⚠︎記事の内容は私個人の見解であり,所属する学科組織またはサークルを代表するものではありません.
はじめに
PhysiKyuアドベントカレンダー10日目です!今日は理学部2年の林田が記事を担当します。実は,急遽前日に代わりに記事を書いてほしいと頼まれ,背水の陣でこの記事を書いています。そのため無難な記事になってしまいました...ご容赦ください。私はLaTeXを使い始めてまだ日が浅いので,初歩的な操作しかわかりませんが,入門まではお手伝いしたいと思ってこの記事を書きました。
LaTeXとは
皆さんは今まで,レポートの作成にWordを使った事があると思います。LaTeX(ラテフ)は同様にレポートなどの文章を作成するシステムです。Wordとの大きな違いは
- 用紙のサイズや文字の大きさなどの指定を,プログラムの命令として書く必要がある
だと個人的には感じています。一見手間に見えますが,細かい設定を自分で行う事ができるので,論文や講義資料を作成する際に現役で使われている優れものです。こういうのは慣れるのが一番手っ取り早いと思うので,早速使っていきましょう!
Overleafにログインしてみよう
今回は世界的に使われているOverleafを例に解説していきます。(他にもオンラインで配信されているものとして,日本のCloudLaTeXがあります)1
- Overleafを開いて適当にアカウントを作ってみましょう。
- 左上にあるNew-ProjectをクリックしてBlank-Projectを適当に名前をつけて作成します。すると以下のような画面が出てくると思います。
日本語の設定
Overleafはデフォルトのままでは日本語に対応していません。そこで次に日本語の設定を行いましょう。
- メニューをクリック
- LaTeXを選択
- 左上の小さなアイコンを押す。
- New-Fileを"latexmkrc"と入力して作成
- 以下の魔法の言葉を入力
- Cotrol-S で保存する。
- 日本語で書けるようになった?
main.texの説明
このmain.texというファイルにLaTeX専用のコマンドを使いながら入力していくことで,Overleaf画面右側に表示されているような文章を作成することができます。
- 1行目:文章のスタイルを指定しています。
- 2行目:LaTeX専用のコマンドは,このパッケージを導入することで使える事ができます。必要に応じて色々なパッケージをここに追加していきましょう。
- 4行目:この文章のタイトルを書いています。
- 5行目:この文章の著者を書いています。
- 6行目:この文章の日付を書いています。
- 8行目:この文章の始まりの位置を表しています。文章の幅などの設定はこの前に書くようにしましょう。
- 10行目:この文章のタイトルを自動で作成してくれます。タイトルと著者・日付を表示するのが一般的です。
- 12行目:文章の章を意味するコマンドです。
- 14行目:この文章の終わりの位置を表しています。
あとはネットでコマンドを調べながら,文章を作成していくだけ
あまり長いアドベントカレンダーを書くのは気が引けるので,あとは読者に丸投げすることにします。真似をしていけばだんだん上達するはずですので,適宜調べながら頑張ってください。
参考になるサイト
- 全般:TeX Wiki
- 特殊文字:数学の景色
- 数式環境:数学の景色
- 表の作成:takatani Note
- 画像の挿入:Takatani Note
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございます。LaTeXのいいところは数式を綺麗に入力できることなので,実験レポートなどLaTeXで挑戦してみてはいかがでしょうか...それではいいTeXライフを〜
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Overleafの良さとして,公開されているテンプレが多いことや,共同編集する機能があります。 ↩