5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

この記事はマイナビ Advent Calendar 2021の21日目の記事となります。

#目的
AWS Lambda、API Gateway、Amazon RDSを利用して簡易的なサーバーレスAPI(以下、簡易API)を構築します。簡易APIにリクエストを送ると、RDSから値を取得しレスポンスを返すという仕様になります。

###構成図
Untitled Diagram (1).png

#前提・注意事項

  • 本ソースコードを試す場合は、APIとして外部公開される危険性を考慮し、DBに機密なデータが無いことを確認の上お試しください。
  • 事前にRDSを構築しておく必要があります。今回の記事では詳細は省略しております。
  • 認証に関しては、今回説明しておりませんが、IAM認証やCognito認証、API Gateway Lambda オーソライザー等を利用して設定してください。

#手順①Lambda⇔DB連携

###1. Lambda関数作成

  1. Lambdaコンソール画面にアクセス
    image.png
    2)「関数の作成」ボタン押下
  2. 関数設定
オプション:一から作成
関数名:各自命名
ランタイム:Python3.9
アーキテクチャ:arm64
アクセス権限の実行ロール:基本的なLambdaアクセス権限で新しいロールを作成

image.png
4) 関数詳細設定
詳細設定を開き「ネットワークを有効化」にチェックを入れ、下記の通り設定する

VPC:DBと同じ
サブネット:DBと同じ
セキュリティグループ:DBと同じ

5)「関数の作成」ボタン押下
ボタン押下後、関数が作成されるまで2~3分ほど時間がかかるため、しばらく待機。
6) app.zipアップロード
下記コマンドを実行し、ローカルでapp.zipファイルを作成後、コードソース内から「アップロード元」→「.zipファイル」→「アップロード」→「app.zip」→「保存」でapp.zipをアップロードする

# pymsqをlローカルにインストール
pip3 install pymysql -t .
# zip化
zip -r app.zip /path/to/workdir/*

image.png
7) ディレクトリ構成変更
関数のディレクトリ構成を下記のように変更する

関数名
 └pymsql
 └PyMySQL-1.0.2.dist-info

image.png
8) lambda_function.pyファイル作成

lambda_function.py
import sys
import json
import pymysql

# DB接続情報設定
host = '<DBホスト名>'
user = '<DBユーザー名>'
passwd = '<DBパスワード>'
db_name = '<DB名>'

def lambda_handler(event, context):
    try:
        # DB接続
        conn = pymysql.connect(host = host, user = user, passwd = passwd, db = db_name, connect_timeout = 5)
    except Exception as e:
        print("error")
        print(e)
        
    # カーソル作成
    cursor = conn.cursor()
    # クエリ
    query = "SELECT id, name FROM test_t WHERE id = %s"
    # クエリ実行
    cursor.execute(query, (event['id']))
    # クエリ実行結果取得
    result = cursor.fetchall()
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': result
    }
  1. 「Deploy」ボタン押下

###2. Lambda関数テスト

  1. テストイベント作成
    下記の通りテストイベント作成し「テスト」ボタン押下
例)
テンプレート:id
名前:test_q

{
  "id": 1
}
  1. 実行結果確認
    実行結果を開き、DBから値取得できていることを確認

#手順②API Gateway⇔Lambda連携
###1. 関数のトリガーにAPI Gatewayを設定

  1. Lambda関数の概要から「トリガーを追加」ボタン押下
  2. API Gatewayを選択→APIの選択肢から「APIを作成する」を選択
  3. API情報設定
    下記の通りAPI情報を設定し「追加」ボタン押下
・APIタイプ:REST API
・セキュリティ:オープン
▼追加の設定
・API名:自身で分かりやすい名前を指定
・デプロイされるステージ:develop

###2. API Gatewayメソッド作成

  1. API Gatewayコンソール画面にアクセス
  2. 上記作成したAPI Gateway選択
  3. ANYメソッド削除
    リソースのANYメソッドを選択したまま「アクション」ボタンを押下し「メソッドの削除」を選択
    image.png
  4. 「削除」ボタン押下
    アラートで「ANY を削除してよろしいですか?」と表示されたら「削除」ボタン押下
  5. 「GET」メソッド作成
    [リソース]にて「アクション」ボタン押下→「メソッドの作成」選択→プルダウンから「GET」選択→☑マーク押下
  6. 設定
    セットアップ画面にて、下記の通り設定し「保存」ボタン押下
・統合タイプ: Lambda 関数
・Lambda プロキシ統合の使用:チェックなし
・Lambda リージョン:ap-northeast-1
・Lambda 関数:既に作成したLambda関数名
・デフォルトタイムアウトの使用:☑あり

image.png
7) 権限追加
アラートで「Lambda 関数に権限を追加する」と表示されたら「OK」ボタン押下

###3. API Gatewayメソッドリクエスト編集

  1. [リソース]の[GET - メソッドの実行]から[メソッドリクエスト]選択
    image.png
  2. [設定]の[認可]のプルダウンから[AWS IAM]を選択
  3. [設定]の[リクエストの検証]のプルダウンから「クエリ文字列パラメータおよびヘッダーの検証」を選択し☑マーク入れる
  4. [URL クエリ文字列パラメータ]から「クエリ文字列の追加」選択→「名前:id」を入力→☑マーク入れる

###4. API Gateway統合リクエスト編集

  1. [リソース]の[GET - メソッドの実行]から[統合リクエスト]選択
    image.png
  2. 「マッピングテンプレートの追加」→Content-Typeにapplication/jsonを入力→☑マーク押下
    image.png
  3. アラートで「パススルー動作の変更」と表示されたら「はい、この統合を保護します」ボタン押下
  4. テンプレートのテキストエディタに下記を入力し、「保存」ボタン押下
{
    "id" : "$input.params('id')"
}

###5. APIデプロイ

  1. [リソース]の[アクション]から「APIのデプロイ」押下
    アラートで「APIのデプロイ」と表示されたら下記を入力し「デプロイ」ボタン押下
・デプロイされるステージ:develop
・デプロイメントの説明:テスト用Lambda APIのデプロイ

###6. APIテスト

  1. [リソース]の[GET]メソッドを選択し[テスト]押下
    image.png
  2. クエリ文字列に「id=1」を入力し「テスト」ボタンを押下
  3. レスポンス結果確認
    DBから取得した値がレスポンスとして返ってくれば成功
5
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?