表領域とは?
表領域とはテーブルが格納されるファイルのことを言います。
テーブルとはデータを格納する場所です。
つまり、表領域とはデータが格納される場所ということになります。
表領域の種類
・永続表領域
表や索引などのオブジェクトを格納するための表領域。
一般的に「表領域」と呼ぶ際、永続表領域を指し示すことが多いらしい。
・UNDO表領域
UNDOデータ(ロールバック用のデータ)を格納するための領域。
トランザクションが実行されると、UNDOデータが生成され、UNDO表領域内のセグメントに格納される。
表や索引を格納はできない。
・一時表領域
一時的なデータ(ソート処理などの作業用データ)を格納する表領域。
一時表領域は一つ以上の一時ファイルで構成される。
表やデータを格納できない。
・SYSTEM表領域(永続表領域)
データディクショナリ(DBの管理情報)を格納する領域。データベース作成時に自動作成される。
必須の表領域で、常にオンラインの状態である必要がある。(破損した場合はインスタンスが異常終了するらしい)
・SYSAUX表領域(永続表領域
SYSTEM表領域の補助の役割を持つ。データベースの管理情報を格納するための領域。
必須の表領域。
表領域のブロックサイズについて
表領域を構成するデータファイルは標準ブロックサイズと非標準ブロックサイズに分類されるみたいなので
それらの違いを下記に示す。
・標準ブロックサイズの表領域
データベースのデフォルトのブロックサイズを使用する。
デフォルトの値はデータベース作成時に指定する。
表領域作成後は変更不可。
・非標準ブロックサイズの表領域
デフォルトのブロックサイズ以外のブロックサイズを使用する表領域
初期化パラメータの DB_nK_CACHE_SIZE(n=2,4,8,16,32)を設定する。
たとえば、32kバイトのブロックサイズで表領域を作成したい場合は、
DB_32K_CACHE_SIZEを設定し、32kバイトのブロックサイズ用のデータベースバッファキャッシュを構成する。