Python3.5.1 + Django2.0.3 で、簡単なCRUDアプリを作る（３）

削除機能を追加しよう

さて、前回までで登録・更新までが出来るようになりました。
あとは削除ですね。では早速やっていきましょう。
前回、前々回もそうですが、下記のサイトを参考にしながら、python3.5とDjango2.0に対応させた記述にしています。
https://eiry.bitbucket.io/tutorials/tutorial/crud_delete.html

一覧画面に削除ボタンを追加

index.html

{% extends 'crud/base.html' %}
{% block body %}
<a href="/add">登録画面へ</a>
<form method="post" action="/delete"> #追加
    <table border="1">
      <thead>
        <tr>
          <th>部門名</th>
          <th>略称</th>
          <th>登録日</th>
          <th>　</th>　#追加
        </tr>
      </thead>
      <tbody>
        {% for department in departments %}
          <tr>
            <td><a href="/edit/{{ department.id }}/">{{ department.name }}</a></td>
            <td>{{ department.name_short }}</td>
            <td>{{ department.created_at }}</td>
            <td><input type="checkbox" name="delete_ids" value="{{ department.id }}"></td>　#追加
          </tr>
        {% endfor %}
      </tbody>
    </table>
    {% csrf_token %}　#追加
    <input type="submit" value="チェックしたものを削除">　#追加
</form>#追加
{% endblock %}

「#追加」と書いているところを追加しています。
今回初めてformタグでtableタグで囲むようにしました。
これまでは実はこのformタグはありませんでしたが、普通に動いていました。
formタグに関する一般的な説明は、こちらに良記事がありましたので参照してください。
https://qiita.com/mikuhonda/items/f3126380d3340f3d8a2b

ひとまずこれで削除ボタンを押すと、/deleteに遷移すると思いますので、試してみてください。

削除処理を書く

まずはviews.pyに追加します。

crud/views.py

from django.views.decorators.http import require_POST

そしてdelete処理を書きます。

views.py

@require_POST
def delete(request):
    delete_ids = request.POST.getlist('delete_ids')
    if delete_ids:
        Department.objects.filter(id__in=delete_ids).delete()
    return redirect('/')

これで確認をしてみてください。チェックしたものだけが削除されるようになっているはずです。

実際のアプリケーションでは、削除前に確認を入れるのが普通ですが、今回はとりあえず簡単にCRUD処理を実現するということに主眼を置いていますので、クリックしたらすぐに削除されます。