【SQLserver】テーブル圧縮手順

背景

長期間使っているシステムで、特定のトランザクションテーブルに対する読み込みの遅さや
テーブルのサイズの増加によって、ディスクを圧迫されるなどの課題が出てきた

原因

データの増加によるディスク読み込み量の増加

対策

テーブル圧縮を実施する

圧縮手順

1. テーブルサイズの確認

下記のクエリで圧縮前テーブルサイズを確認できる

SELECT 
    t.name AS 'テーブル名',
    SUM(p.rows) AS '行数',
    SUM(a.total_pages) * 8 / 1024 AS '割り当て領域(MB)',
    SUM(a.used_pages) * 8 / 1024 AS '使用済み領域(MB)',
    (SUM(a.total_pages) - SUM(a.used_pages)) * 8 / 1024 AS '未使用領域(MB)'
FROM 
    sys.tables t
JOIN 
    sys.indexes i ON t.object_id = i.object_id
JOIN 
    sys.partitions p ON i.object_id = p.object_id AND i.index_id = p.index_id
JOIN 
    sys.allocation_units a ON p.partition_id = a.container_id
WHERE
	t.name = 'テーブル名'
GROUP BY 
    t.name
ORDER BY 
    '未使用領域(MB)' DESC;

実行結果

2. ページ圧縮

下記のクエリでページ圧縮を実行する
（圧縮にはページレベルの圧縮と行レベルの圧縮があるが、一般的にページ圧縮のほうが圧縮率が高いらしい）

ALTER TABLE 
    [スキーマ名].[テーブル名] REBUILD PARTITION = ALL
WITH
    (DATA_COMPRESSION = PAGE)

3. 圧縮結果確認

テーブルサイズが圧縮されていることを確認する

ディスク上のサイズが75MBから46MBに圧縮されたため読み込み量が少なくなった