#水没とは
この場合、パソコンに(普通の)水をはじめとする電気伝導度の高い液体がかかる、または、そのような液体が侵入することを指す。
筆者の場合は、液体はレッドブル(355ml)を指し、パソコンはMacBookAir 2017を指す。
##筆者の場合の水没範囲
主に右側。電源キーからかなキーあたりまで。
缶の中の容量のうち、少なく見積もって$\frac{1}{5}$くらいは「だばぁ」したんじゃないでしょうか。
筆者の場合の水没直後の様子
普通に電源が落ち、再起動を試みようとするパソコン。
締め切り前で焦る、徹夜明けの筆者。
#免責(筆者は一切の責任を負わない)
本稿の目的は、あくまで、実施可能性のある手法について論じ、笑い話を提供することにとどまる。
この方法を筆者が実行したとは言わないし、何らかの検証が加えられた手法とも言わない。
途中、検証・考察と受け取れる文章が出現する可能性は、これを否定しないが、そのような箇所は、検証・考察ではなく、詐欺師のいう「これを買いなさい」程度の意味であり、戯言の一種と受け取るべきである。
よって、この記事に記載のあるいずれかの手法を用いたことによる、復旧をする・しないはもとより、それに伴って発生するあらゆるリスク・あらゆる不利益は、筆者にとって全く予見不能であることを宣言する。
また、本記事に対して払われた注意は、ただ、誤字脱字に対するもののみであり、それについても、万全を期するものの、万全でない可能性を否定するものではない。まして、注意を払われていないあらゆる事柄について、万全など期待できようはずもないことを読者は理解しているものとする。
万が一、この記事に記載の手法の内、どれか1つでも、実行に移す場合は、全く各実行者の責任に於いて実行されるものであり、例え、機器の破損、あらゆる動植物の傷害・死亡などのいかなる不利益が発生したとしても、当然、筆者はいかなる責任をも負わない。
それから ここまでの ぶんの いみが わからないひとは つづきを よんでは いけません。
通常の復旧手法(既存手法)
調べるとよく出てくる手法が、自然乾燥を狙ったと思われる手法である。
重田, Mac Book Airの水濡れ(水没)故障、、絶望から奇跡の生還〜役立つ10の教訓〜, 重田のECサイト完全攻略ブログ, http://www.cl-link.com/blog-shigeta/2017/02/04/macbookair/
小林, 【MacBook Airが水没から復活】コーヒーをこぼしてから8時間で復旧するまでの全手順, ミラクリ, http://enrique5581.net/mac-suibotu-fukkyuu/
namaco_, Macさん水没から復活したよ, https://note.mu/namaco_/n/nedab1fcb74d6
ドライヤーで乾燥させてみたり、ストーブの前においてみたり、キーボードを下にして放置してみたり。
それから、業者に依頼するなど。
そのうち、キーボードを下にして放置する手法はよく取られるようではある。
なお、今回話題にしているパソコンでは、キーボードに水が残留していた、という報告が少ないため、おそらく水分は、キーボードのキーを外して見える範囲を「ほぼ素通り」するようである。
今回の復旧手法(提案手法)
遠心力を使って水を飛ばそう
提案手法の優れる点
既存手法では、即座の復旧は見込めないことがある。最大(なのかは不明だが)日単位の乾燥期間が必要になることもあると思われる。
提案手法では、物理のパワー(適当)で水分を減らすため、30分以下での電源再投入すら可能である。
そのため、締め切り間際に、よりにもよってエナジードリンクをかけてしまったような場合でも、素早く作業を再開することができる。
既存手法では、重力にしたがって排出される液体の他は、単なる乾燥に任せることになるため、特定の方向に溜まった液体は残留するものと思われる。
提案手法では、重力よりも強い力を、即座に切り替え可能な任意の方向にかけることが可能である。
そのため、内部に残留する液体の量を減らすことができるものと考えられる。
提案手法の劣る点
パソコン全体(より正確には、ケーシングと接触のある部分)に強い力がかかること。それゆえに、HDD搭載機ではHDDの破損が想定される。また、そうでない機器にしても、基板などに負荷がかかるは必定であり、パソコンにとって悪い影響がありこそすれ、(水没の解消以外の)いい影響があろうとは思われない。
思い出してください……「大いなる力には大いなる責任が伴う」のです(適当再び)。
提案手法の実施手順
- 電源強制断
- 側面を下にする
- 目につく液体を拭き取る
- 汚れても良い場所に移動
- パソコンを閉じた状態でキーボードのescがある上側を奥にして、しっかりと両手で持つ
- 周囲の状況を確認し、手をどのような方向に振り回しても物に当たらないことを確認する
- 任意の向きに体ごと回転する
- 液体が排出されるので、拭く
- 向きを変更して、5からを繰り返す
- さらに、5で指定された方向以外で液体が排出されそうな向きを奥にしてしっかりと両手で持つ
- 6から9の5を10として繰り返す
- 液体がそれ以上排出されないことをあらゆる方向について確認する
- 電源再投入
いずれの手法でも発生する問題
一定の時間経過後、機器内部に糖分が析出する可能性が高い。そのため、ファンなどの摺動部を持つような部品に液体が残留した場合に、問題となる可能性がある。しかしながら、固体として析出している糖類に高い電気伝導度はないだろうから、その点で問題となる可能性は低いものと考えられる。
時間と手間を惜しまない場合に上記以外に考えられる手法の案
電源断、純水中に完全に水没させ、放置、自然乾燥、である。
私は怖いのと純水を潤沢に準備できないのでやりたくないが、純水であれば、ショートはない、はず、なので、この方法が使えるはずである。純水は、できれば超純水をだばだば流しかけ、常に入れ替わるような処置を施すと、なおいい気もする。
この手法であれば、無用な荷重もかからず、また、固体の析出、液体による基板の侵食(?)も最小限に抑えられる、と思われる。
乾燥時にはデシケーターを減圧・加熱しないように使うと早いものと予想される。
まとめ
パソコンは家電ではない(復唱)
パソコンは精密機器である(復唱)
パソコンをおいた机に液体を置いてはならない(復唱)
パソコンに顔を向けているときに唾液以外の液体を口に含んではならない(復唱)
どうしても液体を置きたいなら、ペットボトルなど蓋のできるものか、せめてストローのある(紙パックとか)飲料にすべきである。