シナリオテストについて学んだ内容を記載します。
シナリオテストとは、ユースケーステストと同義として使われます。
ユースケーステストとは、ブラックボックステストの技法の1つで、
ユースケースシナリオを実行するテストケースのことです。
ユースケースシナリオには、そのシナリオの登場人物がいます。
これをアクターと呼びます。
ユースケース図に出てくる棒人間(スティックマン)のことですね。
とある人から聞きましたが、ここに心理を組み込んだストーリーテーリング手法というものが、
このシナリオテストには有効だそうです。
この「ストーリーテーリングってなんぞや?」て思われますよね?
詳細は以下のリンクに読みやすそうな記事があったので添付だけしてざっくりとだけ記載します。
https://digitalidentity.co.jp/blog/business/story-telling.html
ざっくりいうと、
【アクター(および現システムor業務)の現状】
【アクターの心理】【アクターの行動】
【アクターやシステムの結果、反応】
の4つの起承転結からなります。
これによって相手に伝わりやすく、共感しやすいシナリオとなるために、
その機能が本当にその人にとって要求しているものなのか、判断する材料になります。
結果、ユースケースがより洗練されたものになるそうです。
わたしはこれを【ユースケースマインドモデリング】と呼んでたりします。
人の要求の裏に隠された心理、Whyについて引き出すために具体的な小説シナリオを考えるわけですので。
これは小さな勉強会で実際に実験的にやってみたことがありますが、
実験前と実験後では、考えられるユースケースが結構違ってより洗練されたものになりました。
(ちなみにこの勉強会の時、同席させたエンジニアでない職種の方が、大学で心理学を専攻されてたからか、
このユースケースマインドモデリングのディスカッションは非常に盛り上がりました。)
さて、前置きが長くなりましたが、次の記事でシナリオテストに本題を戻します。