最近VimからSpacemacsに移行しました.
そこで,調べるのに苦労した設定や使い方を逆引きでまとめました.
今後も適宜更新していきます.
Spacemacsでvimキーバインド(evil)を使っている人を対象としています.SPC
を使うキーバインドについては,Emacsキーバインドの人はM-m
で読みかえてください.
キーバインドはC-c
のように表記します,SPC
はスペースキーを示します.
目次
設定ファイルの編集と更新
同梱されていないカラーテーマを使いたい
Vimキーバインドが使えなくなった
複数のプロジェクトを切りかえたい
メニューバー,ツールバーを表示したい
設定ファイルの編集と更新
SPC f e d
で設定ファイルが開きます(.spacemacs).
編集が終わったら,SPC f e R
で再起動することなく設定を更新できます.
同梱されていないカラーテーマを使いたい
themes-megapack layerを追加してインストールすることで,大抵のカラーテーマが使えるようになります.
Vimキーバインドが使えなくなった
C-z
でvim <-> emacsキーバインドが切りかわります.
うっかり押すことが多く,気付くまで一々再起動してました.
複数のプロジェクトを切りかえたい
同時に複数のタスク(プロジェクト)を平行して進める場合,一つのVimやEmacs上に全てのファイルを開くと,移動が面倒になります.
筆者がSpacemacsを使う前は,tmux上でウィンドウを切りかえて,複数のVimを起動させ,複数のプロジェクトを管理していました.
Spacemacsには,layoutという概念があり,一つのemacsインスタンス中で,プロジェクトごとに,ウィンドウの配置や,バッファを切りかえることができます.
SPC l
で,Layouts Transient StateというLayout管理モードに入ります.
ここで,l
を押してレイアウト名を入力することで,新しいレイアウトを作ることができます.
また,SPC l a
で,その時カーソルの置かれたバッファがレイアウトに追加されます.
レイアウトの切りかえは,レイアウトごとに割りふられる番号をSPC l 2
のように指定します.
その他のキーバインドも,SPC l ?
で説明が表示されます.
メニューバー,ツールバーを表示したい
何の設定もしていない素のEmacsでは,起動時にメニューバーやツールバーが表示されます.
SpacemacsではSpaceを起点にしたコマンドで操作が完結するためか,非表示になっていますが,あえて表示させることもできます.
SPC T m
でメニューバーが,SPC T t
でツールバーの表示を切りかえることができます.
SPC T
コマンドはUIに関する切りかえコマンドの集合になっており,他に画面の透明度を切りかえるコマンドなどがあります.