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ATEM Control

Last updated at Posted at 2024-05-13

ATEM Control

ATEM Miniシリーズのすべての機能を使うには、ATEM Controlソフトを使う。ATEM Controlソフトをより詳しく知ることで、活用の幅が広がる。

ATEM Controlソフトの下部には、ページを切り替えるボタンがまとまっている。ページごとに内容を分けているが、自分が関係しない部分は割愛した。

1. スイッチャーページ

  • プログラムとプレビュー
    • プログラム(PGM)は出力される映像を指す
    • プレビューは次に表示する入力映像を指す。CutやAutoで出力に切り替える。レバーで切り替え
    • ソース選択ボタン:ベースとなる入力映像を切り替える。プログラム、プレビューともに同じ構成になっている
      • Cam1〜:ビデオ入力
      • Blk:黒一色
      • Bars:カラーバー
      • Col1/Col2:設定した色一色
      • MP1:メディアプレーヤーに設定したメディア
  • H/Wの数字ボタン
    • 次に表示する入力映像を切り替える。プログラム・プレビューはなし。Auto/Cutを決めておいて、数字ボタンを押したときに切り替わる

スイッチャーページのパレットを使う

パレットの表示は、上が背面、下が前面となるように並んでいる。

  • 入力画像<最背面>
  • アップストリームキー(例:DVE)
  • トランジション
  • ダウンストリームキー(例:メディアプレーヤー)
  • FTB<最前面>

アップストリームとダウンストリームの違いは、入力映像の処理の早い段階(上流=アップストリーム)での処理か、トランジション処理のあとの段階(下流=ダウンストリーム)での処理かである。ATEM Miniにはダウンストリームキーヤーもあるため、合計2つのソースを重ねられる、ということ。

例:入力映像に、別のカメラ映像を重ね、さらに枠の画像を重ねる

各機能について

  • カラージェネレーター
    • COL1/COL2ボタンで呼び出せる、一色で埋める機能
  • アップストリームキー、ダウンストリームキー
    • 「キー」や「キーイング」はベースの映像の上に別の画像や映像を合成するために、色や輝度、アルファチャンネルを使って部分的に透明にすることを指す
    • 透明処理だけでなく、別の画像や映像をどの位置に、どの大きさで重ねるかを決める
    • ルマキー:輝度を使ってマスクする(アップ・ダウン両方)
      • フィルソースに重ねる映像を指定
      • キーソースに透明化する箇所を黒にした映像を指定(フィルソースと同じにすると、ルマキーである)
    • リニアキー:輝度を使ってマスクする(アップ・ダウン両方)
      • フィルソースに重ねる映像を指定
      • キーソースに透明化する箇所を黒にした映像を指定(フィルソースとは別にすると、リニアキーである)
      • 画面上ではルマキーとして表示されている
      • クリップにて、黒とする輝度のしきい値を指定
    • プリマルチプライキーとは、入力映像に含められたアルファチャンネルのようなキー信号をもとに透明化をほどこすこと
    • クロマキー:色を使ってマスクする(アップのみ)
      • フィルソースに重ねる映像を指定
      • クロマサンプルボタンで、透明にする色を取り込む
      • フォアグラウンドスライダー
      • バックグラウンドスライダー
    • パターンキー:?(アップのみ)
    • DVEキー:?(アップのみ)
    • キーイングの利用シーン
      • ピクチャーインピクチャー(P in P)
        • パレットにあるDVEのタブで変更
        • フィルソース:P in Pに表示したい映像ソース
        • マスク:必要な部分だけを抜く
        • サイズ・位置
        • 枠、ドロップシャドウ
      • 緑の背景を透明にするクロマキー
        • H/WのKeyボタンで行える
  • トランジション
    • トランジションスタイルのパラメーターを設定できる

スイッチャーページのメディアプレーヤーを使う

  • 背景透過の画像を重ねる
    • メディアプレーヤー
    • ダウンストリームキーに表示されるため、重ねての表示ができる
    • DSK1のOnAirによって表示・非表示を切り替える

スイッチャーページの出力を使う

  • ライブ配信の設定や録画の設定をする部分

2. メディアページ

メディアプレーヤーに出す画像ファイルを登録しておける。
ATEM本体に保存される

3. オーディオページ

(割愛)

4. カメラページ

カラーグレーディングができる(Black Magicのカメラのみ)(割愛)

5. マクロ機能

マクロは、ユーザーのボタン操作や設定変更を記録する。それを再現したり繰り返したりできる。別のマクロを呼び出す操作を記録することもできる。

  • メニューのマクロから、マクロウィンドウを開く

6. 設定変更

歯車アイコンを押すと、設定画面が表示される。ここでスイッチャーの一般的な設定を変更できる。

  • 一般設定
    • ビデオフォーマットの設定(1080p60など)
  • メディア
  • オーディオ
    • 音声の分割、ライン/マイク入力の設定など
  • マルチビュー
    • マルチビュー画面の内容を変更(入れ替え)できる
  • ソース
    • 入力・出力の名前やラベルを変更できる
    • 短いラベルは4文字までで、ボタンに表示される
  • リモート

メニューの出力から、HDMI出力するソースを選択できる。

7. スイッチャーの設定

ファイル保存

メニューのファイルから、別名で保存を選択すると、保存先を選択したのちに出力するデータを選択する画面が出る。すべて選択することもできる。
設定はXMLファイルとして保存される。

今の設定をデフォルトとする

メニューのファイルから、本体に設定を保存を選択する。保存した状態が起動時のデフォルト(スタート設定)となる。
スタート設定を購入時の状態に戻すには、メニューのファイルから、本体の設定をリセットを選択する。

参照

Blackmagic Design ATEM Mini の機能を開放しよう! – ATEM Software Control

ATEM Mini マニュアル

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