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LaTeXを使ってみよう!

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⚠︎記事の内容は私個人の見解であり,所属する学科組織またはサークルを代表するものではありません.

はじめに

PhysiKyuアドベントカレンダー10日目です!今日は理学部2年の林田が記事を担当します。実は,急遽前日に代わりに記事を書いてほしいと頼まれ,背水の陣でこの記事を書いています。そのため無難な記事になってしまいました...ご容赦ください。私はLaTeXを使い始めてまだ日が浅いので,初歩的な操作しかわかりませんが,入門まではお手伝いしたいと思ってこの記事を書きました。

LaTeXとは

皆さんは今まで,レポートの作成にWordを使った事があると思います。LaTeX(ラテフ)は同様にレポートなどの文章を作成するシステムです。Wordとの大きな違いは

  • 用紙のサイズや文字の大きさなどの指定を,プログラムの命令として書く必要がある

だと個人的には感じています。一見手間に見えますが,細かい設定を自分で行う事ができるので,論文や講義資料を作成する際に現役で使われている優れものです。こういうのは慣れるのが一番手っ取り早いと思うので,早速使っていきましょう!

Overleafにログインしてみよう

今回は世界的に使われているOverleafを例に解説していきます。(他にもオンラインで配信されているものとして,日本のCloudLaTeXがあります)1

  1. Overleafを開いて適当にアカウントを作ってみましょう。
  2. 左上にあるNew-ProjectをクリックしてBlank-Projectを適当に名前をつけて作成します。すると以下のような画面が出てくると思います。
    Screenshot 2023-12-09 at 17.40.27.png

日本語の設定

Overleafはデフォルトのままでは日本語に対応していません。そこで次に日本語の設定を行いましょう。

  1. メニューをクリック
    Screenshot 2023-12-09 at 17.47.37.png
  2. LaTeXを選択
    Screenshot 2023-12-09 at 17.50.55.png
  3. 左上の小さなアイコンを押す。
    Screenshot 2023-12-09 at 17.55.01.png
  4. New-Fileを"latexmkrc"と入力して作成
    Screenshot 2023-12-09 at 17.58.54.png
  5. 以下の魔法の言葉を入力
    Screenshot 2023-12-09 at 18.05.40.png
  6. Cotrol-S で保存する。
  7. 日本語で書けるようになった?
    Screenshot 2023-12-09 at 18.07.33.png

main.texの説明

このmain.texというファイルにLaTeX専用のコマンドを使いながら入力していくことで,Overleaf画面右側に表示されているような文章を作成することができます。
Screenshot 2023-12-09 at 18.10.04.png

  • 1行目:文章のスタイルを指定しています。
  • 2行目:LaTeX専用のコマンドは,このパッケージを導入することで使える事ができます。必要に応じて色々なパッケージをここに追加していきましょう。
  • 4行目:この文章のタイトルを書いています。
  • 5行目:この文章の著者を書いています。
  • 6行目:この文章の日付を書いています。
  • 8行目:この文章の始まりの位置を表しています。文章の幅などの設定はこの前に書くようにしましょう。
  • 10行目:この文章のタイトルを自動で作成してくれます。タイトルと著者・日付を表示するのが一般的です。
  • 12行目:文章の章を意味するコマンドです。
  • 14行目:この文章の終わりの位置を表しています。

あとはネットでコマンドを調べながら,文章を作成していくだけ

あまり長いアドベントカレンダーを書くのは気が引けるので,あとは読者に丸投げすることにします。真似をしていけばだんだん上達するはずですので,適宜調べながら頑張ってください。

参考になるサイト

おわりに

ここまで読んで頂きありがとうございます。LaTeXのいいところは数式を綺麗に入力できることなので,実験レポートなどLaTeXで挑戦してみてはいかがでしょうか...それではいいTeXライフを〜

  1. Overleafの良さとして,公開されているテンプレが多いことや,共同編集する機能があります。

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