しいカタチ」Qiita記事
「Claude Code を試す」Zenn記事
Apple公式サポートページ（support.apple.com/ja-jp）
個人的な使用経験（MacBook Air M2、2022年〜現在）