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Web Intelligenceでカレンダーツールから選択した日付の形式が不正に変換されてしまう

Last updated at Posted at 2024-01-04

SAP BusinessObjects Business Intelligence Platform 4.3 Support Package 01
(以下、BO4.3SP01と略)に関連する製品不具合の情報です。

BO4.3SP01上でWebIレポートを作成する際に、Web Intelligenceでカレンダーツールから選択した日付の形式が不正に変換され、値が正しく反映されない、という不具合事象が発生しました。
SAP公式サポートに問い合わせた結果、原因と対処方法が判明し、実際に不具合事象の解消に至りました。
SAPの公式ドキュメントは基本的に英語が多いので、当該SAP Noteの日本語訳を掲載させていただきます。
同様の事象が起こった場合の参考にしていただければ幸いです。


(SAP Note 原文リンク)

3215245 - The date value picked from Calendar is not working well in Web Intelligence when Preferred Viewing Locale is set to use browser and browser locale is Japanese.


3215245
:Web Intelligenceで、カレンダーツールから選択した日付の値が不正になる
(優先表示ロケールはブラウザのロケールを使用する設定、かつブラウザのロケールは日本語を設定)

※本ドキュメントのリリース日付:2022/06/20

現象
Web Intelligenceで、カレンダーツールから選択した日付の値が正しく反映されなくなります。優先表示ロケールはブラウザのロケールを使用する設定になっており、ブラウザのロケールは日本語です。
Web Intelligenceのクエリフィルタで、日付型オブジェクトを追加し、カレンダーツールから値を選択する場合の制御で、値の形式がYYYY/MM/DDのように正しく表示されず、MM/DD/YYYYとなってしまいます。
また、クエリパネルで再度クエリ定義を確認すると、渡された値が不正でおかしくなっています。

関連キーワード
BI Webi, BOE, wid, format, time, datetime, yyyy/m/d, m/d/yyyy, region

原因と前提条件

環境:
SAP BusinessObjects Business Intelligence Platform 4.3 Support Package 01
Web Intelligence

再現手順:
1. Webブラウザを開き、言語を日本語に変更して、Webブラウザを再起動します。
2. BIラウンチパッドにログオンし、[優先表示ロケール]が
 'ブラウザのロケールを使用' として設定されていることを確認します。
3. Web Intelligenceアプリケーションを起動し、新しいWebIレポートを作成します。
4. クエリパネルを開き、「結果オブジェクト」と「クエリフィルタ」の両方に
 日付項目のオブジェクトを追加します。
5. 「クエリフィルタ」にて、カレンダーツールから日付の値をピックアップします。
 例として、2022年6月7日をピックアップします。
6. 日本語ロケールでの表示方式である、 2022/6/7 (YYYY/MM/DD) の形式ではなく、
 6/7/2022 (MM/DD/YYYY) の形式で表示されることに注意してください。
7. クエリーを実行し、再度クエリーを編集します。
8. クエリフィルタの日付の値が、2006/7/20という不正な値になっていることを
 確認します。

原因:
本問題は、BI 4.3 SP01レベルの潜在的な不具合です。

解決方法1
BO4.3 SP02 Patch03以上のパッチを適用することで問題が解消されます。

解決方法2
パッチ適用ができない場合、BO4.3 SP01レベルのままでの回避策として、
  優先表示ロケールを手動で固定値 Japanese(日本語) に設定する
という方法も、問題解決のために有効です。

補足手順:
<優先表示ロケールの設定>
BI ラウンチパッドの基本設定で、以下の手順によりWeb Intelligence の優先表示ロケール言語を選択できます。

(1)BI ラウンチパッドのツールバーで [基本設定] をクリックし、
   [基本設定] ダイアログボックスを表示します。
(2)[基本設定] リストで [ロケールおよびタイムゾーン] をクリックし、
   使用可能なオプションを表示します。
(3)[優先表示ロケール] 一覧から優先表示ロケールを選択します。
(4)Web Intelligence をクリックし、Web Intelligence オプションを表示します。
(5)優先表示ロケールを使用してデータを書式設定する場合、
   [ドキュメントの表示] の[データの書式設定に現在の優先表示ロケールを使用]
   をクリックします。
(6)[保存して終了] をクリックします。

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