act実行時に少し詰まってしまったので備忘録として残しておきます。
現象
pronto-rubocopのGitHub Actionsを、actのDry runで実行したところ、ruby/setup-rubyのv1を見つけられないエラーが発生しました。
> act pull_request -P ubuntu-latest=nektos/act-environments-ubuntu:18.04 -n
・・・略・・・
*DRYRUN* [Checks/unit_tests-43] ⭐ Run ruby/setup-ruby@v1
*DRYRUN* [Checks/unit_tests-43] ☁ git clone 'https://github.com/ruby/setup-ruby' # ref=v1
*DRYRUN* [Checks/unit_tests-43] Unable to resolve v1: reference not found
*DRYRUN* [Checks/unit_tests-43] ❌ Failure - ruby/setup-ruby@v1
Error: reference not found
調査
actのissueに類似現象が記載されていました。
Unable to resolve v1: reference not found #311
このissueをたどっていくと、気になるコメントを見つけました。
The issue occurs if v1, v2 refs are branches, not tags. But yes, it's very annoying and needs to be fixed.
v1やv2がタグになく、ブランチにあるとこの問題が発生するようです。
ruby/setup-rubyを確認してみると、ブランチにはv1がありますが、タグにはv1はなくv1.0.0がある状態でした。
ブランチ: https://github.com/ruby/setup-ruby/branches
タグ: https://github.com/ruby/setup-ruby/releases/tag/v1.0.0
なお、この問題はすでにPull Request(Fix "reference not found" error #433)が作成され、マージ済みとなっていました。この変更では、まずタグに該当バージョンがないか探し、なければブランチで該当バージョンを探す処理となっているようです。
リリースバージョンはv0.2.19となっており、私が使っているバージョンを確認すると0.2.16だったので、今回の問題の原因はこのことだったようです。
対応
actはbrewで入れたので、brew upgradeを行いactのバージョンアップを行いました。