4
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

IDLEでPython3:インストール・動作確認編

Last updated at Posted at 2019-05-20

 ここでは,Python3をインストールし,IDLEでスクリプトを作成・実行する方法についてまとめていきます.よろしくお願いいたします.

目次

環境

  • Windows10 (64-bit)
  • Python 3.7.3

Pythonのインストール

 まずPythonの公式ホームページよりインストーラをダウンロードします.

PythonInstall01.png

 Download Python 3.7.3ボタンを押すと,最新版(2019年5月21日現在)のpython-3.7.3.exeをダウンロードします.他のバージョンは下の方にあります.好みのものを選択してください.

 次にダウンロードしたインストーラを起動します.

PythonInstall02.png

 Install Nowでもいいですが,私はPythonのインストールフォルダの設定などをしたいので,→ Customize installationを選択しました.以下はその様子です.

Customize installation
PythonInstall03.png

  • 3番目のチェックに注意.tkinterはGUI作成用のライブラリ,IDLEが今回使おうとしている開発環境です.ここではどちらもインストールしておきます.

PythonInstall04.png
・ダウンロード先を指定
・[環境変数にPythonを追加]にチェック

PythonInstall05.png

これでPythonを使うことができるようになりました.

Pythonの動作確認

 Pythonは基本的にコンソールから起動することができます.少し動作確認しましょう.

コマンドプロンプトから対話型インタプリタ起動

$ py または $ python
Python 3.7.3 (v3.7.3:ef4ec6ed12, Mar 25 2019, 21:26:53) [MSC v.1916 32 bit (Intel)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>

 この画面が出たら成功です.ちなみにpyコマンドはインストール時に有効にしたものです.調べてみたらパスの通ったところにpy.exeがありました.

メモ帳などで書いたスクリプトを実行

hello.py
print("hello, world!")
$ python hello.py
hello, world!

IDLEを起動しよう

IDLEショートカットから起動

 Windowsの場合,スタートメニューにIDLE起動用のショートカットが追加されています.普通に起動するだけならこれが一番便利でしょう.ちなみにショートカットの中身は次のようになっています.

IDLE (Python 3.7 32-bit) - ショートカット
 "…\Python37-32\pythonw.exe" "…\Python37-32\Lib\idlelib\idle.pyw"

 このidlelibディレクトリにはidle.py, idle.batなども入っています.どちらもIDLE起動スクリプトです.

Pythonインタプリタ内で起動

 idle.pyの中身を参考にすると,通常のPythonインタプリタから次のコマンドを入力すれば,IDLEを起動できることが分かります.

>>> import idlelib.pyshell
>>> idlelib.pyshell.main()

バッチファイルから起動

 idle.batを使って起動するなら,「Pythonインストールフォルダ\Lib\idlelib\idle.bat」を直接実行するか,ショートカットを作成して実行します.バッチファイルの中身は次の通りです.

idle.bat
@echo off
rem Start IDLE using the appropriate Python interpreter
set CURRDIR=%~dp0
start "IDLE" "%CURRDIR%..\..\pythonw.exe" "%CURRDIR%idle.pyw" %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9

コマンドで起動できるようにする

 idle.batをパスの通ったフォルダ(ここではPythonのインストールフォルダ「Python37-32」)にコピーし,4行目のstartコマンドの引数を適切に直せば,Win+Ridleと入力するだけで起動できるようになります.

Python37-32\idle.bat
@echo off
rem Start IDLE using the appropriate Python interpreter
set CURRDIR=%~dp0
start "IDLE" "%CURRDIR%\pythonw.exe" "%CURRDIR%\Lib\idlelib\idle.pyw" %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9

以上のどれかの方法で,次のようにPython Shellが起動します.
IdleShell01.png

スクリプトを書いて実行してみよう

 Pythonはインタプリタにコマンドを入力することもできますが,あらかじめコマンドをスクリプトファイルに入力して,それを読み込ませて実行することもできます.複雑なプログラムを実行するときは通常こちらですね.中間コードを生成することで高速化・効率化を図ることもできます.

 早速やってみましょう.

スクリプトファイルを作成

 [File] > [New File] またはCtrl+Nで新規ファイルを作成します.

hello.py
print("hello, world!")
input()

[File] > [Save] またはCtrl+Sで保存できます.Ctrl+Shift+Sで「名前を付けて保存」などもできます.

スクリプトを実行

 [Run] > [Run Module] またはF5でそのファイルを実行できます.実行結果は「Python Shell」ウィンドウに表示されます.
IdleShell02.png

設定を見てみよう

 [Options] > [Configure IDLE] から設定ウィンドウを開けます.

・ Fonts/Tabs
・ Highlights
・ Keys
・ General
・ Extensions

 「Keys」には便利なキーバインドがたくさん登録されています.詳しく見ていけば,効率的にIDLEを使いこなすことができるでしょう.

---- 以上

next
IDLEでPython3:基本操作・キーバインド編
4
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?