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アジャイルを使ってクリスマスまでに彼女を作る方法を考えてみる

Last updated at Posted at 2020-12-02

今年も12月…今年もあの季節がやってきますね…
.
.
.
そうクリスマス…!
皆さんにはクリスマスを共に過す彼女はいますか?
YESと答えた方、、、ブラウザバックで直ちに戻ってくれたまえ。

Noという方…そんなあなた!
彼女を作りたいと願う、そこのあなた!

アジャイルを使った恋人作り…試してみませんか?

ということで、本来のアジャイルの流れを説明しながら、
それを恋活・婚活をするために使ってみた場合についてを記載していきます。

アジャイル恋活・婚活の流れ(アジェンダ)

0.アジャイルの各役割(ロール)説明
1.プロダクト・ビジョン(Product Vision)
2.プロダクト・ロードマップ(Product Roadmap)
3.プロダクト・バックログ(Product Backlog)
4.スプリント計画(Sprint Planinng)
5.スプリント(Sprint)
6.デイリー・スクラム(Daily Scrum)
7.スプリント・レビュー(Sprint Review)
8.スプリント・レトロスペクティブ(Sprint Retorspective)

アジャイルワークフロー

アジャイルワークフロー.png

0.アジャイルの各役割(ロール)説明

  • 開発メンバー
  • スクラムマスター
  • プロダクトオーナー

本来のアジャイルの場合は上記3つの役割を別々の人が担当するのが理想的です。

本恋活・婚活アジャイルプロジェクトでは便宜上役割を下記のように割り当てて進めます。

  • 恋活・婚活人(当人)
  • スクラムマスター(母親)
  • プロダクトオーナー(当人)※

「えっ?一人じゃ出来ないの?」そう思ったあなた…
一人でうまく行かなかったからクリスマス前で恋人がいないのです!
一人でうまく行かないのなら人を巻き込むしかありません!
友達がいない人は親・友人・に土下座して頼み込みましょう。

※本来各役割はそれぞれ別人物の役職として分けることが理想的ですが、
 アジャイル恋活・婚活においてコンセプトを決めるプロアクトオーナーと、実際に行動を起こす恋活・婚活当事者は切り分けられないので当事者が兼務する形で進めます。

アジャイルロール3.png

1.プロダクト・ビジョン

 誰が:基本的な担当者はプロダクトオーナーだが、全員がビジョンに貢献できる
 何を:最終目標と製品価値
 いつ:製品バックログの前及び更新時(必要な場合)

プロダクトビジョンは、これから開発するプロダクトの実現される将来の状態を描いたもので、プロダクトをに関わる人々に対して首尾一貫した共通認識を持たせるものとして必要になります。

プロダクトビジョン.png

上記が一般的なプロダクト・ビジョンの作成手順。
ではアジャイル恋活・婚活ではどのようなプロダクト・ビジョンを持つべきか?

恋活・婚活プロダクトビジョン.png

例としては上記のような形で恋活・婚活プロダクト・ビジョンを作成する。

・何故恋人が欲しいのか?
 クリスマス・正月などのイベントを楽しく過ごせる恋人がほしい。
・どんな恋人が欲しいのか?
 優しく、一緒に映画やアニメを見て楽しく過ごせる彼女がほしい。ガッキー似だとなお良し。
・想定ライバルは?
 ガッキー似の場合ライバルは圧倒的多数。パリピ、リア充、エリートサラリーマン、会社経営者
...etc
・自分の強みは
 圧倒的メンタル。100回振られてもヘコタレない!
・最終目標
 一緒に映画やアニメを見て楽しく過ごせるガッキー似の彼女を作る

2.プロダクト・ロードマップ

 誰が:プロダクトオーナーだが、全員が貢献可能
 何を:高品質のツールを使って、製品の戦略目標、優先順位、計画を整理
 いつ:特定の製品開発タスクに優先順位を付ける前、年2回など再確認する

プロダクトロードマップ.png

上記が一般的なプロダクトロードマップの作成の流れ

恋活プロダクトロードマップ.png

上記が本プロジェクトの恋活婚活プロダクトロードマップ

3.プロダクト・バックログ(Product Backlog)

 誰が:プロダクトオーナーだが、全員が貢献可能
 何を:ロードマップに記載されている戦略的計画を実行するために必要なタスクレベルの詳細を一覧表示して優先順位を付ける
 いつ:製品ロードマップを作成した後

プロダクトバックログを作成するためのユーザーストーリーを作成する

 【ユーザーストーリーを作成するポイント】
 ・プロダクトオーナーはユーザーストーリーを収集及び管理して優先順位を決定する
 ・受け入れる基準を含める必要がある
 ・シンプルに顧客のために何が必要かを要件にする
 ・製品要件を記述する方法ではない

上記を念頭に恋活・婚活のユーザーストーリを作っていく


 − 街コンでOL系美女と連絡先を交換
 − マッチングアプリで5人とデートの約束をする
 − 合コンであったインスタ大好き女子とインスタ映えするカフェでデートする約束をする
 

ユーザーストーリーを作成する際に考慮する効果的な要件

 Indepndent:独立:そのストーリーも、順番を気にせず出荷できる
 Negotiable:交渉可能:ストーリーの詳細は、開発中にプログラマーと顧客の共同で進める
 Valuable:価値:そのストーリーの機能が、顧客(ユーザー)にとって価値がある
 Estimate:見積もり可能:プログラマーが妥当な見積もりが出来る
 Small:小さい:ストーリーの実装にかかる時間は少なくする。通常は数日程度。1回のイテレーションで複数のストーリーを完成させるくらい。
 Testable:テスト可能:ストーリーが正しく機能することを確認するためのテストを書く

プロダクトバックログの作成

プロダクトロードマップとユーザーストーリーを元に必要なバックログを作成する。
プロダクトバックログには下記項目が必要となる。

・優先度に基づいた順序(Order)
・バックログアイテム(Item)
・要件の説明(Description)
・対応時間の評価(StoryPoint)
・状態(Status)
・担当者(Asignee)


プロダクトバックログ3.png

4.スプリント計画(Sprint Planinng)

 誰が:プロダクトオーナー → バックログアイテムと受け入れ基準を明確にする
    スクラムマスター → ファシリテーター
    開発メンバー(恋活・婚活当事者) → スプリントに必要な作業と労力を定義する
 何を:今後のスプリントのバックログを定義するために会議を設ける
 いつ:各スプリントの開始時。期間が長い場合は週ごとに開催する。

スプリントプランニング1.png

スプリントプランニング2.png

本恋活・婚活アジャイルプロジェクトでは当事者とプロダクトオーナーが同一人物のため、
友人・知人・親などにバックログを確認してもらい第三者の意見を貰うと良いだろう。

5.スプリント(Sprint)

スプリント期間で実際に作成したバックログ案件を開発メンバー(恋活・婚活当事者)が消化していく。

バックログ.png

今回だとこんな感じのバックログになっているので、優先順位がHighestのものから実行していく。

  • KK-1 街コンでOL系美女とデートの約束をする
  • KK-2 合コンでインスタ女子とデートの約束をする
  • KK-3 マッチングアプリで5人とデートの約束をする

今スプリントでは上記が必達目標のため弱音を吐かず死ぬ気で達成させて下さい。
スプリント期間はチームや対応するプロダクトによって変わりますが、本プロジェクトでは2週間としておきます。

例のバックログを元にシステム設計・バックログの進め方を考えてみる

  • KK-1 街コンでOL系美女とデートの約束をする
     → 毎週末の午前・午後で街コンに参加。スプリント期間に計8回街コンに参加し本ミッションを達成させる。 OL女子の定義は無職でないこと。

  • KK-2 合コンでインスタ女子とデートの約束をする
     → KK-1のチケットとrelate toされるチケット。街コンで出会いデートに誘えない場合は友達となって合コンを組んでもらう。インスタ女子の定義はとりあえずInstgramやってればOKとする。

  • KK-3 マッチングアプリで5人とデートの約束をする
     → ペアーズ、tinder、タップル、Omiai、東カレデート...etc 複数のマッチングアプリを並行してプロジェクトを進める。ひたすらマッチングさせる。マッチングした後のメッセージのやり取りは父・母・友人に依頼してアウトソーシングも可能。2週間で5人デートの約束まで持っていくこと。

うむ…。やれそうな気がしてきたな!

スプリント中の各役割(ロール)の動き方、やるべきことの説明

開発チーム_スプリント.png

プロダクトオーナー_スプリント.png

スクラムマスター_スプリント.png

6.デイリー・スクラム(Daily Scrum)

 誰が:開発メンバー
 何を:1日の計画を作成する
 いつ:毎日決まった時間に、決まった時間内に(大体15分から30分位)

「チームがスプリントの目標を達成するために正しいことをしているか?」を下記内容を話して確認する。

  • 昨日、何したか?
  • 今日、何をするか
  • 今の仕事でなにか問題・障害があるか?

恋活・婚活プロジェクトにおいてデイリースクラムについては原則上記を行うが、メンバーが当事者のみのため、
スクラムマスター(親・友人・知人)に毎日報告するのが良いだろう。
もしくはtwitterなどで恋活・婚活記録がてらデイリースクラム内容を記載することを推奨します。

例.
Screenshot from 2020-12-03 04-14-19.png

7.スプリント・レビュー(Sprint Review)

 誰が:プロダクトオーナー、開発メンバー、スクラムマスター
 何を:スプリント中に達成されたことを示し、関係者からフィードバックを受け取る。
    製品について話し合い、製品のバックログを調整する。
    タイムライン、予算、リリース計画を確認する。
 いつ:各スプリントの最終

スプリントレビュー手順2.png

恋活・婚活スプリントレビュー手順.png

8.スプリント・レトロスペクティブ(Sprint Retorspective)

 誰が:プロダクトオーナー、開発メンバー、スクラムマスター
 何を:スプリントの振り返りを行う。
    良かったこと・悪かったこと含め振り返る
    KPT等のフレームワーク等を使っても良い
 いつ:各スプリントの最終

スプリントレトロスペクティブ手順.png

恋活・婚活スプリントレトロスペクティブ手順.png

最後に

ここまでやった君なら彼女はもうすぐだ!
アジャイルを回し、Try&Errorを繰り返し、出会いの精度を上げて理想の恋人をその手に掴むんだ!!
クリスマスまでの諸君の健闘を祈る!Good luck!!

参考資料

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
 https://amzn.to/36ssdJp
Udemy:現役シリコンバレーエンジニアが教えるアジャイル開発
 https://www.udemy.com/course/ajail-scrum/

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