自作パソコンに興味を持ったのでとりあえずパソコンのパーツや周辺機器について勉強して、まとめてみた。自分用出し、コピペばっかだから見にくいかもしれない。参考サイトを見た方がわかりやすいと思う。
参考サイト:自作パソコン入門
- PCケース
- マザーボード
- CPU
- メモリー
- SSD
- ハードディスク
- 光学ドライブ
- 電源
- グラフィックボード
- OS
- 液晶ディスプレイ
- マウス・キーボード
PCケース
PCケースには、初めから電源が取り付けられているものと電源は付いていないものがある。どちらかというと電源なしのPCケースのほうが多い。
マザーボード
マザーボードは、パソコンのあらゆる部品が接続されてる重要なデバイス。
自作パソコンのマザーボードは、拡張性が高い。組み立て後でもパソコンパーツを増設したりすることができる。
ATXのマザーボードのほうが基盤面積も広いため、MicroATXより拡張性が高いのが特徴。
ATXとMicroATXの違い
自作パソコンとは何か?というと、ATXやMicroATXの規格に基いて作成するパソコンといってもいい。
端的にいうと大きさを示します。ATXを少し小さくしたのが、MicroATX。
基本的にATXは長方形で、MicroATXは正方形
ATX
ATXは基盤面積が広いため、コネクタやスロット数が多く拡張性が高いのが特徴。
基本的なサイズは 305mm×244mm。横幅 244mmではなく 215mm~230mmのものが多い。
MicroATX
MicroATXは、ATXをやや小型化したサイズです。自作パソコンでは ATXと同様よく使用される。
MicroATXの電源は、SFX電源ともいいます。ATX電源を小型化しているため、ATX電源より性能が落ち、それでいて価格が高いというのがあるためあまり需要はなく、ほとんど市販されていない。
チップセット
どういうチップセットが搭載されているかによって、マザーボードやパソコン全体の性能、取り付けできるCPUが変わってくる。
ノースブリッジ と サウスブリッジ がある。
ノースブリッジをCPUが担当することになったので、マザーボード上では サウスブリッジ のチップセットのみ
チップセットは主に、CPUも手がけているIntelとAMDが作ってる。
ATXやMicroATXのマザーボード、またメーカー製パソコンにも必ず搭載。
チップセットは、マザーボードに接続されている機器、例えばCPU、メモリー、グラフィックボード、LANなどのデータの受け渡しを管理。
現在のチップセットは1チップ構成なのですが、以前は2チップ構成でそれぞれのチップセットで役割分担をしている。
ノースブリッジ
ノース(北)なのでマザーボードの上にあるチップセット。
ノースブリッジはCPUの近くにある。
メモリや内蔵グラフィック、グラフィックボードなど高速な処理が必要な部品を担当。
メモリコントローラハブ 略して MCH、グラフィック機能(GPU)を内蔵しているものを GMCHと言われる。
サウスブリッジ
サウス(南)なのでマザーボードの下にあるチップセット。
サウスブリッジは、ハードディスク、光学ドライブ、キーボード・マウス、USB、LAN、オーディオなど比較的 低速でも大丈夫な部品を担当。
I/Oコントローラー・ハブ 略して ICHとも言われる。
ノースブリッジは、Core iシリーズが登場した頃から CPUが担当。
高速な処理をCPUが、それ以外をサウスブリッジが担当。
チップセットによっては、グラフィックボードが必要
それぞれのチップセットには対応CPUがある。
通常 チップセットとCPUはセット。
- Intel製のチップセットならIntel製のCPU
- AMD製のチップセットならAMDのCPU
CPUソケット
CPUを取り付けるソケット部分。
マザーボードと取り付けるCPUは、同じ規格・ソケット。
UEFI
マザーボードにはROMが搭載されており、起動時にDeleteキーなどでBIOS画面に入ることができる。
マウスで操作できる、グラフィカルな画面になっている。
違いは、UEFIでOSをインストールすると、ストレージがGPT形式となり、EFIパーティションというものが作成されること。
CPU
CPUは、特に技術進歩の著しい部品。
10年前、5年前のCPUの数倍、数十倍の高性能なCPUが続々と登場。
Core 2 DuoというCPUの登場以降が、マルチコアCPUの幕開け。
CPUの性能を見る上では
- コア数
- スレッド数
- キャッシュ
- 動作周波数
などが重要
コア数
コアが多いとやはりそれだけ同時に処理できる能力がある。
Core i7は4コア、Core i5は4コア、Core i3は2コア。下位版のPentiumは2コア、Celeronは1コア~2コアです。
スレッド数
スレッドもまたコアと似たようなもので、1つのコアでさらに2つの処理を行うことができると2スレッド。
ハイパースレッディングテクノロジーと言う。
HTに対応していれば、単純にコア×2がスレッド数。
同じ世代・シリーズのものでも、基本的にモデルナンバーが上位、数字が大きいほうが性能は上。
Core iシリーズには、インテル・ターボ・ブースト・テクノロジーがある。
状況に応じて CPUのクロック周波数を引き上げて処理速度を向上させる技術。
ブラウザやアプリケーションの起動など 使われる場面は非常に多く Core i5、i7が体感的に速く感じられる。
キャッシュ
CPU内の一時的な記憶領域をキャッシュメモリー。
CPUに内蔵されている高速な記憶域で、頻繁に使用するデータをおいておき メモリーへのアクセスを減らすことで処理を高速にする。
1次キャッシュ(L1)、2次キャッシュ(L2)、3次キャッシュ(L3)がある。
L3キャッシュの容量もやはり Core i7>Core i5>Core i3>Pentium>Celeron。
動作周波数
クロック周波数ともいう。CPUはクロックという周期的な信号で動作。
例えば 3GHzのCPUなら、一秒間に約30億回のクロック。
クロック周波数が高いとそれだけクロック数が多く、処理できる量や回数が増える。
プロセスルール
32nm、22nm、14nmなど、CPUの仕様に必ず出てくるのがプロセスルール。
単位はナノメートル。半導体回路の線幅を示す。
それだけ細分化・緻密化されており機能や性能が上がっていること。
Intel HD Graphics
Core iシリーズからのCPUに内蔵されているGPU(グラフィック機能)。
性能が上がるにつれ末尾に2000、4000、4600、530など数字が付くこともある。
近年のCore iシリーズのCPUは、ほぼグラフィック機能を内蔵している。
チップセット/CPUソケット
IntelがCPUを新たにリリースするときは、ほぼ同時にチップセットも提供
チップセットは、マザーボードに搭載されている集積回路 LSI。CPUを動かす受け皿。
CPUを使う際は どのチップセットが対応か?または互換性があるのか?などチップセット・マザーボードをセットで考えることが大事。
取り付け
CPUは、マザーボードのCPUソケットに取り付ける。
CPUソケットは、CPUといくつものピンで接するようになっている。
パソコンの自作をする際は、最も慎重に行うべきポイント。
メモリー
メモリーは、Windows (OS)やプログラムの起動・動作速度に関わってくる部品。
メモリーには、デスクトップパソコン用とノートパソコン用のサイズがあります。自作パソコンで使用するのは、デスクトップ用のメモリー。
メモリーの接続規格として、DDR、DDR2、DDR3、DDR4などがありますが、現在の主流は、DDR4。
OS
OSには、32bitと64bitがある。
32bit OSでは4GBまでのメモリーしか認識できませんが、64bit OSなら4GB以上(8GBや16GBなど)のメモリーを使用できる。
多めにメモリーを使いたいという場合は、OSは64bitを選ぶ。
取り付け
マザーボードによってメモリースロットの数は異なるが、ATXのマザーボードなら4つ、MicroATXのマザーボードでは2~4つが一般的。
4GBや8GBのメモリーを1本だけスロットに取り付けるということ。
メモリーは下位互換性があるため、対応メモリーであれば、DDR3-1333とDDR3-1666を両方使う。
対応メモリー
メモリーを選ぶときは、マザーボードがどの規格のメモリーに対応しているかを基準にする。
自作パソコンもメーカー製パソコンも、一般的に使われるメモリーは、Unbufferedであり、Non ECCのメモリー。
SSD
SSDとは、 Solid State Drive ソリッド・ステート・ドライブの略。
ハードディスクと同じく OSやプログラムをインストールしたり、データの保管場所となるストレージ。
パソコンのストレージは 長い間ハードディスクが使われてきたが、SSDの登場によりシステムドライブにSSDを搭載したパソコンが増える。
SSDは、2.5インチ SATAが主流。
主な特徴・メリット
SSDとHDDの最大の違いは、動作・可動部分があるかないか。
SSDには、ハードディスクのようにプラッタ・モーターといった動作・可動部分がない。
HDD
HDDは、内部のプラッターといわれる磁気ディスクが高速に回転。
主に鉄・合金などの金属で構成されており、磁化することで読み書きを行う。
SSD
SSDは、データの読み書きをフラッシュメモリで電気的に行う。
半導体デバイス。軽い、動作音が静か、低消費電力・低発熱、データアクセスが速いなどのメリット。
データ読み書き速度
SSDの最も特筆すべき点は、データ読み書き速度。
ハードディスクは、シーケンシャルアクセスはそれなりの速度が出ますが、物理的に動作するためランダムアクセスを苦手。
一方、SSDはシーケンシャルアクセスのみならずランダムアクセスも高速である。
ウェアリング
SSDはハードディスクとは読み書きの方法が全く異なるため、従来のようなデフラグは不要。
Windows 7以降のOSでは、SSDを認識すると自動でデフラグ機能を無効化する。
SSDは、構成している記憶素子に寿命がある。
特定の記憶素子に書き込みが集中すると、その記憶素子が使えなくなり SSD全体の使用にも問題が生じる。
特定の領域に書き込みが集中しないようにする ウェアレベリングという技術が使われている。
SSDの記憶素子に対し平均的に書き込みを行い、寿命や耐久性の向上が図られている。
ウェアレベリングを担当するコントローラーというチップが内蔵
SLC、MLC、TLC
SSDには SLCタイプ、MLCタイプ、TLCタイプがある。
SSDを構成しているのは 記憶素子、セルと呼ばれる。
- SLC・・Single Level Cell、1ビットの情報
- MLC・・Multi Level Cell、2ビットの情報
- TLC・・Triple Level Cell、3ビットの情報
SLCは、1つのセルで記録できる情報は少ないが、それだけ長く使え耐久性に優れるという傾向がある。
主に企業向け・サーバー向け。
MLCは 単純にSLCの2倍の書き込みができますので、容量が大きくなる。
メインストリームとして使用されるのは コストパフォーマンスが高いMLCタイプやTLCタイプ
LCは、MLCよりもさらに記録できますのでMLCより容量がさらに大きくなる。
容量
SSDの主な容量は、120GB、128GB、180GB、240GB、256GB、480GB、512GBなど
他に1TBなどの大容量もあります。容量の大きいものほど性能が高くなり価格も高いという傾向。
よく使われているのが240GB~512GB。
データ保存先として容量が少ない場合は、ハードディスクを1台追加してデータ保存領域を確保するという方法がある。
システムドライブに高速なSSD、データドライブに大容量のハードディスク。ハイブリットPCともいう。
SSDとハードディスクが補完しあい長所を生かしたパソコン。
メーカー
SSDを開発・製造しているメーカーでは、まずIntel。
チップセットやCPUを手がけている世界最大の半導体メーカー。
SLCからMLCやTLCへ移行したこともありコストパフォーマンスの高い製品が多くなった。
ハードディスク
ハードディスクは、Windows (OS)やプログラムをインストールしたり、データの保管場所となる記憶デバイス。
パソコンには必ず記憶デバイス(HDDやSSD)が内蔵。
ハードディスクには、3.5インチ、2.5インチ、1.8インチのサイズ。
自作パソコンやデスクトップパソコンで使用されるのは、主に 3.5インチのハードディスク。
主にデータの保存先、バックアップ先として使用。
データ用として使用するなら 1TB~4TBなどが人気,。
大容量化が進んでおり、6TB、8TB、10TB、12TBなども登場。
大きさ・規格
ハードディスクの接続規格として、IDEとSATAがあるが、現在の主流はSATA。
自作パソコンでは、3.5インチのSATAを使用するのが一般的。
SATAⅡとSATAⅢ
SATAには、さらに転送速度によって種類がある。
現在の主流は、SATAⅡ(300Mbyte/s)とSATAⅢ(600Mbyte/s)
パソコンショップなどで市販されているハードディスクはほとんどがSATAⅢ。
SATAⅢのハードディスクをSATAⅡのマザーボードに接続しても動作する。しかし速度の上限はSATAⅡ。
マザーボード側が、SATAⅢに対応しているとSATAⅢの上限速度がでる。
SSDの場合は、SATAⅡとSATAⅢのいずれのポートに繋ぐかで、速度が大きく違う。
容量
3.5インチ SATAのハードディスクの主な容量は、500GB、1TB、2TB、3TB、4TBなど。
Windowsのインストールなどで占める容量は、30GB~40GBなので、パソコンとして使用するなら500GBでも十分足りる。
基本的に自作パソコンではハードディスクを複数搭載できるから、ハードディスクを後から増やしてデータの保存領域を確保することができる。
回転数
内部のプラッター、磁気ディスクの1分間の回転数で、単位は rpm。
5200回転、5400回転、5900回転、7200回転など。
回転数の多いほうが、読み書き速度は速いという傾向。発熱、静音性、安定性を重視する場合は、5400回転などを使うことも。
メーカーは、近年 5400回転を使う傾向がある。
理由として、プラッターの密度が大きくなっているため、7200回転を使わなくても一定の水準の速度が保てる。
3TB、4TBなどプラッターの多いハードディスクでは、安定性を重視するため7200回転は使いにくい。
キャッシュ
ハードディスクにわずかではありますが、搭載されているメモリーです。ディスクキャッシュ。
使われるデータを一時的に保存し、転送速度を向上させるために使われます。CPUのキャッシュメモリーと考え方は同じ。
容量は、64MB、128MB、256MBなど。
容量が多いほうがパフォーマンスはやや高くなる。
セクタサイズ
ハードディスクには、データを記録する最小の単位としてセクタがある。
セクタサイズは、もともと512バイトでしたが、近年は4KB(4096バイト)に拡大している。
4KBですが OSに対して512バイトにエミュレーションさせることができる。
簡潔にいうと、ハードディスクには512バイト、AFT、4KBのものがあり、市販されているものは、ほとんどAFTと4KBのもの。
Windows 8、10は、すべてのハードディスクに対応しています。Windows 7 SP1は、AFTまで対応
MBRとGPT
ハードディスクのパーティションの形式には、MBRとGPTがある。
以前の形式がMBRで、新しい形式がGPT。
- MBR・・2TBまでしか認識しない、2TBを超える領域は未割り当てになる
- GPT・・2TBを超える領域も認識
OSをインストールしてシステムドライブとして使う場合では、BIOSかUEFIでの違いになる。
- MBR・・BIOSでのインストール
- GPT・・UEFIでのインストール、64bit OS
UEFIであるため 64bit OSであれば、GPT形式でインストール。
UEFIブートになるため、やや起動が速くなります。またデータドライブと同様、2TBを超える領域も認識。
光学ドライブ
自作パソコンでは、パーツのひとつとして光学ドライブがある。
光学ドライブには、主にDVDの読み書きまでできるものと、ブルーレイディスクの読み書きまでできるもの。
自作パソコンで使用する光学ドライブは、5インチ SATAが主流。
ハードディスクと同じSATA接続ですが、ハードディスクのようにSATAⅡやSATAⅢという区分けは特にない。
光学ドライブの種類は、大きく分けて
- DVDドライブ
- ブルーレイドライブ
がある。
DVDドライブ
DVDの読み込みのみできるDVDコンボドライブ、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMへの書き込みができるDVDマルチドライブなどなど。
近年市販されているDVDドライブは、DVDスーパーマルチドライブがほとんど。
ブルーレイドライブ
ブルーレイドライブは、DVDドライブの機能にブルーレイディスクの読み書きができる機能を追加したドライブ
BD-ROMドライブとも言われる。
ブルーレイディスクは、DVDよりも容量が大きいためバッツアップ用や録画用などによく使用される。
目安としては、CPUがCore 2 Duo以上、メモリーが2GB以上、グラフィックボード 8400GS以上必要。
読み書き速度は、年々高速化しているため、古いドライブを使用している場合では交換することで使い勝手がよくなることある。
電源
電源はパソコン全体に電気を流すという大切な役割がある。
安定している電源の電力供給は、パソコンパーツの安定した動作・故障率の低下につながる傾向がある。
自作パソコンで使用する電源ユニットで、最もよく使用されるのは ATX電源。
ATX電源というのは、ATX規格に基づいた電源のことで、PCケースでよく使用される フルタワー、ミドルタワー、ミニタワーなどに組み込める電源。
他にやや小さめのMicroATX電源(SFX電源)、スリムタワーで使われるTFX電源などがあるが、ほぼ使用されない。
電源ユニットには、ケーブルの差し込み口の横に、まれに切り替えスイッチが付いている。
115Vと230Vで切り替えできる。日本では115V。
ほとんどの電源ユニットに、主電源スイッチが付いています。-がON、○がOFF。
プラグイン
プラグインとは、電源部とケーブルが着脱できるようになっているもの=プラグイン電源
マザーボードやパーツにつなぐケーブルだけ電源部と接続することになるから、余分なケーブルがケース内に収まることはない。
メリットとしては、ケース内部の空気の流れが促進され、排熱・冷却効果につながる。
電源ケーブル
電源ユニットからは、各パーツに電力を供給するために何種類かの電源ケーブルが出ている。
電源ケーブルを接続するパーツは、マザーボード、HDD、光学ドライブ、グラフィックボードなど。
80PLUS認証
電源ユニットの主要な役割は、交流から直流 に変換すること。
パソコンパーツは直流電流で動作する。
80PLUS認証というのは、電源変換効率が80%以上の電源ユニットのことで、電源ユニットに第三者機関が認証を与えている。
変換効率が高いと、それだけ無駄やロスが少なく省電力・低発熱・高寿命につながる。
80PLUS認証には変換効率に応じて下記のランク付けされる。[シルバーやゴールドほど変換効率は高い]
- 80PLUS スタンダード
- 80PLUS ブロンズ
- 80PLUS シルバー
- 80PLUS ゴールド
- 80PLUS プラチナ
ワット数・出力
電源にはワット数・出力というものがある。
W(ワット)は、電圧(V)×電流(A)で、電圧は電流を押し出す力、電流は電気の流れる量。
一般的な使用であれば 概ね450w~600wぐらいあれば十分。
ハイエンドのグラフィックボードを搭載したり、複数のHDD(3,4台)を搭載したりする場合は600w以上を選択。
機能
電源ユニットには保護回路が付いている。
搭載している保護回路は、製品ごとに異なる。
- OCP・・・過電流保護
- OPP・・・過負荷保護
- OTP・・・過温度保護
- OVP・・・過電圧保護
- SCP・・・ショート回路保護
- SIP・・・雷防止保護
- UVP・・・低電圧保護
グラフィックボード
グラフィックボードとは、画面出力・動画再生を担うデバイス。
ビデオカード、あるいは略してグラボと言われる。
近年はCPUがグラフィック機能を備えており、ほとんどのマザーボードに HDMI、DVI、VGAなどの画像出力端子がついてる。
そのため、必ずしもグラフィックボードが必要ではない。
ただし3D描画、動画編集などではグラフィックボードがあると違いが出てくる。
グラフィックボードの出力端子の種類や数は、グラフィックボードによって異なる。
グラフィックボードは電源を消費しますので、電源供給は必要。
GPUとグラフィックメモリー
グラフィックボードの性能を決まるのが、GPU(グラフィックチップ)。
NVIDIA社のGeforceシリーズと、AMD社のRadeonシリーズがある。
搭載されているグラフィックメモリーが512MBや1GBなど異なるときもある。
メモリーが多いほうが性能はやや上。
グラフィックボードを取り付けると、CPUに内蔵されているグラフィック機能と
メインメモリーに割り当てられていたVRAM(ビデオメモリー)をグラフィックボードが担う。
性能
CPUと同じように、年々性能が向上し、新しいGPU、グラフィックボードがリリースされている。
同一の世代であれば、数字の大きいほうが性能の高いGPU。
グラフィックボードを新たに増設、交換するという際は、現在のシリーズ名、リリースされている製品群、製品群の中での性能の差を把握するということ。
CPUと同じく、性能と価格がほぼ相関関係。
ハイエンドなグラフィックボードは、主にGPUを2つ以上搭載しているような製品
OS
自作パソコンでは、主にWindowsを使う。
通常は サポート期限内のOSを使いますので、現在であれば、8、10など
OSには シリーズ、エディション、32bit・64bitがある。
エディション
エディションというのは、HomeやProのこと。
一般的に Homeが家庭向け、Proが事業所向けになる。
厳密に決められているわけではないので、どちらでも使用できる。
OSが一度に処理できる情報量が32bitか64bitか。
そのため64bit OSは、4GBを越えるメモリーを認識して管理。
32bit OSの場合、メモリーを8GBとか16GBにしても増設は可能ですが、OSが認識できないため 実質メモリーは4GBまで。
自作パソコンで使用するOSには、DSP版とパッケージ版がある。
プロダクトキー
XPではCD、7や8ではDVDでしたが、Windows 10では、DSP版 がDVD、パッケージ版がUSBフラッシュメモリー。
Windows 10ではオンラインコード版もある。
オンラインコードのみ購入し プログラム本体は、(Microsoft)[https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO]からダウンロードして イメージファイルとして書き込み、インストールに使う。
近年はOfficeも、プログラムをMicrosoftからダウンロードして、キーを入力するだけでできる。
DVDやUSBメモリーなどの媒体を購入しているというより、プロダクトキーを購入する感じ。
これから自作する場合は、最新のOSでサポート期間が長いこと、CPUとの兼ね合い、UEFI対応を考えると、Windows 10 64bit が無難
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ(液晶モニター)は、正確にはパソコンパーツではなく、周辺機器の部類。
近年は 使用するディスプレイといえば、フルHD対応(1920×1080)のものが主流。
大きさは21.5、23、23.8、24、27インチなど。
大きさ
1インチは、2.54c。
15インチ、17インチ、19インチなどありますが、これは液晶画面の対角線の長さ。
液晶ディスプレイには、スクウェアとワイドのものがある。
液晶の縦横比が、4:3(スクウェア)、16:9(ワイド)
最近の液晶ディスプレイは、21.5インチ、22インチ、23インチなど 16:9のワイドのもの。
解像度
1024×768、1280×1024など、画面上の総画素数を表す。
総画素数が多いほど画面はきめ細やかさが出てくる傾向。
フルHDは、1920×1080の解像度。
21インチ以上の16:9のワイドの液晶ディスプレイでよく採用される。
デジタル放送のハイビジョン映像が、1920×1080の画素で構成されているから、ハイビジョン映像をそのまま再生・描画できる。
グレアとノングレア
- 液晶表面が、光沢のあるものをグレア液晶。
- 光沢のない普通の液晶画面をノングレア。
グレア液晶は、ノートパソコンやメーカー製のデスクトップパソコンでもよく見かける。
見た目が鮮やか。
しかし、光沢があり鏡のように反射する傾向があるので、場合によっては室内の蛍光灯などいろいろなものが映り込む。
最近はノングレアの液晶画面も非常に綺麗。
入力端子
パソコンと液晶ディスプレイを繋ぐ接続規格は、VGAとDVI、HDMIなど。
最近の液晶ディスプレイは HDMIを標準とし、他にVGA、DVIを追加しているという傾向。
スピーカー
液晶ディスプレイには、スピーカー内蔵のものとそうでないものがある。
スピーカー内蔵のものは、スピーカー端子が付いていて パソコンと繋ぐ。
内蔵スピーカーなので、音質はそれほど期待できる。
高音質なサウンドを楽しみたい時は、液晶ディスプレイのスピーカーは使用せずにパソコンに外付けのスピーカーを取り付ける。
その他の性能
応答速度
液晶テレビや液晶ディスプレイでよく見かける単位。
単位は ms。液晶のドットが次の色を表示するまでの速度。
静止画ではあまり関係ないが、画面の切り替わりが多い動画などでは、応答速度が早いほうがスムーズに描画される。
現在の主流は、8ms~16ms。
視野角
傾いた角度(上下・左右)から見た場合に正確に見えるかどうかの基準。
単位は、上下左右170°などで表される。
視野角は、角度が大きいほど違う角度からも画面がよく見える。
輝度
簡単にいうと、どれだけ明るく輝いて見えるか。単位は cd/m2。
数字が大きいほど、画面が明るく見える。
明るければそれが一番使いやすいというわけでもない。
液晶ディスプレイ側でも調整できる。
コントラス比
コントラス比とは、画面の白(最大輝度)と黒(最小輝度)の比率。
明るいところと暗いところの違い。500:1などの比率で表す。
比率が高ければ使いやすいというわけでもない。
コントラス比も液晶ディスプレイ側で調整できる。
マウス・キーボード
自作パソコンで使用するマウスとキーボードは、特にこれにしなければならないという決まりはない。
PS/2やUSB接続の他、USBタイプの無線マウス・キーボードなども使うこともできる。
PS/2は、パソコンが起動しいる時にケーブルを抜いてしまうと、USBのように挿し直せば繋がるというわけないから、一度パソコンの電源をOFFするか再起動して認識させる。
Bluetoothのマウス・キーボードは、Windows上で動作するため、組立時・インストール時・BIOS操作に使うことはできない。
マウスには、手にしっかりフィットして長時間使っていてもあまり疲れなかったり、数ピクセルの動きを制御できるものもある。
参考サイト:自作パソコン入門