Chrome拡張開発をしています。JestでテストするためにサンプルページのHTMLのテキストが欲しくなりました。もちろんフォーマットしておきたい。

いくつか方法はあると思います。

htmlファイルを書いてPrettierでフォーマットする（読み込みには以下が必要）
- html-loaderインストール
- WebPack設定
- declare module '*.html';で型定義
lit-html, typescript-lit-html-plugin のnpmインストールとlit-htmlのVSCodeプラグインを使う
lit-htmlのVSCodeプラグインを騙して文字列にフォーマットをかける

最初に考えたのはhtmlファイルを書いてPrettierでフォーマットです。

でも、テンプレートリテラルを使って書くならHTML構造の使い回しが出来るのでテストケースの作成が捗りそうですね。

調べていると lit というライブラリーを発見し、Usage通りにやってみることにしました。
テキストとして記述しているのにフォーマットも働くのでいい感じです！

いざnpm run testを実行！　→ 失敗！！
調べてみると Issue になっていました。
Unexpected token error in tests

なるほどね〜設定が細かくなるのはいやだな〜。。
このlit-htmlというライブラリーはいろいろ機能があるようなのですが、私は今のところ使わないんです。

TypeScriptに文字列として記述したHTMLをVSCodeでフォーマットしたいだけ。

ということで本題です。いい感じの方法を見つけました。

TypeScriptに文字列として記述したHTMLをVSCodeでフォーマットしたい

lit-html, typescript-lit-html-pluginをインストールしなくても、lit-htmlのVSCodeプラグインがあれば以下のようなフォーマットのコードをちゃんと整形してくれます。

ちなみに、String.raw, styled.div, gqlといった関数で使われているテクニックはTagged Template Literalsというらしいです。

私のケースだとhtmlという名前の関数が、単純に文字列を返すものであればいいんですよね。

調べて作ってみました。どうぞ使ってください。

export const html = (literals: TemplateStringsArray, ...placeholders: string[]): string => {
  let result = "";
  placeholders.forEach((placeholder, i) => {
    result += literals[i];
    result += placeholder;
  });
  result += literals[literals.length - 1];
  return result;
};

こんな感じでテンプレートリテラルの書き方も出来ます。

これで快適ですね！